前回のブログで、ロンドンのヒースロー空港に到着するまでをお伝えしましたが、
「いったい、いつになったらロンドンの話になるねん!」
というお叱りの声がそろそろでるころですよね?
すみません、お待たせしました。
それではロンドン初日の模様をお伝えいたします。
と言いながら、このペースやと、
シャーガーカップの話はいつになる?
と思った方いるでしょ? もちろん今回のイギリス遠征は、シャーガーCが
メインなのですが、レースそのものよりもその前後の話題のほうが多いかもしれません。
そのあたりをご了承の上で楽しく読んでやってください。
さてさて、イギリス人の運転手さんとの会話を寝たフリでかわすという、
ジェントルマン・スピリッツのかけらもない祐一騎手&Gripでしたが、
無事にホテルに到着しました。(←当たり前ですけど)
アスコット事務局が用意してくれたのは、プチ・セレブな香りが漂う、
DUKES HOTEL (デュークスホテル)
こじんまりとした作りですが、なんともスンバラシィ~雰囲気。
『そりゃ、アフタヌーンティーも飲むわなぁ』と、薄っぺらな感想を
思い浮かべつつチェックイン。
フロントでは特に面白エピソードもないまま部屋に。
この日の夜は、JRAロンドン事務所の方と3人でサッカー観戦をする予定なので、
簡単に準備を済ませすぐフロントに集合です。
夕食はスタジアムで食べることにして、早速タクシーに乗り込みました。
知ってました?ロンドンのタクシーって、乗る前に車の外から行き先を告げて、
運転手さんが「OK!」言わないと乗れないらしいんです。
じゃあ、近いからって乗車拒否とかあるかと言うと無いそうですけど。
15分ほど走って、スタジアムに到着。
スタジアムの入り口付近には騎馬隊の警察官が。おぉ~まさにイギリス実感!
ユニフォーム姿のファンがいっぱいいたので、自分たちも影響されグッズショップへ。
この日行われたのは、地元でかつ名門チームのチェルシーVS中村俊輔選手が所属する、
スコットランドのチーム、セルティックの親善試合。
祐一騎手は迷わずチェルシーのユニフォームを選択。もちろん、Gripもそれに丸乗りです。
実は日本を出発する時に読んだ新聞には、この試合に中村俊輔選手は出場しない
という情報が載っていたので、罪悪感もまったく無いまま、
ガッチリ地元・チェルシーのブルーのユニフォームを購入。
祐一騎手は、「今日の試合には、ACミランにいたシェフチェンコがチェルシーに移籍後、
初めての出場をするかもしれないので・・・」とさすがサッカー通らしく熱く語ってくれるのですが、
海外サッカー事情にあまり詳しくなく、且つ空腹だったGripは、
そのなんやらチェンコよりも、レストランを探すことが先決でした。
スタジアムに隣接されているレストランは、いわゆるパブ風なお店で、
たくさんのカップルや家族連れでいっぱい。
各々のテーブルではみんな試合を前にしてサッカーの話題で盛り上がっているようです。
と言っても、ご存知のようにヒアリングがほとんどできないので確かではないのですが、
会話の端々に「なんとかチェンコ」って聞こえてきましたので間違いないでしょう(ホンマかいな)
食事を済ませいよいよスタジアムへ。
『よ~し、さっき買ったチェルシーブルーのユニフォームに着替えるぞ~』
と張り切っていた祐一騎手&Gripに、ロンドン事務所の職員さんがひとこと。
「席はセルティック側ですけど」
え~っ!そうなん?
じゃあ、このユニフォームを着るっちゅうことは、野球で言えば、
甲子園球場のライトスタンドでジャイアンツのユニフォーム
着てるのと同じなわけですかぁ?
そんなん絶対にアカンやん。
でも、職員さん曰く
「ぜんぜん大丈夫でしょう」
そっか・・・そうやんなぁ。いくらサッカーに対する思いが熱い国と言っても、
ここはジェントルマンの国・イギリスやん。例えセルティック側のスタンドに、
対戦チームのユニフォームを着た日本人がたった2人いたって、
「おっ、キミはチェルシーのファンなのかい? こりゃ最高だぜ!
お互いサッカーを愛するもの同士楽しもうじゃないか。今日は勝負だな。ハッハッハ~」
とかなんとかいう展開になるんやろうなあ。
でも、念のために着替えはスタンドの雰囲気を見てということで、
ゲートをくぐりスタンドへ。
試合前にもかかわらず、セルティックファンはすでに 総立ちで大合唱!
こりゃどう考えたって着替えられるわけあらへんがなと思いつつ、
ブルーのユニフォームが見えないように袋をイスの下に押し込んだ瞬間、
「ヘイ!」
後ろにいた外国人の方が話しかけてきているようです。
うわっ!ユニフォーム見られて何か言われるのかも?
でも、ここは大人しくしてたらナメられると思い、
振り返りながら思いっきり日本語で、
「なに?」
と聞き返すと、その外国人の方は、
「ナカム~ラ スッゴ~イネ」
どうやら僕たちが日本人に見えたので、セルティックで活躍中の
中村俊輔選手を称えてくれているようです。
「おぉどうもサンキュー!だから僕たちも日本から応援に来たんだよ~」
なんてことを片言で話すと、じゃあ一緒に応援しようと。
その瞬間から祐一騎手&Gripはセルティックサポーターに。
グランドに目をやると欠場予定とされていた中村俊輔選手が登場。
しかも先制点へつながる見事なコーナーキック。
やっぱり、こういう状況で見ると感動しますね。
日本から単身、この遠い国に来てトップレベルで勝負している、
中村俊輔選手カッコイイですよね。
親善試合とはいえ白熱した展開で両チーム引き分け。
余韻覚めやらぬうちに帰ろうと出口に向かうと、
スタンドとグランドの間や出口付近の階段にはたくさんの警備員や警官が。
横をすり抜けようとすると、何やら出てはいけないというジェスチャー。
5分、10分と経過し、これは混雑するのでエリアごと順番に
出させているのかと思いきや、どんどん時間が経っていく。
時計を見ると試合終了から30分も過ぎているじゃあ~りませんか。
どうやら、両チームのサポーターを一緒に出してしまうと、
スタジアムの外でモメ事が起こる可能性が大いにあるので、
まず、チェルシー側の観客を出して、しばらくしてからセルティック側の
観客を出しているようです。なるほどね!とは思ったけど、
試合終了から30分も40分も待たされている者はツライ!
このスタンドエリア以外の観客が全員出て、あぁ座席の色分けが
adidas のロゴになっとるわけね。
なんてことを考えられるような楽しい気分ではなく、
かなりの時間を待たされた後ようやく出ることができました。
なにもそこまでせんでも大人なんやから、サッカーのことでそんなに
モメへんやろ!と文句を言いながら、スタジアム前の通りを歩いていると、
ガッシャ~ン!
と、何かが割れる大きな音が。少し歩くと、スタジアムに隣接しているホテルの
ロビーにいる大勢のチェルシーファンと、前の通りを歩いているセルティックファンが
互いに大きな声で怒鳴りあいながらのケンカ。興奮した何人かが手に持っていた、
ドリンクのビンをホテルに向かって投げつけている。
それに応戦してホテル側からもビンが投げつけられ、
僕たちの目の前に飛んできて割れる・・・。
ほらぁ~こんなことするから、別々に退場させられるわけですよ。
待たされてイライラしたけど、こんな状況じゃある意味仕方ないなと。
熱くなるのはわかるけどスポーツは楽しく観戦したいですね。
そんなことを話しながら、帰り道にあったコンビニに。
祐一騎手が歯磨きセットを忘れたため買いにいきました。
でもこの時の買い物が、翌朝のオモシロエピソードに。
次回は、#4 ロンドン2日目 記者会見編をリポートいたします。
「いったい、いつになったらロンドンの話になるねん!」
というお叱りの声がそろそろでるころですよね?
すみません、お待たせしました。
それではロンドン初日の模様をお伝えいたします。
と言いながら、このペースやと、
シャーガーカップの話はいつになる?
と思った方いるでしょ? もちろん今回のイギリス遠征は、シャーガーCが
メインなのですが、レースそのものよりもその前後の話題のほうが多いかもしれません。
そのあたりをご了承の上で楽しく読んでやってください。
さてさて、イギリス人の運転手さんとの会話を寝たフリでかわすという、
ジェントルマン・スピリッツのかけらもない祐一騎手&Gripでしたが、
無事にホテルに到着しました。(←当たり前ですけど)
アスコット事務局が用意してくれたのは、プチ・セレブな香りが漂う、
DUKES HOTEL (デュークスホテル)
こじんまりとした作りですが、なんともスンバラシィ~雰囲気。
『そりゃ、アフタヌーンティーも飲むわなぁ』と、薄っぺらな感想を
思い浮かべつつチェックイン。
フロントでは特に面白エピソードもないまま部屋に。
この日の夜は、JRAロンドン事務所の方と3人でサッカー観戦をする予定なので、
簡単に準備を済ませすぐフロントに集合です。
夕食はスタジアムで食べることにして、早速タクシーに乗り込みました。
知ってました?ロンドンのタクシーって、乗る前に車の外から行き先を告げて、
運転手さんが「OK!」言わないと乗れないらしいんです。
じゃあ、近いからって乗車拒否とかあるかと言うと無いそうですけど。
15分ほど走って、スタジアムに到着。
スタジアムの入り口付近には騎馬隊の警察官が。おぉ~まさにイギリス実感!
ユニフォーム姿のファンがいっぱいいたので、自分たちも影響されグッズショップへ。
この日行われたのは、地元でかつ名門チームのチェルシーVS中村俊輔選手が所属する、
スコットランドのチーム、セルティックの親善試合。
祐一騎手は迷わずチェルシーのユニフォームを選択。もちろん、Gripもそれに丸乗りです。
実は日本を出発する時に読んだ新聞には、この試合に中村俊輔選手は出場しない
という情報が載っていたので、罪悪感もまったく無いまま、
ガッチリ地元・チェルシーのブルーのユニフォームを購入。
祐一騎手は、「今日の試合には、ACミランにいたシェフチェンコがチェルシーに移籍後、
初めての出場をするかもしれないので・・・」とさすがサッカー通らしく熱く語ってくれるのですが、
海外サッカー事情にあまり詳しくなく、且つ空腹だったGripは、
そのなんやらチェンコよりも、レストランを探すことが先決でした。
スタジアムに隣接されているレストランは、いわゆるパブ風なお店で、
たくさんのカップルや家族連れでいっぱい。
各々のテーブルではみんな試合を前にしてサッカーの話題で盛り上がっているようです。
と言っても、ご存知のようにヒアリングがほとんどできないので確かではないのですが、
会話の端々に「なんとかチェンコ」って聞こえてきましたので間違いないでしょう(ホンマかいな)
食事を済ませいよいよスタジアムへ。
『よ~し、さっき買ったチェルシーブルーのユニフォームに着替えるぞ~』
と張り切っていた祐一騎手&Gripに、ロンドン事務所の職員さんがひとこと。
「席はセルティック側ですけど」
え~っ!そうなん?
じゃあ、このユニフォームを着るっちゅうことは、野球で言えば、
甲子園球場のライトスタンドでジャイアンツのユニフォーム
着てるのと同じなわけですかぁ?
そんなん絶対にアカンやん。
でも、職員さん曰く
「ぜんぜん大丈夫でしょう」
そっか・・・そうやんなぁ。いくらサッカーに対する思いが熱い国と言っても、
ここはジェントルマンの国・イギリスやん。例えセルティック側のスタンドに、
対戦チームのユニフォームを着た日本人がたった2人いたって、
「おっ、キミはチェルシーのファンなのかい? こりゃ最高だぜ!
お互いサッカーを愛するもの同士楽しもうじゃないか。今日は勝負だな。ハッハッハ~」
とかなんとかいう展開になるんやろうなあ。
でも、念のために着替えはスタンドの雰囲気を見てということで、
ゲートをくぐりスタンドへ。
試合前にもかかわらず、セルティックファンはすでに 総立ちで大合唱!
こりゃどう考えたって着替えられるわけあらへんがなと思いつつ、
ブルーのユニフォームが見えないように袋をイスの下に押し込んだ瞬間、
「ヘイ!」
後ろにいた外国人の方が話しかけてきているようです。
うわっ!ユニフォーム見られて何か言われるのかも?
でも、ここは大人しくしてたらナメられると思い、
振り返りながら思いっきり日本語で、
「なに?」
と聞き返すと、その外国人の方は、
「ナカム~ラ スッゴ~イネ」
どうやら僕たちが日本人に見えたので、セルティックで活躍中の
中村俊輔選手を称えてくれているようです。
「おぉどうもサンキュー!だから僕たちも日本から応援に来たんだよ~」
なんてことを片言で話すと、じゃあ一緒に応援しようと。
その瞬間から祐一騎手&Gripはセルティックサポーターに。
グランドに目をやると欠場予定とされていた中村俊輔選手が登場。
しかも先制点へつながる見事なコーナーキック。
やっぱり、こういう状況で見ると感動しますね。
日本から単身、この遠い国に来てトップレベルで勝負している、
中村俊輔選手カッコイイですよね。
親善試合とはいえ白熱した展開で両チーム引き分け。
余韻覚めやらぬうちに帰ろうと出口に向かうと、
スタンドとグランドの間や出口付近の階段にはたくさんの警備員や警官が。
横をすり抜けようとすると、何やら出てはいけないというジェスチャー。
5分、10分と経過し、これは混雑するのでエリアごと順番に
出させているのかと思いきや、どんどん時間が経っていく。
時計を見ると試合終了から30分も過ぎているじゃあ~りませんか。
どうやら、両チームのサポーターを一緒に出してしまうと、
スタジアムの外でモメ事が起こる可能性が大いにあるので、
まず、チェルシー側の観客を出して、しばらくしてからセルティック側の
観客を出しているようです。なるほどね!とは思ったけど、
試合終了から30分も40分も待たされている者はツライ!
このスタンドエリア以外の観客が全員出て、あぁ座席の色分けが
adidas のロゴになっとるわけね。
なんてことを考えられるような楽しい気分ではなく、
かなりの時間を待たされた後ようやく出ることができました。
なにもそこまでせんでも大人なんやから、サッカーのことでそんなに
モメへんやろ!と文句を言いながら、スタジアム前の通りを歩いていると、
ガッシャ~ン!
と、何かが割れる大きな音が。少し歩くと、スタジアムに隣接しているホテルの
ロビーにいる大勢のチェルシーファンと、前の通りを歩いているセルティックファンが
互いに大きな声で怒鳴りあいながらのケンカ。興奮した何人かが手に持っていた、
ドリンクのビンをホテルに向かって投げつけている。
それに応戦してホテル側からもビンが投げつけられ、
僕たちの目の前に飛んできて割れる・・・。
ほらぁ~こんなことするから、別々に退場させられるわけですよ。
待たされてイライラしたけど、こんな状況じゃある意味仕方ないなと。
熱くなるのはわかるけどスポーツは楽しく観戦したいですね。
そんなことを話しながら、帰り道にあったコンビニに。
祐一騎手が歯磨きセットを忘れたため買いにいきました。
でもこの時の買い物が、翌朝のオモシロエピソードに。
次回は、#4 ロンドン2日目 記者会見編をリポートいたします。
街並みからタクシーから写っているもの全てがヨーロッパ、イギリスのオーラたっぷりで素敵ですね。Gripさんのセンスさすがです。これからもプレッシャーにならない程度に(笑)続編お待ちしています(^-^)。
退場制限を設けても、なお暴\動が起きてしまう…海外のサッカーファンの熱狂ぶりは報道などでも目にした事がありますが、すさまじいものがありますね。制限しなかったらもっとエライ事に…?巻き込まれなくてよかったです。
入場待ちで並ぶのって、あまり苦にならないもんですが、帰りに動けないのはこたえますよね。
私は数年前の夏の終わりに大阪南港にお笑いライブに出かけ、終演後の夜9時から11時過ぎまで、退場制限と駅の混雑の為、南港で身動きが取れず、クソ\暑いわ、足は痛いわ、最終電車はなくなるわでドエライ目にあった事を思い出しました。(ライブは凄く楽しかったんですけどね)
3月の大相撲春場所観戦に、今度はイギリスでサッカー観戦。なかなか出来る経験ではありませんよ~。中村俊輔選手のプレーも見られてよかったですね。