最近、悠さんが1人で絵本を読む。
「読む」と言うのは、絵本を見ている、というのではなく、声に出して読んでいるのだ。
一番上手なのが、「しろくまちゃんのホットケーキ」という絵本である。
しろくまちゃんが、ホットケーキを作る過程を絵にした本である。
一番の見せ場は、ホットケーキをフライパンに落とした後のホットケーキの焼けていく過程が描かれている2ページで、描写がなかなか的確で、ホットケーキのいい香りまで匂ってくるようである。(実際に悠さんは、くんくんと必ず匂いをかぐ)
ホットケーキを焼いたしろくまちゃんは、ともだちのこぐまちゃんを呼んで、2匹でそれぞれのお皿にてんこ盛りのホットケーキを食べる。
そして、こぐまちゃんがしろくまちゃんに言う台詞。
「おいしいね。これしろくまちゃんがつくったの?」
しろくまちゃんは、
「そうよ。おかあさんといっしょにつくったの」
で、食べ終わった2匹は、一緒に流しに立ち、お皿を洗う。
「いっぱい食べたね。おいしかったね」
悠さんは、絵本の言葉の大まかなところを覚えていて、自分でめくりながら声に出して読んでいる。
その様は、ほんとうにかわいい。
で、悠さん、ブラスチックのリングのおもちゃをおもちゃのお皿に盛って、キッチンに立っている私のところに持って来た。
「ママ、ホットケーキ」と。
で、私はしろくまちゃんのホットケーキの場面になぞらえ、
「おいしいね。これ、悠さんがつくったの?」
と言ってみたら、なんと悠さん、ものすごくうれしそうに、
「そうよ。おかあさんといっしょにつくったの。いっぱい食べたね。おいしかったね」
と、応えてくれるではないか。
なんとのりのいい息子。
あっ、いいや、もしかしたらこういうやりとりをしたかったのは悠さんの方で、ノリが良かったのは私か?
いつの間にかお兄ちゃんになった悠さんの受け答えを感じ、かなり感動しました。
悠さんが朗読する姿をYouTubeにアップしたので、是非みてください。
http://www.youtube.com/watch?v=cOwpt04q3lw&feature=related