GreeneryPark日記

-おとなし おっと@管理人の日々のつれづれ-

ワンピースの感想3

2012-12-10 | 映画とテレビ
ネタばれ有り。(ドラッグで反転)


・オマツリ男爵と秘密の島
アラバスタ後からウォーターセブンまでのどこか。カラクリよりも前の映画。
原作だとデービーバックの話に近いけど、もっと陰気な感じ。
絵が今までと異質なので、初っ端からONE PIECEと違う映画を観た気分に。
なんだろう、クレヨンしんちゃんと不気味な何かが半端に混ざった感じ。
それでも、前半は動きが悪くなかったし、背景やCGは綺麗だったので、
こういう映画もありかな~って感じだった。
問題は後半。

まず、麦わらの仲間たちが別人みたいだった。
特にナミとサンジが変。
ナミは一気に怒って殴って根は残さないタイプだと思ってたから、後々までウソップを避けることに違和感。
サンジは料理対決を仕掛けられたわけでもないのに、自分から対決に持ち込んでて違和感。
よほど食材で遊んでいるかヘタな料理人かじゃない限り、人の料理にけちをつけたり手を出したりしないと思う。
さらに、ロビンがいなくなったことで仲間を(ナミまで)責めてる。
ロビン、原作でも始終いなくなるのに、何をそんなにギスギスしてるんだ。
何かに操られておかしくなっているのかと思ったけど、そんな説明もなかった。
この映画スタッフ、ONEPIECEをちゃんと読んだことないんじゃないか? って気がした。

全体的に人物の掘り下げが浅いからか、
チョビヒゲ海賊団の人はまだしも、お茶の間海賊団はとってつけたような感じがした。
チョビヒゲの人と耳のいい女の子がいればいいだけだったんじゃ。
お茶の間海賊団が末っ子残して全滅していて、チョビヒゲの人に助けられてた、とかの方が、
ラスボスの悪事が際立つし、話がすっきりしたと思う。
お茶の間海賊団が話すたびにその場の流れが止まってしまう感じだった。
ボス戦時に悠長に会話すんな。

ラスボスの事情も理解はしたけど感情移入できず、
そうかといって、単に怒って突進するだけのルフィにも感情移入しきれず。
原作はルフィ一味のユニークな多彩な攻撃が売りなのに、
ルフィの攻撃がほぼ同じで単調なのはどうかと思う。
花への一撃はやはりルフィに決めて欲しかった。
お茶の間海賊団のお父さんとか大穴すぎる。

映画としてはそこそこまとまっているし、カメラワークなどが面白いんだけど、
ONEPIECEじゃない別の海賊映画を観た気分で最後までもやもや感が残った。
戦闘シーンが良かったら、もう少し爽快感あったかも。
レビューが賛否両論だったのは納得がいった。
何よりちょっとグロかった(特に花)ので、私の中では怪作。


それはそうと、ワンピースのオマツリ男爵の出だし10分ほどを観た母が、
「夏にテレビでやったやつに似てるね。見始めたけど30分くらいでやめてしまったやつ」
と言った。
鋭いな。 同じ監督だ。 絵柄違うのによくわかったな。
夏に見たのは「サマーウォーズ」。
CMの予告を観た時には母も楽しみにしていたんだけど、
話に出てくるネットサービスのことがよくわからないし、偏頭痛がするからと、
寝に行ってしまったのだった。
そして、翌日、あらすじをしゃべらされた。
オマツリの方は最後まで見ていたけど、
中盤に「まだ(ゾロとサンジが)喧嘩しているのか」と言った以外は感想がなかった。


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