GreeneryPark日記

-おとなし おっと@管理人の日々のつれづれ-

観劇『王女メディア』

2015-11-11 | 演劇鑑賞
『王女メディア』(幹の会+リリック公演)を観た。


○あらすじ
かつて、コルキスの王女メディアは、
夫イアソンのために魔法を使い人(自分の弟やイアソンのおじ)を殺した。
結果、メディアは民に恐れられてしまい、2人は国にはいられなくなってしまった。

コリントスへ流れてきたイアソンは、コリントスの王の娘と結婚することになった。
コリントス王の命により、メディアとその子供たちは国外追放されることに。
イアソンは「自分が家族を養おうと努力しての結婚なるのに、
お前が恨み言をいうばかりで王女を脅かすからこうなるのだ」と言う。
怒り狂ったメディアは一旦おとなしくなったようにみせかけて、
毒をしこんだ着物と冠をコリントスの王女に贈るのだった。


○感想
王女メディアが平幹二郎。
結構体のしっかりした男の人が女の役をやったら、周りから浮くのではと思っていたが、
劇に出てくる女性陣全員、男の人だった。(男役も当然男。)
衣装は女形みたいで、声は男そのままって感じだった。
最初は「え?」と思ったが、次第に気にならなくなった。
むしろ、周りの女性役たちに比べたら、
メディアは色っぽい美人なんじゃないかと思えてくる不思議。

メディアはかなり過激で手段を択ばない怖い人だけど、
最後、こんなひどいことになったのは、
今まで尽くしてきてくれた妻や子供たちを、
ひどい捨て方で捨てようとした夫が悪いと思った。
かつての所業のせいで故郷には戻れないのに、身一つでどこに追い出すんだよ。
イアソンには浮気する甲斐性なんて本来なかったんだ。

少し前に観ていた『Fate/stay night』(過去から英霊を召還して戦うアニメ)の
魔術師メディアはこの人だったのかと、
家に帰ってきてから気が付いて、アニメでの言動にやっと得心がいった。


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