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ゆーこりんの葡萄狩三昧

葡萄牙とかいてポルトガルとよみます。

フラれた夏とヴェルサイユ

2008-11-20 11:24:57 | ポルトガルの休日(Portugal_holiday)

オビドスに行くはずだったのに・・・
ジャパニーズガイ3人組みにドタキャンされました・・・
しかも寝坊・・・
わたしはふてくされて、
独りでケルースへ旅立ちました。
昨日買った新しい靴をおろして、
気分も行き先も変えて。
(絶対に靴ズレするのでリバテープも忘れずに)

ケルースにはケルース宮殿があります。
夏の別荘で、ポルトガルのヴェルサイユの異名を持ちます。
とはいえ、スペイン瓦と壁のピンクや黄色は愛らしく、ライトな印象です。
ガーデンがきちんと手入れされていて、好印象でした。
かくれんぼしたら楽しそうでした。
幾何学的な設計で、本当に計算されつくしている。
周りを取り囲む宮殿のいろいろな窓からの眺めを試してみました。
外に出てみて、噴水に導かれる感覚を楽しみました。
平日で他には誰もいなかったので、自邸の如く、存分にのんびりしてきました。
スケッチなんぞしたりして。

ところで玉座の間からの眺めは何故だか微妙。
庭の眺めより職務に集中するべしってことー?
それから鏡を多用している玉座を初めて見ました。
それに、なぜ床が白黒なの?
トランプの国の王様かっつーの。
それからこのお城の平面計画にはいろいろ、
bed roomの位置とか、違和感を感じる・・・
あとから用途を変えたのかもしれないなー。
お城といえどもありうるよね。別荘だし。
ま、平民にはわかりえぬコトということで。。

※鳥瞰写真(上)、玉座の間(左)、アズレージョの回廊(右)
 ちなみに、左ウィングの角っこあたりが例の玉座の間。
 素敵なティーサロンルームなど娯楽系は右ウィング。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

宮殿の周りには広大な公園が広がっていました。
そこで見つけた妙なモニュメント(?)

「これは何なの、電灯くん?」
「うーんとねーピカリとはこたえかねますねーそれよりも首がねー」

ほーそうやって使うんですかー。
ぐるぐるぐるぐるジョギングしているアスリート系のお兄さんがいました。
バレーボールコートとはまさかの展開。
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エデンの冒険

2008-11-05 03:03:39 | ポルトガルの休日(Portugal_holiday)


ボクたちは世界遺産の中で何にも追われることなく雨がやむのを待っていた。
by ハマちゃん


シントラは町全体が世界遺産。
詩人バイロンが「この世のエデン」と称えた。
リスボンから電車で40分。
少しだけ雨を心配しながら、
二日酔いの二人はのんびりと、
午後を回った頃に到着しました。

―シントラ王宮
金銀が光り輝くわけでもなく、広くて高い天井の部屋があるわけでもなく、
アズレージョと黄色のペイントと彫刻と小さな庭たちと迷路のような王宮。
ちょうどいい。
全体のプランが把握できなかったけど、
部屋の配置計画はどうやって行ったのでしょうか。
厨房のから伸びるふくらみのある2つの奇妙な煙突とは
衝撃のファーストコンタクトでした。
外観撮り忘れ。

―レガレイラ宮殿
思わずディズニーランドのようだ!と思ってしまったけれども
きっとディズニーランドのお城がココっぽいって表現が正しいのでしょう。
ところでここの庭はやばい。
ここの施主の道楽はやばい。
山に洞窟を掘ってしまったらしい。
出入りするポイントが幾つかあって、
各ポイントには
教会とかハリボテの城壁とか大きな井戸とか滝とか螺旋階段とか鍾乳洞とか、
もう怪しさ気持ち悪さ満点。
ハマちゃんとわたしはビビりながらためらいながら、
洞窟をひとつひとつ攻略していきました。
明かりとか、全然ありません。普通に危ない。
そしてシックスセンスが刺激される感じが、非日常的。
どうやらすべての洞窟は中で繋がってるみたい。
でも結局、すべてのステージを攻略することはできませんでした。
全クリには懐中電灯ってアイテムが必要のようです。

―ムーア人の城跡
―ペナ城
本日は時間切れ。

町を歩いてみました。
規模が小さいので、ちょっと散歩するとまた同じところにたどり着いてしまいます。
振り仰げば、山頂のムーア人の城跡がどこからでも見えます。
終に天気が崩れ
雨霧がムーア人の城跡を隠してしまうと
まさにラスボスの根城にふさわしい感じになりました。
その頃、カフェでのんびりとコカコーラを飲みながら
勇者はここぞと台詞を決めたのです。

※シントラ王宮からムーア人の城跡を望む
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