
Berenはリスボンの中心市街からバスで15分。
世界遺産のBerenの塔とジェロニモス修道院、
イタリア建築界の重鎮グレゴッティ作のベレン文化センター、
風に揺らぐヨットハーバーや、
鳩の代わりにカモメがわさわさいる緑の公園(※1)、
4月25日橋がきれいに望めるコンクリの岸辺、
魅力的なリバーサイド地区です。
そして学生の“ピクニック”エリアでもあります。
「今からBerenにピクニック行こうよ!」
とっても新鮮な出来事だったのです。
日本の若者に是非とも使ってみてほしい台詞です。
そんな、観光客から地元の大学生まで射程範囲の広いBerenですが、
なかでもジェロニモス修道院はひときわ素晴らしく、
レースのように繊細な彫刻が施された白亜の建築です。
その広大さはグーグルアースってみるとよくわかります。
なんて、そんな前置きは一切合切なかったことにして、
あのジェロニモス修道院をあくまで背景に、
大御所で贅沢に脇役を固めながら、
スターバックス2号店を大激写。
アメリカも日本も経営が落ち込んでいるらしいけれども、
ポルトガルではようやく進出したばかりのスターバックス。
控えめにそっとしかし抜け目なく好立地にオープンしたスターバックス。
意外とすでに馴染んでいるよ。
限定マグカップはBerenの塔が描かれていることもあって。
1号店よりは近いから利用させてもらおうかな。
とかなんとか偉そうに言いながら、
スタバには行かずにその隣の隣のパステル・デ・ナータの美味しいカフェへ。

ポルトガルはパステル・デ・ナータというスイーツがとても有名。
さらにこのお店は、そのこだわり店。
どんだけかと言わせてもらえば
ゆーこりん「パステル・デ・ナータ2個ちょうだい」
おやじ「うちにパステル・デ・ナータは置いてないけどパステル・デ・ベレンのことかね?」
ゆーこりん「そーだよそれだよ、それのこった」
わかってるくせにわざわざ訂正しやがった。
それにしても、どこよりも美味い。
名前ををいじりたくなる気持ちもわかります。
アズレージョの囲まれた素敵な店内でぺろりと平らげ、
それでも飽き足らずみんなにお土産を買って帰りました。


夜はスポルティングVSバルセロナの試合観戦。
バルセロナに3点も先制点を決められてスタジアムは一気にテンション落ち。
そんなところへミゲルの凛々しい立ち姿。
鋭く右のゴールを見据えています。
写真のフリーキックを皮切りに2点立て続けに入って一度だけわーっと沸き立つものの、
5分後にバルセロナがちょっと本気出して加点、そしてまた加点…。
一度も目の前で勝ってくれないスポルティング。
ところで、そろそろ手袋を買おうかな。
寒さはテブレ補正でも補えやしない。
※1
夜は白い粉が売られていたりします。