

むかしむかし、仲のよい姉妹がいました。
ふたりでいつも新しい遊びを考えていました。
ある晴れた日のことです。
ふたりは小さな小さな村を見つけました。
そうだ、ここでかくれんぼをしよう。
ふたりとも鬼だよ。
声をそろえて言うと、
ふたりからひとりに別れました。
ところが、お互いになかなか見つかりません。
ふたりが初めてお互いからはぐれてしまったことに気がつきました。
真っ白くて長い壁が、あんまりきらきらしていました。
ふたりにはそれが永遠のようにみえました。
そうだ、壁に自分が通ったしるしを付けよう。
ふたりを結び付けるかもしれない。
白いキャンバスに、線を引いてゆくことにしました。
ふたりの好きな色のペンキを持って、新しい遊びが始まりました。
こうしてオビドスが今のかたちとなったのです。
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なんてのは大嘘で、
正しい物語はこうです。
ローマ時代に海からの敵の侵入を防ぐために、砦が築かれたことにさかのぼります。
その後イスラム教徒に征服され、
1148年にアフォンソ・エンリケスによってムーア人の支配が終わると、
再建が行われました。
1282年、オビドスを訪れてすっかり魅了されてしまった王妃イザベルに、
ディニス王が町を“プレゼント”しました。
以後1834年まで代々王妃の直轄地となり、
今なお中世のままの姿をとどめています。
オビドスは、人口800人ほどの小さな町です。
「谷間の真珠」と呼ばれ、夏には色とりどりの花が軒先を彩ります。
by 地球の歩き方大先生

壁の事情にはお構いなく塗っちゃうよ。
でもね、青色の中はやっぱ黄色を垂らしちゃうよ。
ディテールに凝っちゃうよ。
ま、気まぐれだけどね!

青が想像以上に青々していた。
はげ具合を見ていると、世界地図に見えてくる・・・はず!

仲間はずれの色も時々見かけたよ。
カラーリングうっかり大胆にミスった感の建物もあったよ。

トンネルがちっちゃいの。

トンネルの素材がイレギュラーなの。

ツタ。
他に気になることは?

ツタ。
ツタ!!??

被写体:猫と猫ハンター。
撮影者:15分待ちぼうけ。

教会の裏っ側に干してあった洗濯物を撮っていたら、
持ち主が女優のように現れた。
ショッキングピンクのオーラでした。


メインストリート。

それはそれは小さな小さな。

町の周りをぐるりと城壁が囲みます。
1周15分くらいです。

城壁と民家の瓦の境目はこんな具合。
接合部がモリってなって煙突がニョキってなって壁1面節約でウハッ!てなって。

小さいけれど水道橋もありました。
えー、なんか模型みたい。
なんだろねこの違和感的スケールは。

お城に泊まれます。
一日女王さまが味わえます。
砂浜でも作れそうなTHEクッパ城である。
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