闘う男その1

厚生労働省指定の難病(原発性アミロイドーシス)と闘病中です。
雑談も含め、いろいろお話ししましょう。

春爛漫

2019年04月16日 11時09分01秒 | Weblog
昨日は暖かな一日となった。この陽気に誘われて近所を散歩した。いつものコースで遊行寺の境内に入った。そこはもう新緑の樹々で目に優しい光景があった。今年の銀杏は少しばかり若葉の時期が遅いようだ。








フランスの若者が「茶の本」を読んでいることに驚いた

2019年04月08日 21時29分04秒 | Weblog
今日は曇り空で且つ少しばかり雨が落ちるような天候であった。こういう時は何もすることがなく、パソコンに向かったり、テレビを見たりという一日となった。ただ、テレビ放映で「世界!ニッポンに行きたい人応援団SP」番組があり、数か国で日本語を習っている方を取材するという個所があり、その中でパリにあるジュンク堂書店の日本語の書籍で本を探している若者(フランス人)を取材していた。その若者が現在読んでいる本が「茶の本」・岡倉天心であることに驚きを感じた。私もだいぶ前になるが、この「茶の本」と「武士道」・新渡戸稲造は読んでおくべき本と思い読んだことはある。この二冊は日本人、特に若い方に読んでみてほしい本である。「茶の本」に書かれている文言の一節を是非紹介させてほしい。

西洋人は、日本が平和のおだやかな技芸に耽って(ふけって)いたとき、野蛮国とみなしていたものである。だが、日本が満州の戦場で大殺戮を犯しはじめて以来、文明国と呼んでいる。近ごろ「サムライの掟」・・・
わが兵士が勇躍して身命を捨てる「死の術」についての多くの論評を聞くけれども、茶道についてはほとんど注意が惹(ひ)かれていない。茶道こそ、わが「生の術」を大いに表しているのである。
もしもわが国が文明国となるために、身の毛もよだつ戦争の光栄に拠らなければならないとしたら、われわれは喜んで野蛮人でいよう。われわれの技芸と理想にふさわしい尊敬がはらわれる時まで喜んで待とう。