春分の日・彼岸の中日

春分の日である。ここ二・三週間前までは冷たい風が吹きなかなか厳しい寒さであったが、ここにきて少しばかり風邪の冷たさが緩んできた。
今日は朝から天気もよく、彼岸の中日であることから家内とふたりで墓参りに行くことにした。冬はどうしても墓参りの頻度が減るようだ。
菩提寺の長安寺（横須賀市久里浜にある）は彼岸ということもあり混み合っていた。どの墓も花がきれいに添えられており、線香の煙があちこちで立っていた。本堂からの読経が聞こえ、久々に墓参りの雰囲気に包まれた。
我が家の墓に眠る先祖のうち私の記憶にあるのは祖父母までであるが、この墓に眠る全て先祖にご挨拶のつもりで手を合わせた。

この寺の建立は鎌倉時代ということになっている。宗派は浄土宗である。
大正時代まではこの寺の側に家があったが、その後横須賀市の浦賀に移住したようだ。