自作のものに値段をつけて『商品』とするときに、
価格設定には、葛藤がありますよね。
わたしも、ずっとあれこれと考えてきました。
この「前掛け」の製作について考えてみると・・・
たとえば、ふちを2ラインたたかなければ、
もっと早く仕上げられるし、
角の処理もただ折り返すだけなら、手間が省ける。
ロックミシンを導入すれば、縫い代の後始末は楽。
布地も3分の1くらいの安いものにもできる。
内職で人に任せ、安価な工賃を払う・・・など
そうやって『質』を落として値段を下げても、
ぱっと見た感じに大差はつかない。
物を売って成功していく人たちは、
こういうコストカット、時間短縮が成功のカギになってる
といえるかもしれない。
こういうものが大量に作られて、
大量に安価で消費されているのが、今の社会。
そこに自分がはまるかどうか?
考えたときに、やっぱりそれは・・・
好花の「こだわり」にそぐわない。
やっぱり、長く使ってほしい。
お気に入りとして愛着を持って欲しい。
使い勝手がよくて、これにして良かったと思って欲しい。
2ラインたたく事で、
洗濯した後の形成しやすいし、
細い長い紐が、他の洗濯物に絡むことも無い。
ロックミシンは使わないので
ほつれもおこらない。
いい布地を使えば、綿が上質だから、布がよれない
色あせも、生地も長持ちする。
売れるかというと、 ほんとうちのものは、難しいと思う。
でも、もう少し、このこだわりを持って走ってみたいです
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