このはな日記

マスキングテープ専門店このはな店長日記。
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辻信一さん「ひとしずく」の成功

2008年06月29日 16時13分49秒 | Weblog
キャンドルナイトは、ほんとに着々と年々広がっている。
自治体や企業も「ライトダウン」という形で参加し、
その効果は、環境省「環のくらし」
http://www.wanokurashi.ne.jp/act/campaign/index.html
をみれば数字として実感できる

参加施設      7万1731
削減消費電力量  1,113,361.27 kWh


このキャンドルナイトを発案した辻信一さんは、
本気で、CO2削減、何とかしたいと考えたんだと思う。
そして、考えただけではなく
本気で実現させるには、どうしたらいいのかも
真剣に考えたんだと思う。

難しい理論や数字を並べて、
説明し、納得させられる学者さんや活動家はたくさんいると思う。
でも、伝えればみんなが即動くわけではない。
(ここに壁を感じる人は多いと思う。)

左脳的、論理的なことで人は動かない。
正論が人を動かすわけでもないようだ。

右脳に働きかけがあり、心が動かされて
人は動くんだということをつかんでいるんだなあ

そして、結果や成果はすぐには出ない。
コツコツたんたんと続けて
じわじわと表れてくるんだということも
キャンドルナイトから感じる。


今キムタク主演の「CHANGE」というドラマをやっているが
肥留間正明という人が下記のように批評している。

●東京新聞6月24日に掲載されたコラム
〈フジ「CHANGE」を見たが、ばかばかしさが先に立つ。(中略)この設定でドラマを作るとしたら、パロディーで見せるしかないだろう。(中略)総裁選の演説にしてもあの程度で圧勝してしまうとは〉

しかし、私はこのドラマ好きです。
この酷評に実は世の中を変えられない原因を感じる。
キムタク(朝倉総理)が繰り返す「ぼくは何も分からないから、小学5年生だと思って説明して欲しい」と。
難しい事、奥の深い事、難題を
どれだけわかりやすい言葉で伝える事が出来るのか?
それが社会のキーマンには必要な能力だと感じる。

本気で変えたい
本気で動かしたい

と思う人は、カンタンに誰にでも分かる言葉で話す「術」を持っていると思う。
それは「本質・真髄」を探るということでもあるから、
目先だけに端を発する行動であれば「心」を打たない。

本気の思いは、ほんわか、ほのぼの、単純な
「キャンドルの明かり」であっても、
着実に人の心をつかむ。

辻信一さん

今もっとも注目する「人」。