汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの詩 悲哀の連鎖

2010年03月17日 | 初期中期の詩
不遇に苦しめられる天使の哀歌は
空の果てへ広がる時間の中でたゆたっている
劣悪な境遇に喘ぐ少女の泣き声に
連日繰り返される悲しみの連鎖は
遠のいて行く雲に馳せた願いと同じ

怒号に怯える日々の中
ただ安らぎだけを追い求めていた妄念の静寂
悪霊からひたすら逃げ続けてきた追憶の儚さは
海辺に佇む悲哀の感情に溶けて行く

更なる不幸の予兆を感じて投げ出した
自身の影は、途絶える事の無い流動の中で
束の間の安らぎに変わる
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