goo blog サービス終了のお知らせ 

山の恵み里の恵み

キノコ・山菜・野草・野菜の採取記録

ジャガイモの利点・弱点

2008-12-17 16:27:20 | その他
 ジャガイモは故郷アンデス高地と同じような寒冷地・高地・山地・傾斜地・痩せ地・荒地に強い。栽培容易。生育期間が短い(平地なら3ヶ月、だから2期作も可能)。そしてなにより、収量が多い。ああこれが陸奥の国・出羽の国に普及していたらなあ!せっかくの「インカの恵み」をモッタイナイ!責任者は誰だ!出てこい!なんて下司っぽいことを言っちゃいけない。せめてこれからの「世界大飢饉」に備えて、暖地ではサツマイモ、寒地ではジャガイモ、種芋の備蓄だけはしっかりしておかなくちゃね。
 ジャガイモは栄養満点。これに乳製品(もしくは豆類)と野菜を添えれば、鬼に金棒。オランダ人を見なさい。ドイツ人ポーランド人フランス人カナダ人イギリス人を見なさい。セルビア人なんか、背まで高いじゃないか。ネパールヒマラヤのシェルパ族は、50年前ジャガイモを作って食べるようになってからは、死亡率激減、人口が3倍増したそうじゃないか。標高4000メートルにもおよぶアンデス高地で、なぜインカの末裔たちが生きながらえられたのか。ジャガイモのおかげじゃないか。(前記『ジャガイモのきた道』による)。
 これほどの素晴らしい食品=ジャガイモにも弱点がある。コメやムギ、トウモロコシなどの穀類とくらべて水分が多いため、①長期の保存がきかない、②重くて遠くへの輸送にはコストがかかり過ぎる。また元来高冷地の作物なため、③水はけの悪い低湿地では育ちにくい、④生育期間中は高温高湿度に弱い、⑤平地や暖地だと害虫やウイルス病におかされやすく、連作障害が出やすい。
 それでもなお、ジャガイモの魅力には抗しがたい。そのうちきっと、命を救われることになるだろう。我が家でも来年は更に栽培面積をふやして、来るべき日(飢饉)に備えなくっちゃ。上記③④⑤の弱点を補うために、種芋の植付けをできるだけ早く、遅くとも3月下旬までに済ませ、ウイルスを運ぶテントウムシや葉を食い荒らすアオムシ、地中で芋に穴を開けるセンチュウなどの害虫が活躍を始める前(6月上旬)に収穫できるようにしよう。
 確かに日本は恵まれている。ふだんは「米余り」でさえある。ところが水田稲作は自然災害に弱い。冷害・旱魃・病虫害・台風・大雨などなど。だからこそ、「救荒作物」としてのジャガイモの重要性を忘れてはいけない。さあみんな、山へ入ってジャガイモを作ろう。

最新の画像もっと見る