採取場所:長野市里島(さとじま)。 採取日時:2005年11月28日。 見分け方:暗いところに並ぶ瓶の中で栽培された「モヤシ」と違って、天然ものは全体が黄色~茶色で、触れば指にくっつくくらい傘の表面が粘っこい半面、茎はビロード状ですべすべしています。また傘の中心部が一段と濃い色になっていることと、茎の下部が黒いのが見分けのポイントです。同じように株立ちする小型のキノコはほかにも沢山ありますが、エノキは「雪ノ下」の別名もあるように、たいていのキノコが姿を消した冬、雪の舞う頃に見かけられるので、間違えることはあまりありません。
【英語名:Ⅴelvet-Shank(shank=すね】
木枯らしが吹き、初霜がおり、初雪が舞いだし、恵比寿講の花火が響くと、長野では「冬きのこ」のシーズンです。ヒラタケとエノキタケがその代表ですが、寒風を冒してまで山林に迷い込むような「酔狂人」は少ない上、特にエノキは知らないひとが多<、見つけ放題・採り放題で、嬉しい限りです。香り、歯ざわり、味とも絶品で、「こんなに旨いキノコはほかに無い」と思っています。株立ちするので一箇所で採れる量も多いし、季節柄虫にもやられていないし、良いことずくめです。味噌汁に仕立てれば、あの泥臭いナメコなんかメじゃないですわ、ほんと。
ところがこのキノコ、実は町なかにも畑の周りにも、とにかく何処にでもあるのですが、幸いなことに、ひとに採られる心配がほとんどありません。11月から5月にかけて、そのつもりで探せば結構見つかります。道端・公園・学校・寺社・大きなお屋敷など、植え込みの多いところほど良くみつかります。Mウエーブの周りでも結構幾株も採れましたよ。我が家の小さい庭でさえ、何回か採れたことは既に報告しましたっけ。雪が積る前は(水分補給がされる)建物の北側や水辺など湿り気があるところ、雪が降ってからは(融けた雪で水分が補給されるので)日当たりが良いところの、枯れ木や切り株の根元をじーっと見つめると、有るときは有るでしょう。ちょっと見ただけであきらめてはいけません。ここには必ずあるはず、という固い信念のもと、根元を蔽っている枯草や枯葉を取り除けてでも探し出す決意が必要です。
覚えたての頃は、雪のちらつく中、はるばる飯綱戸隠まで出かけたものですが、何のことはない、ごく身近にいくらでもあると知ってからは、冬になると毎朝わざわざ1時間もかけて歩いて、しかも毎回経路を少しずつ変え、柿や桑や胡桃の枯れ木を探しながら通勤したものです。それがまた、ヒット率が高くてねえ。楽しかったものです。それにくらべマイカー通勤族は...(以下略)
キノコの中の「お宝」と思っているので、薀蓄を傾けようとすればキリがありません。思いついたたびに順次語っていくことにしませう。
【英語名:Ⅴelvet-Shank(shank=すね】
木枯らしが吹き、初霜がおり、初雪が舞いだし、恵比寿講の花火が響くと、長野では「冬きのこ」のシーズンです。ヒラタケとエノキタケがその代表ですが、寒風を冒してまで山林に迷い込むような「酔狂人」は少ない上、特にエノキは知らないひとが多<、見つけ放題・採り放題で、嬉しい限りです。香り、歯ざわり、味とも絶品で、「こんなに旨いキノコはほかに無い」と思っています。株立ちするので一箇所で採れる量も多いし、季節柄虫にもやられていないし、良いことずくめです。味噌汁に仕立てれば、あの泥臭いナメコなんかメじゃないですわ、ほんと。
ところがこのキノコ、実は町なかにも畑の周りにも、とにかく何処にでもあるのですが、幸いなことに、ひとに採られる心配がほとんどありません。11月から5月にかけて、そのつもりで探せば結構見つかります。道端・公園・学校・寺社・大きなお屋敷など、植え込みの多いところほど良くみつかります。Mウエーブの周りでも結構幾株も採れましたよ。我が家の小さい庭でさえ、何回か採れたことは既に報告しましたっけ。雪が積る前は(水分補給がされる)建物の北側や水辺など湿り気があるところ、雪が降ってからは(融けた雪で水分が補給されるので)日当たりが良いところの、枯れ木や切り株の根元をじーっと見つめると、有るときは有るでしょう。ちょっと見ただけであきらめてはいけません。ここには必ずあるはず、という固い信念のもと、根元を蔽っている枯草や枯葉を取り除けてでも探し出す決意が必要です。
覚えたての頃は、雪のちらつく中、はるばる飯綱戸隠まで出かけたものですが、何のことはない、ごく身近にいくらでもあると知ってからは、冬になると毎朝わざわざ1時間もかけて歩いて、しかも毎回経路を少しずつ変え、柿や桑や胡桃の枯れ木を探しながら通勤したものです。それがまた、ヒット率が高くてねえ。楽しかったものです。それにくらべマイカー通勤族は...(以下略)
キノコの中の「お宝」と思っているので、薀蓄を傾けようとすればキリがありません。思いついたたびに順次語っていくことにしませう。