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遊々庵

懐手で、風に任せてゆっくり歩いてみたい。残された時間を大切に。

雪の記憶

2025-01-11 11:50:05 | 日記
1月10日(金)寒い朝、就寝時に暖房を切った寝室の温度は6度。庭の
雨水を溜めている水槽に、この冬初めて氷が張っている。今朝の大阪の
気温はちょうど零度だったというから、少し郊外のこの辺は氷点下だっ
たのだろう。
   

家を押しつぶし人の命も奪う豪雪地帯のすさまじい雪に比べたら、申し
訳ないような穏やかな気候だけど。

子供のころ暮らした紀州の山奥は標高400メートルぐらいの山村だっ
たためか、1年に数回はかなり雪が積もった。
家の前の山の斜面に孟宗竹の林があって、雪の重みで大きく曲がり、
重みに耐えかね時々ポ-ン、ポーンと折れる音が響いてくる。シンと静
まり返った雪に覆われた集落に木霊する音は、子供心にも深く沁みる響
きだった。
杉やヒノキの大木の枝に積もった雪が、ドドドと音を立てながら雪煙を
伴って落ちている。陽が射して暖かくなると、屋根に積もった雪が湯気
を立てながら溶け出し、翌朝になると軒先に長いつららが垂れ下がって
いる。
小学校に巡回映画が来て、近隣の人たちと30分ほど雪道を提灯の光を
頼りに歩いて、上映会場の講堂へ通ったことも。
子供のころの雪は、故郷の懐かしい思い出の中でも忘れられない。

11日(土)から3連休。別に予定はないけど、なんとなく心が弾む。
12日の日曜日は、月イチのお墓参りを予定。

あきれた暴言の数々

2025-01-10 11:02:13 | 日記
1月9日(木)寒いけど良く晴れている。正午の気温は6度。室内の
ガラス越しにそそぐ日差しは暖かいが、一歩外に出ると寒風が身を
刺す。最強の寒波はしばらく続くらしい。

アメリカのトランプが間もなく大統領に就任する。最近、突飛な発
言が相次ぎ、世界中を唖然とさせている。
発言1.グリーンランドはアメリカの安全保障上重要なのでアメリ
カに売り渡せ。
グリーンランドは世界最大の島で、現在デンマークの植民地。近年、
ロシアや中国が周辺で不穏な動きがあるとかで、トランプを刺激し
ている。だからと言って、他国の領土を売れとは何事か。アメリカ
ファーストも極まれり、だね。
発言2.パナマ運河をアメリカの管理下にしろ。
米国籍の艦船の通行料が高すぎるとして、こんな暴言が飛び出した。
高く感じるなら交渉して値下げを図るべきなのに、高いから短絡的
に運河の管理権を要求するとは、何様。
発言3、メキシコ湾を「アメリカ湾」と呼称を変更する。
反発したメキシコ大統領は、さっそく北米地域を「アメリカ・メヒ
カーナ」(メキシコのアメリカ)と呼ぶべきだ」と痛快な逆提案で
答えた。地図を示しながら17世紀から存在する呼び方で、かつて
のメキシコ憲法にも記されていたと説明している。
そういえば「日本海」という名称を変更しろ、と言った某国首脳も
あったなあ。
発言4.カナダはアメリカの51番目の州になるべきだ。
カナダから麻薬などの流入が続くので、それをなくすためにアメリ
カ合衆国にすれば、犯罪流入が防げる、と妄想しているようだ。
カナダのトルドー首相と会談した際「知事」と呼んだそうで、親し
みを込めたジョークにしてもひどい発言だ。

国家間の問題があれば、話し合い(交渉)で解決を図るのが、小学
生でもわかるルール。こんな大統領に4年間付き合わなければならな
い世界は、心底うんざりだ。
日本にも何を言ってくるか分からない。覚悟してかかれよ、石破さん。

今夜のメニューに「ニンジンしりしり」を作る、シリシリとは沖縄の
言葉で「千切り」のこと。レジピに干しブドウ(レーズン)を加える
と美味しい、とあったので早速採用。円やかな甘味が出てグーでした。


はは、便利だねえ

2025-01-09 11:20:32 | 日記
1月8日(水)よく晴れ、今日も晴天の一日になりそうだ。午前11
時半の尼崎の気温は7度だけど、庭の水槽はまだ氷は張っていない。

この歳になっても、恥ずかしいというか、躊躇することがある。
男のパンツ、これまでは買い物に行ったついでに、コープの衣類売
り場の下着コーナーで買い足していたが、もう出歩くこともままな
らなくなって、できなくなった。
娘に頼むこともできるが、なんとなく言いずらい。カミさんがおれ
ば「パンツが古くなってゴムの部分が緩んで不便でしょうがないの
で、新しく買ってきて。サイズはLL」と気軽に頼めるけど・・・
で、どうしたかと言うと、アマゾンがあるじゃない、と気が付いた。
「メンズパンツ」を検索すると色とりどりのブリーフ、ボクサー型
など豊富にある。さっそく3着1組のボクサー型(LL)を注文した
ら、翌日には届いた。はは、便利だねえ。

夕餉材料の買い物が行きづらくなったので、勤め帰りの娘に駅近
くのスーパーなどの立ち寄り翌日用の食材を買ってもらい、主夫
業再開することになった。
私のできる範囲の料理に限るが・・・今夜は前日仕入れた食材で
肉豆腐を調理する。

   📷📷📷📷📷  蔵出し写真  📷📷📷📷📷
        *1.17大震災から30年 忘れない*
     <神戸ハーバーの記憶②おわり>
















久しぶりの外出

2025-01-08 11:15:14 | Weblog
1月7日(火)雨が通り過ぎよく晴れた朝、寒いが気持ちが良い。

仕事始めで娘はいつものように7時40分に出勤、我が家にも「日常」
が帰ってきた。

昼食後に少し歩いてみようと家を出る。自宅周りの路地を杖ついて20
分ほど歩いた.
途中、空を見上げて小型カメラで送電線と青空、流れる雲を撮ったり、
お隣の庭できれいに咲いているサザンカを「盗撮」したり・・・
でも、年末年始の引き籠り暮らしが祟って、よろよろ、よたよた情け
ないほど足をはじめ体力が落ちていて愕然として帰宅した。

久しぶりの寒風の「外気」に当たり、気持ちはよかったが、こんなこ
とではいけない。明日からもう少し歩いて足腰を鍛えよう。

   <送電線を真下から見上げるのが好き>




   <流れる雲もいいな>


  <お隣の白いサザンカを「盗撮」>



キンピラ?ピンキラ?

2025-01-07 11:30:33 | 日記
1月6日(月)カラカラに乾ききった正月だったが、久しぶりに雨が降
った。庭木の葉にも水滴が光っている。雨は一時止んだが、昼過ぎから
やや強くなる。
寒い一日になったが、久しぶりに空気がしっぽり湿って、庭の木も草花
も喜んでいるだろう。
   <久ぶりの雨、葉っぱに水滴が光る>




早咲きのツバキも、数輪咲いた。薄いピンクの八重、毎年寒い1月にな
ると咲く。まだまだ遠い春だけど、「春」の気配を先取りしたようで、
何となくほっこり心が弾む。
  <早咲きのツバキ>


テレビの歌謡番組を観ていたら「恋の季節」がカバーで流れてきた。
「お、キンピラの唄やな」と言ったら、すかさず娘から「ピンキラ!
ピンキーとキラーズやんか。キンピラはゴボウのおかずや」と返さ
れた。年が改まっても、早とちりの癖は治らへんなあ。


浅田ワールドに魅了

2025-01-06 12:03:33 | 日記
1月5日(日)晴れ、良い天気が続く。正月休みは今日で終わるところ
も多いようだ。テレビのニュースは、故郷からのUターンでにぎわう駅
や空港の様子を伝えている。2025年の始動というところだろう。

新年早々、読み応えのある浅田次郎の大作「日輪の遺産」(講談社文庫)
を読み終える。帯に「これこそが、浅田次郎だ。号泣必至!敗戦後の日
本を守るために命を懸けた人々を描く、魂揺さぶる物語」とある。浅田
さんは「日輪の遺産」を若書き(初期)の作品と「文庫版あとがき」で
書いておられるが、最後まで浅田ワールドに魅了された。今年はまだ読
み残している浅田作品がたくさんある。今年は全作品を読みつくすほど
に、読書が進みそうな予感。
それと、昨年取り寄せたままのガルシア=マルケスの名作「百年の孤独」
にも挑戦するつもりだ。


かつてのTV人気時代劇「あばれん坊将軍」が正月番組で復活した。マツケ
ンサンバの松平健さん主演は変わらず、1時間半にわたる特別編。17年
ぶりの放送だとか。八代将軍徳川吉宗が主人公で、こっそり江戸城を抜
け出し、庶民と苦楽を共にする「ありえへん」ストーリーだが、結構面
白くよく観た。
松平健さんは17年の歳月流れは隠しようもなく、♬オレ~、オレ~、
マツケンサンバ~♬と唄い踊っているうち、すっかり老けた「吉宗」に
なっていたが。


2025年 初日記

2025-01-05 12:04:47 | 日記
2025年1月4日(土)曇り空、新年は穏やかな日が続いている。

正月を「食っちゃ寝、食っち寝」のグータラしていて、遅くなりまし
たが
   明けましておめでとうございます。
本年も駄文日記にお付き合いしていただくと嬉しい限りです。

ネットサーフィンしていたら、東京勤務時代によく遊び、ともに仕事
もした京都の友の日記にたどり着いた。
私と同年代なのに、ほとんど毎日書き、写真も精力的にアップ、昔と
変わらず元気に活動しているのを久しぶりに拝見、大いに刺激を受け
た。脚が悪いと、うじうじ自宅に引きこもっているわが身を恥じる。
その彼の日記に、1冊100円の文庫本が3分の一を占め、新入荷コ
ーナーがある古本専門店を紹介している。さすが学生の街・京都だ。
文庫本愛読者で、読み終えた文庫本がたまる一方。そのうち埋まって
しまいそうになっている者には、近くに処分できる古本屋があるのは
うらやましい。

ともあれ、元気に新年を迎えられたことを嬉しく思う。今年は外に出
るようにしよう。

年賀状「卒業」の添え書きして出してから」5年。でも今年も4通ほど
いただいた。
<冬至から2週間、日脚も少し長くなった。4日午後5時の西の空>


阪神淡路大震災から間もなく30年。恐ろしく時間がたつのが早かった。
瓦礫の中を避けながら走る他府県応援のバスに乗って、通勤した。
お風呂も入れない被災者だろうか、汗臭い人が多い車内で、殺気立つ罵
声も飛び交っていた。
三宮の電車の高架線路が復旧するまで、約半年間の車内風景を思う。
震災を知らなかい世代が半分以上になった、と言う。風化が進んでいる。

  📷📷📷📷📷  蔵出し写真  📷📷📷📷📷
        *1.17大震災から30年 忘れない*
     <神戸ハーバーの記憶①>


















良いお年を

2024-12-31 11:35:37 | 日記
12月30日(月)今朝もよく晴れて、朝陽がまぶしい。
今年も押し詰まって、新聞やテレビは2024年の回顧特集をし
ている。
正月早々の能登半島を見舞った大地震にはじまり、いろいろあり
ました。
でもあるブロガーさんが日記にご自身を振り返り「命があってよ
かったな。 そんな1年でした」と書いておられる.。
私も、この歳になってこれ以上何を望もうか、まずまず健康に恵
まれまさに「命があってよかったな」を素直に実感する1年だっ
たように思う。

この1年も好きな読書の楽しみましたが、歳を重ねて目が疲れるな
どでペースは落ち、昨年より1割ほど落ちました。
独断で選んだお薦め作品は、浅田次郎「母の待つ里」(新潮文庫)、
有川ひろ「旅猫リポート」(講談社文庫)、町田そのこ「コンビ
ニ兄弟」シリーズ(新潮文庫)、梶よう子「広重ぶるう」(新潮文
庫)、永井路子「炎環」(文春文庫)、山本甲七「ひかりの魔女」シ
リーズ(双葉文庫)。
      ***    ***
2024年の日記は今日で閉じさせていただきます。愚痴やボヤキにお
付き合いいただき、本当にありがとうございました。しばらくお休
みをいただき、新年のなるべく早く戻ってまいります。
新しい2025年も、変わらずお付き合いいただけると嬉しいです。
皆様、良いお年をお迎えください。

 📷📷📷📷📷  蔵出し写真  📷📷📷📷📷
       < 美しい日本  愛する神戸>
    *ハーバーランド点描③

















故郷は遠のくばかり

2024-12-30 11:30:26 | 日記
12月29日(土)今朝もよく晴れている。寒いけど、日本海側や北海
道の豪雪地帯に比べたら恵まれた日々だ。

今年もあと2日、テレビは朝から帰省ラッシュのニュースばかり。
故郷へ、民族大移動のように伝え、駅や空港に迎えに来たジジババに飛
びつく孫たちに頬刷りするほほえましいシーンも、見飽きるほどだ。
故郷の紀州にもう30年以上も帰っていない身には、うらやましく思う
一方肩身が狭い思いもしている。
社会人になって現在の地に居を構えた当初は帰郷していたが、40代に
母と長兄の葬式で帰って以来、帰郷に足を踏み入れていない。
小さな川の向こうに杉林が覆いかぶさるように迫る狭い数戸の集落に、
連れ合いに先立たれた兄嫁が住んでいる。両親、長兄や先祖の墓も間
近にある。
長女は「帰るなら車を出すよ」と言ってくれたが、今さら不義理を詫び
に帰るのも時間がたち過ぎている。
故郷は遠のくばかり。
直接、墓前にまで行って手を合わせなくとも、「亡くなった人には、思
い出してもらえることが、一番の供養になる」と言う言葉に甘えて、こ
ちらで供養の真似事をさせてもらおう。

 📷📷📷📷📷  蔵出し写真  📷📷📷📷📷
       < 美しい日本  愛する神戸>
    *ハーバーランド点描②
















昭和の名演歌

2024-12-29 11:26:37 | 日記
12月28日(土)今朝も快晴、正午の気温は8度、風は強くは
ないが冷たい。

ちょっと外に出ると、青空にぽっかり浮かんだ白い雲。どうってこ
とない雲だけど、
   「ほら、見な、あんな雲になりてえんだよ」
というフーテンの寅さんの言葉を添えると、意味あるように見えま
せんか。


あわただしい年の瀬の仕事の合間、流れる雲を見て一息ついた方も
いることでしょう。

午後は、寒いからこたつから出ずに、テレビを観るとはなしに観な
がら、時々本を読み・・・グータラな一日を過ごした。
NHKBSの「演歌フェス2024」と言う長時間の歌番組があった。
昭和時代の演歌名曲を歌った歌手がたくさん出ていて、懐かしい歌
を堪能した。
声量が落ちて以前のような豊かな声が出なくなった歌手もいて、少
し寂しかったが、さすが一世を風靡した歌手たちだ。長良川艶歌
(五木ひろし)、さざんかの宿(大川栄策)、夜桜お七(坂本冬美)
雪椿(小林幸子)ら豪華歌手たちが二時間半にわたって持ち歌を披
露した。最近では、昭和の名曲も若い歌手のカバーで聴くことが多
くなったが、やはり本物度が違うね。
年末の紅白歌合戦は、若い人たちが主流になり、演歌歌手たちの
影が薄くなったので、その罪滅ぼしの意味で、こんな番組を作った
のだろうか、と勘繰りながら楽しんだ。