深海の青い月

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地獄少女 二籠第十話「曽根アンナの濡れた休日」&ドラマ第六話「約束の赤い糸」

2006年12月10日 17時28分56秒 | 地獄少女
今回のアニメは前回の予告編からもギャグ臭がプンプンしていたけれど、その予感的中。ここ何話かずっと重い話が続いていたので、時折お遊びが効いた話がくると何か安心。


今回メインに描かれるのは映画監督志望のネゴロテツロウ。この男、電車で絡まれているところを女性に助けてもらったり、映画製作のための資金を倍にしようと競馬で全額すったりする“典型的なダメ男”。そんな彼に女性はあいそをつかしてしまうものの、捨てられた子犬のような魅力があるからか皆戻ってきてしまう(ある意味一番タチが悪い)。そして骨女もそんな彼に主演女優として一目ぼれされてしまい、気づいたらテツロウを取り巻く女性の一人として女三人仲良くなってしまう。その三人がテツロウに惚れてしまった映画学校の女の子を説得→敗北して帰還のシーンは地獄少女には珍しいお笑いシーンな気も。


そんなある日テツロウは骨女を含めた女三人を温泉旅行に誘う。女三人を乗せ高速道路をとばすRV車。こんな貧乏人の事だからレンタカーだろうけど、案の定駐車に失敗して車をこすってしまう。さらにとあるサービスエリアで買ったコーヒーを近くにいた男性にかけてしまう(しかもこっそり逃げる←最低だ)。


そして地獄流しは突然訪れる。テツロウ自身は「女に流されるなら本望さ」と骨女に言うものの、実は依頼人は車をこすられ、コーヒーをかけられた男性。携帯からも地獄通信にはアクセスできるらしい。


今回の地獄流しは対象が映画監督だからか、凝っていて楽しかった。まずテツロウは劇場で自分が地獄に流されるまでの下りを上映される。ここでまずニヤりとさせられるのが冒頭の、二重丸に『ぢ』の字が入った「地獄映像」というロゴマーク。多分大映のロゴのパロディじゃないかと思う。


その後あいの粋なはからい(?)によって、テツロウは自身で演出を許可される。そしてタワーリング・インフェルノ風、タイタニック風、ミュージカル風のシーンで責苦(?)に遭う。そして最後にあいの決め台詞が控えているわけだけど、今回は非常に凝っていて、白黒のサイレントムービー風の映像が挿入される。サイレントだから音は当然映写機のフィルムを回す音だけなわけで、セリフは字幕表示。フィルムのくたびれっぷりもリアルで非常に楽しい演出だった。


ところで今回の依頼人、豊田八六(なんて名前だ)は冒頭とラストに少し姿を見せるだけで、セリフもわずか。顔も帽子を深くかぶっていたから素顔もまったく不明。スピルバーグの「激突!」へのオマージュだったのかしら。


今回のポイント
①一年前のシャレに触れられ顔を赤らめ照れるあい。危うく心動かされるところでした
②ゲスト出演の千葉繁氏の怪演。おなじみの(?)シャウトも少し披露
③お嬢達が現世からむこうの世界に戻る描写が!。むしろ地下の秘密基地に潜る描写にも見えたというのは内緒。


続いてドラマ版を鑑賞。今回は気弱な女の子(依頼人)と、昔の恩をいいことにやたら「トモダチ」という言葉を持ち出してくる女友達、というよくあるパターン。そして高校が舞台ということで、三藁は一目連→通行人、骨女→テニスのコーチ、輪入道→掃除のおじさんという変装っぷり。


そして今回はなかなかのどんでん返しで、その女友達は依頼人が生み出したもう一つの人格だったというオチ。つまり「自分で自分を地獄流しにする」事になってしまうけれど、あいのはからいによって、もう一つの人格だけを地獄流しにすることになる。骨女はその裁定に対して「ハッピーエンドじゃないか」と不満をたれるものの、現実もう一人の人格が起こした事件を自分でケリつける事になるんだから、ハッピーエンドかアンハッピーエンドか難しい所。そういえば今回は柴田父娘の出番は皆無だった(次回は出るみたいだけど)。


しかし顔を赤らめるお嬢かわいかったなぁ!



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