深海の青い月

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地獄少女 二籠第二十二話「憧憬」

2007年03月13日 13時43分40秒 | 地獄少女
今回は十四話に登場したタクマ少年が再登場。


その十四話がいかにもバッドエンド調だったわけで、案の定周囲の人々から親殺しの目を向けられる日々。


そんなある日不思議な不良少女セリと出会う。モール内で単車を飛ばすわ、バス停に落書きするわ自由奔放でオトナな雰囲気を持つセリに対してたしなめたりするものの(どっちが大人なのやら)、そんなセリに対してタクマは憧れの気持ちを抱く。


セリはタクマに対して町を一緒に出ようと持ちかける。セリは元々この町の生まれだったが、ニュータウン開発の際に家を失い(といっても親が売却したのだけど)この土地に対してなんら未練は残していなかった。タクマの近所に住む開発会社社長を脅迫し、資金もじきに手に入ると言う。タクマは過去の地獄少女の一件もあるので、必死にセリを止める。セリもそのタクマの純粋さに心動かされそうになるものの、結局旅立つことを選択する。


そして社長宅で札束の入った封筒を受け取った直後轟音が鳴り響く。タクマが駆けつけるとそこには倒れたスクーターと、無数に散らばる偽の札束・・・。


今回藁をひいたのは開発会社社長夫人。彼女の立場からすると家庭をメチャクチャにされたのだから、怨んで当然なんだけど、どちらにせよ復讐は復讐を生むだけという点が強く感じられる話だった。


個人的にはマコトの年上女性に対する憧れの気持ちとかがうまく表現されててよかったと思う(すみません、私シスコンなんで)。それが一層悲劇色を強めていたよう感じた。


なお次回もマコト関連の物語で、どうやら最終話まで引っ張る模様。彼には幸せになってほしいけど・・・無理かなぁ。


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