農林水産省の隠す“第二の事故米”、「カドミウム米」の存在が明らかになった。これは国内で生産された米の中で、カドミウムが検出される地域の米を生産者保障で買い取るものである。買い取ることは悪くはないと思うが、問題はすべてを焼却処分などしてしまうのでなく、食品衛生法で決められているカドミウム0.4ppm以下の米は、加工した上で工業用糊として売り渡していたということである。実際、メタミドフォス米が騒がれた時、農林水産省は大慌てで、販売先に立ち入り調査を行ったようである。しかし、この米をめぐっては、検査そのものを天下り団体に投げて、自主検査をやめており、その団体も民間企業に丸投げ。そしてそこでも数量チェックは運送会社の運転手による申告というまったくずさんなものだった。これでは、食品ルートに入っても誰もわからず、防げない?さらにこの「加工を行う会社」は食品メーカーだそうである(危ない!)。その米もすぐに加工されるのではなく、注文があって始めて加工、この管理どこでやっているの?それまで保管は地元の農協。皆さんの口にするお米の管理・保管場所に「カドミウム米」も保管されてます。いくらなんでもこれでは!食の安全を守る監督官庁がこれでは?