ノーマライゼーション

ノーマライゼーション

normalization
障害者に，すべての人がもつ通常の生活を送る権利を可能な限り保障することを目標に社会福祉をすすめること。デンマークの知的障害者福祉の取り組みから生まれた理念で，バンク=ミケルセンが提唱。
等生化
等しく生きる社会の実現

障害のある人も，一般社会で等しく普通に生活できるようにすること

normalize
normalizes | normalizing | normalized 

標準化する、正常化する、常態にする、正規化する
The territorial issue should be solved before bilateral relations can be normalized. 両国の関係正常化の前に領土問題が解決されなければならない。

「ノーマライゼーション」は，これまでの福祉が，障害者を一般社会から引き離して，特別扱いする方向に進みがちであったのに対して，すべての人が，同じ人として普通に生活を送る機会を与えられるべきであるという，新しい福祉の考え方を提唱する語である。

この考え方に基づいて，実際に福祉環境をきめ細かく整備していこうとする場合は，「福祉環境作り」と言い換えることも有効である。
障害者だけでなく，高齢者などを含める場合もあるので，説明を付与する場合は，文脈に応じて工夫する必要がある。

その他の言い換え語例
共生化　福祉環境作り

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　一般的には、障害者や高齢者など社会的に不利を受けやすい人々が、社会の中で他の人々と同じように生活し、活動することが社会の本来あるべき姿であるという考え方をいう。

　発端は1950年代、デンマークの知的障害者の親の会が、巨大な知的障害者の施設(コロニー)の中で多くの人権侵害が行われていることを知り、この状況を改善しようという運動からスタートした。

　日本の障害者福祉の歴史をさかのぼっても、障害者は健常者と区別され福祉施策も施設入所を中心とされていた。

　障害者であろうと健常者であろうと、同じ条件で生活を送ることができる成熟した社会に改善していこうという営みのすべてをノーマライゼーションといい、障害者が障害がありながらも、普通の市民と同じ生活ができるような環境づくりこそがノーマライゼーションの目的である。