関西ミドル 雑記帳
不動産賃貸業 元ゼネコン勤務
 



欧州自由貿易連合(EFTA) 1958年の欧州経済共同体(EEC)の発足に伴い、EECの枠外にあった欧州7か国(英、オーストリア、デンマーク、ノールウェー、ポルトガル、スウェーデン、スイス)は欧州自由貿易連合を設立。
現在のEFTA加盟国は、スイス、ノールウェー、アイスランド、リヒテンシュタイン。なお、スイスのみEEAに不参加。

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エンカルタ百科事典

European Free Trade Associationの略称。ヨーロッパ経済共同体(EEC:→ EU)の設立に対抗して、1960年に発足した自由貿易連合。当初の加盟国はオーストリア、デンマーク、イギリス、ノルウェー、ポルトガル、スウェーデン、スイスの7カ国。フィンランドは61年に準加盟、86年に正式加盟した。アイスランドは70年、リヒテンシュタインは91年に加盟。

EFTAの最終的な目的は、EECをふくむ西ヨーロッパ全域で貿易障壁をなくし、より密接な経済協力を促進することだった。1967年1月までにEFTAは農産物をのぞくすべての製品に対する域内関税を撤廃した。また、海産物の貿易も90年に自由化した。EFTA諸国はそれぞれ独自にヨーロッパ共同体(EC:→ EU)との貿易と関税に関する条約を締結し、92年にはEFTAとECは、ヨーロッパ経済地域(EEA)とよばれる拡大自由貿易市場の設立協定に調印した。EEAは94年1月1日に発足したが、スイスは国民投票で参加を拒否、リヒテンシュタインはスイスとの関税同盟の調整終了後の95年1月に参加、現在EEAはEU25カ国、EFTA3カ国から構成されている。

EEAによって、参加国間の貿易障壁は除去され、EFTA加盟国は、教育、研究開発、環境保全、社会政策、企業法その他の分野でも、EUのプログラムに参加している。ただし、EUの共通農業政策(CAP)、共通漁業政策はEEA協定から除去されている。また、自由貿易連合は域内関税は撤廃するが、域外関税は各国それぞれであるという性格をもつものであり、したがって、EUの対外共通関税はEFTAには適用されない。

EC(EU)参加のため1972年にイギリス、デンマーク、86年にポルトガルがEFTAを脱退、さらに94年にEU参加のためにオーストリア、フィンランド、スウェーデンが脱退した。2004年現在の加盟国はノルウェー、リヒテンシュタイン、アイスランド、スイスの4カ国である。




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