goo blog サービス終了のお知らせ 
関西ミドル 雑記帳
不動産賃貸業 元ゼネコン勤務
 




株式の取引で、証券会社を通じて同一銘柄を一度に大量に相対取引で売却または購入する取引のこと。
「ブロックトレード」「ブロックトレーディング」とも呼ばれます。大口投資家が市場への影響を抑えるために利用することが多く、主に立会外取引で行われます。

立会(個別競争売買)によらずに、同一価格により、同一限月又は同一オプション銘柄において同一数量の売注文及び買注文の売買取引を成立させる取引です。
ブロック取引では、同一取引参加者の他、異なる取引参加者間で取引を成立させることが可能です。

ブロック取引のメリット
 1.マーケットインパクトの回避
・ 市場(立会)で大口の取引を行う場合、当該注文により価格が大幅に変動する可能性がありますが、ブロック取引は個別競争売買によらずに、申出価格によって取引を成立させることができるため、マーケットへのインパクトを回避することができます。

 2.効率的な取引が可能
・ 市場(立会)で複数枚数の取引を行う場合、それぞれ異なる価格で約定する可能性がありますが、ブロック取引は申出価格(一本値)によって全量を成立させることができるため、より効率的なリスクヘッジ及び現物の手当て(現物先物取引に限る。)が可能となります。
 ・ ブロック取引を利用することで、より効率かつ容易なロールオーバーが可能となります。

ロールオーバーとは、建玉を維持するために限月の近い建玉を手仕舞い、限月の遠い建玉を新たに建てる取引のこと。

建玉(たてぎょく)
とは、信用取引や先物取引、オプション取引、FXなどにおいて、取引約定後に反対売買されないまま残っている未決済分を指します。
略して「玉(ぎょく)」とも呼ばれ、買い付けとなっている建玉を買い建玉、売り付けとなっているものを売り建玉といいます。建玉の総数は相場動向によって増減し、売買高や人気を計る目安のひとつとなっています。


コメント ( 3 ) | Trackback ( 0 )



« 太平洋抑止イ... 清水 千弘 »
 
コメント
 
 
 
Unknown (Unknown)
2021-04-01 21:29:06
アルケゴス・キャピタル・マネジメントという運用会社が、担保の追加請求(追い証)に応じられず、取引銀行が担保株の強制売却に踏み切った。これにより、一部の国際的な金融機関に多額の損が出た。株式市場の動揺は一時的だったが、この事案や市場への影響をどうみるか
 
 
 
Unknown (Unknown)
2021-04-01 21:37:48
アルケゴス・キャピタルはファミリー・オフィスで、個人の富裕層の運用をしている会社である。
当局のマクロ・プルーデンス政策(金融システム全体の安定性確保の政策)の抜け穴になっていた可能性がある。
個人の取引が金融システムを揺るがす可能性は低いと考えられていたため、規制の対象になっていなかった。
ところが、今の上昇相場の中で、レバレッジを効かせていたことで運用資産が巨額になっていた可能性がある。


ヘッジファンドは、SEC(米証券取引委員会)に登録する義務があり、保有資産、銀行との関係等を開示する必要がある。

アルケゴスの運用者である韓国人ビル・フアンは、ヘッジファンドのタイガー・アジア・マネジメントで運用をしていたときに、インサイダー取引の問題を起こしていた。
証券会社はそれなりに警戒して審査はしていたはずで、一部の証券会社は、流動性のある上場株を担保に取っており、担保株式の価格の下落が小さい局面でポジションを解消したのなら、損失が小さくて済んだ可能性もある。
今般のブロック取引の対象銘柄も短期的な下落後に株価は回復しました。ブロック取引の背景がファンドによる強制的なポジション解消であるならば、買いたかった人にとってはむしろ買いチャンスととらえることもできたわけです。
 
 
 
Unknown (Unknown)
2021-04-01 21:39:30
アルケゴスとの取引を巡っては、MUFG傘下の三菱UFJ証券ホールディングスが約300億円の損失を計上するほか、野村ホールディングスでは2200億円規模の損失計上の可能性があることが分かっており、日本の金融機関へも影響が広がっている。
 
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。