GHS
Globally Harmonized System of Classification and Labelling of Chemicals
化学品の分類および表示に関する世界調和システム
環境省
世界的に統一されたルールに従って、化学品を危険有害性の種類と程度により分類し、その情報が一目でわかるよう、ラベルで表示したり、安全データシートを提供したりするシステムのことです。
2003年に国連から発出されており、2008年中(アジア太平洋諸国は2006年中)を目標に、国際的に導入を進めています。
2003年7月、国際連合からGHSという化学品の分類および表示に関する世界調和システムについての勧告がなされました。
GHSとは、世界的に統一されたルールに従って化学品を危険有害性(ハザード)ごとに分類し、その情報を一目で分かるようなラベルの表示や安全データシートで提供するというものです。
日本を含め各国は、国連勧告を受けて、今後、化学品の分類や表示を適切に行っていくよう努力することが求められています。
GHSで分類・表示される危険有害性としては、爆発性や引火性、急性毒性、発がん性、水生環境有害性などがあり、それぞれに危険有害性の程度に応じたシンボルマーク(絵表示)と、『危険』または『警告』という注意喚起のための表示(注意喚起語)などが決められています。
例えば、急性毒性4の場合、一定以上の毒性を持つものは、その毒性の程度に応じて、区分1~区分5に分類され、それぞれについて以下のようなシンボルマークや注意喚起語などがラベル表示されることとなります