メゾネット

メゾネット
maisonette
 
 1層の住戸であるフラット（flat）に対して、2層以上で1住戸を構成するマンションをメゾネット（複層住戸）形式という。

2階建ての一戸建てのように室内に上下階へ行く階段がある。
玄関のあるフロアにはLDK、上や下のフロアに寝室を配置するなど、パブリック空間とプライベート空間を明確に分けることができる。
またリビングの上を吹き抜けにするなど、立体的な空間構成や、一戸建てにより近い間取りも可能。

 人気のメゾネット（maisonette）とは、フランス語で「小さな家」という意味で、上下２層を一戸の住宅として占有するヨーロッパタイプの集合住宅の方法を語源としています。
部屋の中に階段や吹き抜けがあり、天井が高く立体的な広がりを生む設計が、自然な明かりを取り込んだり、広々とした印象を与えてくれるのが人気の理由です。また、下階にLDKを置き、上階に主寝室・子供部屋・浴室を置いて、パブリックとプライベートをはっきり分けた暮らしができることも魅力のひとつ。
ライフスタイルが多様化している現代に合った設計と言えるのではないでしょうか。