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関西ミドル 雑記帳
不動産賃貸業 元ゼネコン勤務
 



信用乗数(貨幣乗数)
 
ハイパワード・マネーとマネーサプライとの関係

 ハイパワード・マネー(H)とマネーサプライ(Ms)との間には、

Ms=m×H

という関係が成り立つ。この式のmが信用乗数ないし貨幣乗数を呼ばれているものである(m>1)

マネーサプライ(通貨供給量)が、ハイパワードマネー(マネタリーベース)の何倍になるかを表す
 
Ms=m×Hという式は単なる恒等式に過ぎないが、この式を踏まえて、「ハイパワード・マネー(H)がそのm倍だけのマネーサプライ(Ms)を生み出す」という因果関係を説くのが「信用乗数理論」である。信用乗数理論は、現代の経済学における標準的な学説である。

 なお、信用乗数を規定している要因のうち現金-預金保有比率は、民間の経済主体(家計や企業)がその資産をどれだけ現金で保有し、どれだけ預金として保有するかに依存している。現金-預金保有比率は、その性格上、中央銀行がコントロールし得るものではない。

 教科書レベルの議論では、話を単純にするために信用乗数は一定であると仮定しているが、実際にはある程度の期間で見ると、信用乗数の大きさは変動している。バブル崩壊後の1990年代以降、日本の信用乗数は低下し続けており、ハイパワード・マネーを増やしてもマネーサプライの増加につながりにくい状況にある。
              
 
信用乗数とは、マネーサプライ(通貨供給量)がハイパワードマネー(マネタリーベース)の何倍になるかを表した数字で、貨幣乗数ともいいます。たとえば、10兆円のハイパワードマネーが100兆円のマネーサプライを生み出すと、信用乗数は10倍(100÷10=10)と計算されます。

ハイパワードマネーをH、マネーサプライをMs とすると、信用乗数は、Ms÷H=10 と計算されます。 
現金通貨をC、法定準備預金をR、預金通貨をDとすると、次のように表せます。

 ハイパワードマネー(H)=現金通貨(C)+法定準備預金(R)

 マネーサプライ(Ms)=現金通貨(C)+預金通貨(D) 

http://members.at.infoseek.co.jp/tc_nagano/index.html



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