関西ミドル 雑記帳
不動産賃貸業 元ゼネコン勤務
 



 

【電工ドラム使用中に発生した電気火災事故】
受電電圧6.6kV 受電電力183 W 主任技術者選任形態不選任
事故発生年月・天候7月・晴使用電圧100V
事故発生の電気工作物電工ドラム事故原因過失
被害の内容工場640 m2全焼

<事故の概要>
・従業員は、工場内にある製袋機のプラグをケーブルを巻いたままの電工ドラムに差し込み電源を入れた。
・製袋機のヒーターが温まるのを待つ間、従業員はその場を離れ、約15分後、製袋機に戻ってくると、電工ドラムから煙が出て発火していた。
・消火器で消そうとしたが火の勢いが強く、工場内の製品などに延焼しはじめたので、消防署へ通報した。発生から約1時間後に鎮火した。
・電工ドラムは、平成12年12月に購入したもの。
<事故の原因>
製袋機の電源配線に使用した電工ドラムをケーブルを巻いた状態で使用し、負荷電流の20Aによりケーブルが発熱し発火した。電工ドラムの定格電流は、電工ドラムの本体が焼失したため確認ができなかったなお一般的に使用される電工ドラムの定格電流は15Aが多く使用されている
<再発防止対策>
○製袋機用の電源配線には、負荷電流に十分耐える専用の移動電線を使用する。
○従業員に電気設備の安全使用についての教育を実施する。

 

ドラム式コードリールから出火 !!

小牧市消防署

1.事例 
ドラム式コードリールの延長コードを巻いた状態で電気器具を接続し、長時間使用していたところ、コードリールから白煙が出たのち出火した。 
2.原因 
ドラム式コードリールは、巻いたまま使用すると許容電流が小さくなり、そこに許容量以上の電流を流し続けるとジュール熱が生じ、熱の逃げ場がなくなり異常過熱し、ケーブル被覆が溶け出火に至ったものである。 
3.解説 
ドラム式コードリールの外箱及びドラム式コードリールの本体には、使用にあたっての注意書きが書かれています。例えば巻いたとき5A、全伸長のとき15Aなどと許容電流が記載されています。それ以上の電流で使用しないで下さい。 
4.参考 
延長コードが長いからといって途中で束ね使用すると、巻いた状態と同じ状況となり許容電流が小さくなり、束ねた部分で発熱しジュール熱が蓄積され、ビニールコード被覆を溶融短絡し出火します。 



コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )



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コメント
 
 
 
おかしいぞ (YO)
2012-02-14 09:17:01
誘導加熱?との記載ですが間違いだと思いますよ。
単なる抵抗損によるジュール熱コードが巻かれているため放熱できず、蓄積されその熱でコードが溶け短絡したものです。単相平行電線の電線間隔は数ミリであり、往復して電流が流れているため誘導による損失は極めて僅かです。
 
 
 
訂正しました (関西ミドル)
2012-02-22 15:29:31
たしかにおかしいですね。
ご指摘ありがとうございました。
訂正します。
 
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