盤打ち発破 (盤下げ発破)
levelling,
sinking blasting
ベンチカット工法は,堀削対象の最上部に平坦なベンチ盤を造成し,施工可能なベンチ高を定めて,削岩磯で垂直あるいは鉛直方向に対して70゜程度までの斜めの穿孔を行って,階段状に切り下がる工法である。
この工法は掘削量が多く時間当たりの所要作業量が大きい場合や掘削高さの大きい場合などに適し,2自由面発破のため発破効率がよく,大型機械の導入も可能なことから経済的である。重機械の普及や大型化に伴い,ベンチカット工法が経済性や施工効率の点から主流を占めるようになった。穿孔機械は,パーカツションタイプのクローラドリル(穿孔径50~100mm)を用いるが,大型ベンチカットでは,ロータリドリル,ダウンザホールドリル(穿孔径85~300mm 程度)も導入されている。穿孔列数は,一般的には2~3列にとどめている例が多い。穿孔配置は,格子状や千鳥状のいずれかによるが,一般には千鳥配置の方が破砕効率の面で採用されることが多い。
爆薬は,硫安油剤最薬(AN-FO爆薬)が一般的に用いられ,低比重で装薬長が長くでき,かつ下向き穿孔での流し込み装填が可能である利点がある。ただし,硝安油剤爆薬はダイナマイト等の伝爆薬(ブースタ)が必要であるほか,湧水の多い孔には使用できない欠点もある。湧水の多い孔等では,ダイナマイトや合水爆薬のみで発破を行う場合もある。
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ベンチ発破
(階段発破)
岩盤上部から階段状に掘削面を作って行う発破。
穿孔は地上から下向きに行う。
平地での作業の為、墜落、落石の危険が少ない、後ガスの心配も無いので安全性が高い方法。
sofaRrfooさんのHP ベンチ発破動画
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