ライプチッヒ音楽日記

ライプチッヒ生活を日常の身近な音の話や音楽を中心に紹介したいと思います。時にワインや絵の世界にも飛んでみたいと思います。

バレエ「眠りの森の美女」 ドレスデン

2008年02月17日 16時13分52秒 | バレエ
この土曜日は友人を案内してドレスデンを徘徊しておりました。寒さと疲れで一息入れるためにゼンパーオペラ前の観光案内所に立ち寄ったのが2時45分。何気なく目線を移すと、視線の先に本日のゼンパーの演目「Dornroeschen]があるではないですか。開演予定3時!!!ここからゼンパーまで走って2分。行けるとの判断で、4人で脱兎のごとくゼンパーへ向けて疾走。めでたく当日券30ユーロの席を確保できて、ガルデローブへコートを預けて、座った瞬間にマチネーが開演しました。
デッサウで以前同じ演目を見ましたが、内容、技量ともに全く別物、最高水準の
素晴らしいバレエでした。とくに主役オーロラ姫役に初めてこの日挑んだ、ソリストのKatherina Markowskayaの繊細で、優美、透明、正確、完璧な演技は賞賛に値するでしょう。トップソリストのNatalia Sologubは今日は降り番。今までオーロラ姫を務めていたLeslei Heylmannは王子の妹役で出演していましたが、Markowskayaが完全に凌いでいました。実に稀なことですが、終演後劇場から大きな花束を贈られて居ました。
50人以上の大所帯の素晴らしいバレエ団はいずれも技量抜群。ジャンプも高く、着地も柔軟優美。クラシックで色彩豊かな衣装、重厚な舞台とくに3幕のお城の中の広間の素晴らしさはさすが、ドレスデンのゼンパーといったところでした。写真のカーテンコールはこの場面です。日本人のダンサーが5人も居られて、随処でいい踊りを披露されていました。

最新の画像もっと見る