ライプチッヒ音楽日記

ライプチッヒ生活を日常の身近な音の話や音楽を中心に紹介したいと思います。時にワインや絵の世界にも飛んでみたいと思います。

ワーグナー「ジークフリート」 ドレスデン

2008年01月21日 21時22分30秒 | ワーグナー
ドレスデン-リングシリーズの第3日目、普通は初日はカウントしないので,
2日目となるのでしょうか。最近のライピチッヒは一転してかなり暖かく,
昨日の最高気温は13度でした。高速道路休憩所で見かける桜はもう一部花が開いていました。夜11時半帰宅時にも12度ありました。今日は日本流で言う4階席で聴きましたが、ボータン、ミーメ、ジークフリート、アルベリーヒ、いずれもしっかりと響いてきました。本当にすごい歌手がそろっています。今日までの3日の配役、指揮者は同じメンバーです。演出の特徴である固定された舞台上の椅子席がようやく、3幕で登場しました。このジークフリートには熊と大蛇が登場します。これをどのように表現するのかが興味のまとですが、熊にはがっかり、と言うかいささか呆れました。市販の大きな熊のぬいぐるみを、ジークフリートが抱えて登場したからです。ミーメがジークフリートに恐れを教える場面では指人形が登場しました。全体の前衛的な演出とくらべて、熊と指人形は違和感を覚えました。
この作品の中で始めて女性が登場するのは、小鳥の声です。ずっと男ばかりのバサバサした色合いの中で、女声がはじめて登場するわけで、ここは透明で美しく安心して聴けるSOPがほしかったのですが、高音部がかすれて残念でした。
今日は一階席は満員でした。2階以上は2-4割方は空席がありました。
今日はこの3日で最も多くの日本人の聴衆をお見受けしました。20人は居られたと思います。長丁場のジークフリートを聴き終えるだけでも、一仕事。満足感は数日後にジンワリと感じられることでしょう。リングシリーズも最終日27日を残すのみとなりました。

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