ぴよママの直腸がん日誌

2006年、40歳で直腸癌3bと診断、開腹手術。大動脈周囲リンパ節腫大の為、抗癌剤で延命しているぴよママの身辺雑記です。

個人病院のメリット

2009-04-25 21:25:30 | Weblog

病院へ戻ってから、ポートを造設する点滴治療を選択する事を先生方に告げた。
院長は「近々A先生が手術してくれるから」と言った。もう私の担当はA先生になったらしい。その後「水曜か金曜に手術になると思うから。夕方頃呼びに来ると思う。」と言われた。その間、とてもドキドキして、その時が来るのが怖かった。
頭の中を整理してみた。大学病院に行けば良かったのか。セカンドオピニオンは必要ではなかったのか。違う。大学病院は確かに設備が一番整っているし、医師、看護師等のスタッフも優秀だし、何よりも安心である。が、私の場合、緊急に検査・手術が必要だった。大学病院であれば検査予定も手術予定も満杯で、私のような患者は沢山いる。だからここのように緊急に大腸内視鏡検査や開腹手術をしてくれることはない。それが出来たのは、ここが個人病院だからだ。この個人病院に、たまたま大学病院から来た先生が常勤していた事は不幸中の幸いだったと言える。そして後から分かった事ではあるが、A先生が信念のある医師であった事も幸いであった。しばらくはA先生が何故このような町医者にいるのか、謎であったが、よく新聞や雑誌やドラマで目にする「大学病院の医局の内部はドロドロしてるっぽい」事と、A先生のどこか熱血なところのある性格を見ていたら、分かる気がした。また、患部が肛門から遠い所にあったので人工肛門にならなかった事も幸いであった。