万世六兵太の乾坤一擲!

阪神と競馬を愛し、歴史を実学として学ぶ万世六兵太による単勝・複勝の競馬の展望・予想・勝負ブログ、日々のつぶやきも少々

ジャパンカップについて少し考えてみた(2)

2013年11月23日 02時04分58秒 | 競馬に関する雑談

先記事の続き)

さて自分はJCを大規模改革を施して香港国際競走やブリーダーズカップに対抗できるレースにするべき提案(妄想)を上記の表のように考えたが、これにはかなりの問題点がある。

1)賞金などの予算
2)レースに関する面
3)ローテーションの面


まずは大ざっぱに予算について考えると、今JCは1着賞金が25000万、2着が10000万、以下3着6300万、4着3800万、5着2500万とJCだけで47600万の賞金がかかる。
となるとこれが8レースあるわけだから47600万×8で約38億円かかるわけである。他のJCがやや賞金を減らすとしても20~30億円はかかるであろう。

次の問題点としてはレースである
JCマイル、JCステイヤーズ、JCフィリー&メアリーは直近のレースでダブることになる。JCマイルはマイルCS、JCステイヤーズはステイヤーズS、JCフィリー&メアリーはエリザベス女王杯とレースが近い。これとの関わり合いや兼ね合いはどうするのか?

自分はこれに関しては統合してしまえばよろしいと考えている。マイルCS、ステイヤーズS、エリザベス女王杯はJCに統合するのである。そうすれば春と秋にマイル、長距離、牝馬限定に関してはGⅠを2つレースを維持することができることになる。

ただしこれには新たな問題が生まれてくる。統合問題を考えると今度は秋の番組をかなり大規模に変更する必要が出てくるからだ。秋のGⅠを大ざっぱにみると

スプリンターズS(9月4週)
秋華賞(10月3週)
菊花賞(10月4週)
天皇賞(10月5週)
エリザベス女王杯(11月2週)
マイルCS(11月3週)

この中で問題なのは牝馬路線とマイル路線である。少なくともこの2つのジャンルは大幅な変更を余儀なくされるであろう。

さらにJCで8つのGⅠをやるとなると東京に偏重気味のGⅠがさらに偏重することになるので芝の負担の問題もあるので現状9月中山、10・11月東京の開催を9月東京開催、10月中山、11月東京と交互にやって芝の負担を減らすとかしないと馬場が荒れて使い物にならない危険性も出てくる。

あとは上記のレースを東京に集中させないようにするには東京で1日8レースでなく、JCを2日間開催するという手もある。土曜日は関西で、日曜日は東京でという具合である。具体的には

土曜日(阪神開催)
JCクラシック(阪神2400)
JCマイル(阪神1600)
JCフィリー&メアリー(阪神1800)
JCスプリント(阪神1200)

日曜日(東京開催)
JCステイヤーズ(東京3400)
JCD(東京D2200)
JCDスプリント(東京D1400)
JC(東京2000)

阪神2400は現状神戸新聞杯しか重賞しかないのでここでGⅠを開催して有効活用するという手もある、マイルに関しては東京マイルは既にGⅠが4つ(ダートも含めて)あるので阪神でバランスをとる、それに来年から朝日杯が阪神マイルで行われるということを考えると力の差がはっきりと出る阪神マイルは国際競走の場所にふさわしいであろうとも思える。コーナー2つの阪神1800も阪神マイルと同様に実力の差がはっきりと出やすいので牝馬レースにふさわしい舞台考えられる。

こういう風にして集中を防いで盛り上げるという方法も考えられる。

JCをどのようにして盛り上げるかという自分の考察は1日で複数レースを行うということを前提で考えたものであるが、これには最大の欠点がある。それは有馬記念との関連である。JCで盛り上げ過ぎた結果有馬記念が全然盛り上がらない結果になったらそれはどうするのか?有馬記念の存在意義を問われかねないことになるからだ。

有馬記念との関連で考えるなら「JC廃止論」というのも出てくる。
もしJCを廃止するとしたらどのようにすればいいのか?これは有馬記念どころか秋の競馬番組の根本から変える必要が出てくる。(続く)



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