万世六兵太の乾坤一擲!

阪神と競馬を愛し、歴史を実学として学ぶ万世六兵太による単勝・複勝の競馬の展望・予想・勝負ブログ、日々のつぶやきも少々

香港国際競走

2017年12月09日 04時45分24秒 | 競馬予想
12月10日に香港国際競走が開催される。幸いにして私は一緒に観戦に行くことのできる友人(後輩?)に恵まれたおかげもあってその友人の案内で香港国際競走を見に行くことができる(一人だと不案内ゆえ難しい)

香港国際競走はヴァース(2400)、スプリント(1200)、マイル(1200)、カップ(2000)という王道の根幹距離のGⅠが一日に4つ開催されるという、いうならばフルコースの料理が4回も出てくるのレースである。

地元香港馬はもちろん、欧州(豪州も含む)、米国、そして日本馬も集まって行われる国際競走である(ジャパンカップよりはむしろこっちの方がちゃんと国際競走として機能しているであろうというのが個人の見解である)

2011年から直接観戦してこれで7回目の香港遠征となる。香港との相性に決して恵まれているわけではないが、7回とも的中レース0という事態にはまだ遭遇をしていない、むしろあと少しで完全的中の年は2回あった。

去年から海外のレースを日本で購入することも可能になったが、やはりこういうのは現地観戦が一番ではある。本来日本で海外馬との交流や、海外の競馬ファンと触れ合う機会はジャパンカップであるはずなのにそのジャパンカップはただ賞金の高いレースに成り下がってしまったというのは穿った見方であろうか?

香港ヴァースはどちらかというと海外馬が強い傾向で、地元香港の馬は数合わせで出ているというような印象である。今年もハイランドリール(2015年勝ち馬)が参戦し、日本からはトーセンバジルと菊花賞馬であるキセキが参戦する。どうもこのレースはSS系統の血統馬が振るわず、非SS系むしろノーザンダンサー系統の馬が強いようには思える。実力に関してはともかく結構欧州馬に苦戦を強いられるのではないだろうか。

香港スプリント・マイルは一転して地元香港馬が強いレースである
スプリントに関してはロードカナロアが2連覇するまでは日本馬は勝っていなかった。特段日本馬が弱いというのではなく、香港馬が強すぎるのだ。
去年もビッグアーサーが1人気になりながら既に8歳のエアロヴェロシティに完敗している。

マイルに関しても2015年はモーリスが勝ったが日本馬で勝ったのはエイシンプレストン、ハットトリックとあまり数は多くないし、人気にはなるが香港馬に返り討ちに会うことが多い。

ここで香港馬の短距離馬をじっくり見ることによって万が一高松宮記念、安田記念、スプリンターズSに彼らが出てきたときにそれを頭に入れて勝負することもできる。今現在は日本競馬の短距離・マイルを彼らに蹂躙されているわけではないが、日本に遠征に来る香港馬だって決して弱くはないのだ。

香港カップは海外馬(日本馬も含む)と香港馬ががっぷり4つに組んでいる傾向ではあるが、香港馬が意地を見せて逆襲してくるケースもある。カリフォルニアメモリーが2連覇したり、デザインオンザロームが勝ったり、勝ってはいないがミリタリーアタックやシークレットウェポンあたりが複勝圏内に食い込んできたりする。
まあ香港馬VS海外馬の一番熱いレースはここではないかなというのが個人的な見解。

国際競走の合間の平場レースにはロードカナロアやモーリスの名前を冠するレースもあるそうだが、香港の競馬ファンにとってはロードカナロアはある意味『悪夢』という存在wモーリスも1頭で2年かけてマイルとカップを制覇したわけだし印象に強く残っているであろう。
そのなかで香港でGⅠを3勝するエイシンプレストン(香港マイルと春に開催されるクイーンエリザベス2世カップを2回)はかなり有名な日本馬である。

あちらの地元ファンは日本人を見かけると特にマイル・スプリントでは対抗心むき出しにして話しかけてくるwまあマイル・スプリントは本当に強いからぐうの音も出ない。さすがに2015年にモーリスが出たときは「この馬がマイルではアジアで一番強い馬です(英語で)」と答えたが

まあなんにしろ今年もまずは1勝を目指して香港国際競走を楽しんでくるとする。

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