最近、訳のわからない企画がやたらと打ち出される。
各省庁の官僚どもや役所・役人が、予算や利権のために打ち出してるのか、こんなことやってますよ、考えてますでしょ、何かやってるよのアピールのためなのか。
どこの誰がどんな会議をしてどう決めてるのかは全くわからないが、そのほとんどが「ほんまにそれする気?」ってものが多い。そしてそのほとんどが数年後「ほらみろ、やっぱりポシャった」ってなっていく。
シャイニングマンデー。
開始する前にボロクソこのブログで書いたプレミアムフライデーが、やっぱりというか見事にコケた。もはやこの言葉さえ月末に聞くことは皆無になってきた。もうそろそろ二千円札のように完全に消えていくだろう。
経済産業省は失敗を認めたくないからか、なかったことにしたいのか、新たな策として、今度は『日曜の夜に遊んで月曜の午前中に休むことを勧める』というのを打ち出しやがった。名称はシャイニングマンデー。
これぞ、役所仕事って感じの典型的なパターン。アホみたいな企画。
プレミアムフライデーがコケたのが、月末の金曜日という一般企業や会社、工場、商店がクソ忙しい時に早く帰れというのが、役所以外では全く無理だということだったんだと反省したのかと思ったら、全くわかってなかった。
週明けの月曜日に遅出ができる社員がいたら、よほど優秀か、めっちゃ無能な社員だけだ。週明けの会社員の忙しさ、やることの多さを全くわかっていない。
さらに「明日の月曜はシャイニングマンデーで遅出します」って土日に誰に伝えるんだ?会社全体で推奨しろってか?これは役所でやってみろ。土日も休んでさらに昼からしか窓口が開かないなんてできるか?市民からふざけんなってクレームの嵐になるぞ。
どうしてそんなに休ませよう、仕事をさせないようにしようとするのかがわからん。不景気じゃないのか?デフレで大変じゃないのか?バブルの時のような夢をもう一度って思ってるのか?この国の借金がどれくらいあると思ってるんだ?それでもまだ休みたいか。
しかも毎回腹がたつのが、土日が基本的に休みでないサービス業、接客業のことは全く考えてないことだ。
桂離宮の参観料有料に。
宮内庁は現在は無料で行われてる桂離宮の参観ツアーを、11月から千円徴収することにしたらしい。
参観料の有料化は賛成。維持費とか要員の経費もかかるんだからね。
しかし、この後がいけない。
桂離宮のツアーは1回約60分。解説してくれるガイド付いて、庭園巡りや茶室・書院を見学できる。
現在は1日6回だが11月からは24回に増やすんだと。
1回約60分のを24回やったらどうなる?計算上は丸一日朝から晩までどころか、夜中までツアーやってることになるが、開門から閉門までの時間を考えると、10-15分単位のショットガン方式だろう。
俺は数年前から仏像や神社仏閣に興味を持ってしまって、いろいろいく。中には予約で申し込まないとダメ(しかもハガキのみとか)だったりするのだが、観る価値がある。しかし、桜や紅葉のシーズンや有名なところほどダメだ。期間限定の特別拝観だとかもう最悪ね。興ざめなうるさい団体が前や後ろにひしめき合い、ろくに拝観もせず、しゃべり声がうるさかったり、何より人ばっかり見えてせっかくの庭園もしつらえも、侘びも寂もあったもんじゃない。
第一、そんな数多くの参観ローテーション組むと、絶対トラブルが起こるし傷む。これは
しかも11月から有料になるのは高校生を除く18歳以上。というのも、桂離宮の拝観ツアーはもともと参加可能年齢が18歳からだったの。なのに今後は年齢を引き下げ中高生が参加できるようにするんだとさ。
修学旅行生とか孫連れたじじばば狙いなんだろうけど、学生や子供が桂離宮を見ても、よほどの歴史マニアや数寄でもない限り楽しくないだろうよ。
落書きされたり、破損されたり、雰囲気壊したり、ゴミ捨てられたり、それを防止するための張り紙だらけになるだろうな。勝手に決め付けて悪いけどさ。
御堂筋の完全歩道化構想。
御堂筋を車道を無くして、全面歩行者専用道路にするんだと。
こんなアホな構想を提言を打ち出したのは。大阪市や経済団体などでつくる官民の委員会。
提言は2020年の東京五輪(大阪関係ないやん)や2025年の万博(まだ誘致決まってないって)に合わせて、段階的に車両用の側道を廃止して歩道を拡幅。2037年までに車道をなくし、全域を歩道にするんだと。
もうどこから突っ込んでいいのかわからんくらいのザル提言。
2037年だったら2020年の東京五輪(しかも全く大阪関係ないやん)や2025年の万博(まだ誘致できるかさえ決まってない)終わってるやん。全く関係ないのにこじつけてるとしか思えない。以前の'70大阪万博から数十年たった最近ようやく全通した大阪モノレールみたいだ。
万博とかオリンピックを便乗させとけば、一般市民が反論しにくいだろうとか、説得力が増すだろうって魂胆が見え見え。
だいたい御堂筋はキタの梅田からミナミ難波を結ぶ、6-8車線一方通行の大阪の大動脈。これを歩行者専用道路にしたら車はどこを走るんだ?代わりに堺筋と四ツ橋筋などが混むだけやん。それに地下鉄が下に走ってんのに、なんで上の道路をわざわざ全面歩行者専用道路にしなあかんねん。心斎橋〜難波間はともかく、本町以北の御堂筋の歩道を歩いてる人間がどれくらいるねんな。
提言では「これまでにない広大で象徴的な空間が創出され、歩行者が楽しみながら回遊できる」だって。
アホちゃうか。
ついちょっと前まで道頓堀をプールにするとかも言ってたな。あの計画はどこにいったんだ?
チームもったいないが8月1日から始動
便乗といえば、すぐTOKYO2020五輪パラリンピックに関連させようする東京都。
その東京都やNGOなどが、食べ残しなどの「食品ロス」を減らすために消費者へPRするのが、「チームもったいない」
まだ食べられるのに捨てられる食べ物「食品ロス」は、日本で年間およそ632万トンと言われてる。これをお金に換算するとかなりトンデモない金額。この食品ロス自体を減していこうって考えは賛同できる。
だけど、小池都知事のコメントがダメだ。っていうかやっぱり便乗かよって感じ。
「もったいない精神で食品ロスを解決し、東京オリンピック・パラリンピックの選手村や会場で生かしていきたい」
2020年で終わりの計画なのかこれって?
もったいないっていうなら、古い国立競技場のままでよかったやん。建てなおすのはもったいなくないのか。
あっ、食品ロスだけね。
でもいいのか、アスリートは一度封を開けたドリンクは、一口飲んだだけで残っていても、そのあとは絶対飲まない。そんな選手たちに「もったいないから捨てず全部飲みなさい。飲みきるまでは新しいドリンクは渡さない」と言えるのかね。
選手村では多種多様の食事が用意されるが、残る料理や調理品をもったいないと使い回しできるのかね。昨晩ご飯が余ったからと、今日は朝からチャーハンだお茶漬けだとかできるのか?残り物で調理して食あたりでも起こしたらどうするのだ?
だいたい東京オリンピック・パラリンピックの選手村や会場で食品ロスって、消費者へPRしても意味なくない?
それに食品ロスの最大の原因は賞味期限だろう。消費期限ならともかく、賞味期限って曖昧な表示を無くすだけで、まだ全然食べられる食材が捨てられるのはかなり減るだろう。
そしてこの賞味期限を使った3分の1ルールを無くすこと。
3分の1ルールについては以前このブログでも書いたが、あらためて書く。
製造者(メーカー)は製造後賞味期限の3分の1までに小売業(スーパーなど)に納入。これができなければ廃棄しなければならない。(納入期限)
小売業は納入してから賞味期限の3分の2までに売らなくてはいけない。売れ残ったら廃棄しなければならない。(販売期限)
こんなアホみたいなルールがあるから、スーパーもコンビニも毎日大量の食品廃棄(食品ロス)起こしてるんとちゃいます?
そして土用の丑の日だとかむやみに煽らない。
こんなんするから、絶滅危惧種になるかもとか言われてるのに、アホみたいに大量のうなぎがスーパーに並ぶ。そして売れ残ったのはどうなってる?
恵方巻きもクリスマスケーキもね。
スーパーやコンビニで販売されてる弁当。賞味期限が過ぎたら廃棄。さらに見栄えを良くするために色々な食材が入ってるけど、あれって全部残さず食う人どれくらいいるの?ご飯とメイン食材以外はトッピング式にするだけでも食品ロスは減ると思うのだがな。
それ以前に出されたものは残さず食うように家庭や学校給食で指導するようにしなきゃダメだな。
アレルギーとか食が細いとかは別だが、好き嫌いを無くすだけで食品ロスはかなり減る。
それらを消費者にPR本当にできるの?いっその事受動喫煙防止条例みたいに、食品ロス防止条例を作ったらどうだ。
省庁役所、政治家や官僚・役人の考える企画はザルみたいなものばかり。
まぁ分厚い企画書とそれらしい書類さえあれば予算使い放題。その企画や事業、プランニングが成果が上がろうが失敗に終わろうがお構いなし。
お役所主導の事業で、その後第三セクターに売り払われた赤字事業が過去に山ほどある時点でわかるだろう。
今度はどんな馬鹿げた企画が出てくるのやら。
各省庁の官僚どもや役所・役人が、予算や利権のために打ち出してるのか、こんなことやってますよ、考えてますでしょ、何かやってるよのアピールのためなのか。
どこの誰がどんな会議をしてどう決めてるのかは全くわからないが、そのほとんどが「ほんまにそれする気?」ってものが多い。そしてそのほとんどが数年後「ほらみろ、やっぱりポシャった」ってなっていく。
シャイニングマンデー。
開始する前にボロクソこのブログで書いたプレミアムフライデーが、やっぱりというか見事にコケた。もはやこの言葉さえ月末に聞くことは皆無になってきた。もうそろそろ二千円札のように完全に消えていくだろう。
経済産業省は失敗を認めたくないからか、なかったことにしたいのか、新たな策として、今度は『日曜の夜に遊んで月曜の午前中に休むことを勧める』というのを打ち出しやがった。名称はシャイニングマンデー。
これぞ、役所仕事って感じの典型的なパターン。アホみたいな企画。
プレミアムフライデーがコケたのが、月末の金曜日という一般企業や会社、工場、商店がクソ忙しい時に早く帰れというのが、役所以外では全く無理だということだったんだと反省したのかと思ったら、全くわかってなかった。
週明けの月曜日に遅出ができる社員がいたら、よほど優秀か、めっちゃ無能な社員だけだ。週明けの会社員の忙しさ、やることの多さを全くわかっていない。
さらに「明日の月曜はシャイニングマンデーで遅出します」って土日に誰に伝えるんだ?会社全体で推奨しろってか?これは役所でやってみろ。土日も休んでさらに昼からしか窓口が開かないなんてできるか?市民からふざけんなってクレームの嵐になるぞ。
どうしてそんなに休ませよう、仕事をさせないようにしようとするのかがわからん。不景気じゃないのか?デフレで大変じゃないのか?バブルの時のような夢をもう一度って思ってるのか?この国の借金がどれくらいあると思ってるんだ?それでもまだ休みたいか。
しかも毎回腹がたつのが、土日が基本的に休みでないサービス業、接客業のことは全く考えてないことだ。
桂離宮の参観料有料に。
宮内庁は現在は無料で行われてる桂離宮の参観ツアーを、11月から千円徴収することにしたらしい。
参観料の有料化は賛成。維持費とか要員の経費もかかるんだからね。
しかし、この後がいけない。
桂離宮のツアーは1回約60分。解説してくれるガイド付いて、庭園巡りや茶室・書院を見学できる。
現在は1日6回だが11月からは24回に増やすんだと。
1回約60分のを24回やったらどうなる?計算上は丸一日朝から晩までどころか、夜中までツアーやってることになるが、開門から閉門までの時間を考えると、10-15分単位のショットガン方式だろう。
俺は数年前から仏像や神社仏閣に興味を持ってしまって、いろいろいく。中には予約で申し込まないとダメ(しかもハガキのみとか)だったりするのだが、観る価値がある。しかし、桜や紅葉のシーズンや有名なところほどダメだ。期間限定の特別拝観だとかもう最悪ね。興ざめなうるさい団体が前や後ろにひしめき合い、ろくに拝観もせず、しゃべり声がうるさかったり、何より人ばっかり見えてせっかくの庭園もしつらえも、侘びも寂もあったもんじゃない。
第一、そんな数多くの参観ローテーション組むと、絶対トラブルが起こるし傷む。これは
しかも11月から有料になるのは高校生を除く18歳以上。というのも、桂離宮の拝観ツアーはもともと参加可能年齢が18歳からだったの。なのに今後は年齢を引き下げ中高生が参加できるようにするんだとさ。
修学旅行生とか孫連れたじじばば狙いなんだろうけど、学生や子供が桂離宮を見ても、よほどの歴史マニアや数寄でもない限り楽しくないだろうよ。
落書きされたり、破損されたり、雰囲気壊したり、ゴミ捨てられたり、それを防止するための張り紙だらけになるだろうな。勝手に決め付けて悪いけどさ。
御堂筋の完全歩道化構想。
御堂筋を車道を無くして、全面歩行者専用道路にするんだと。
こんなアホな構想を提言を打ち出したのは。大阪市や経済団体などでつくる官民の委員会。
提言は2020年の東京五輪(大阪関係ないやん)や2025年の万博(まだ誘致決まってないって)に合わせて、段階的に車両用の側道を廃止して歩道を拡幅。2037年までに車道をなくし、全域を歩道にするんだと。
もうどこから突っ込んでいいのかわからんくらいのザル提言。
2037年だったら2020年の東京五輪(しかも全く大阪関係ないやん)や2025年の万博(まだ誘致できるかさえ決まってない)終わってるやん。全く関係ないのにこじつけてるとしか思えない。以前の'70大阪万博から数十年たった最近ようやく全通した大阪モノレールみたいだ。
万博とかオリンピックを便乗させとけば、一般市民が反論しにくいだろうとか、説得力が増すだろうって魂胆が見え見え。
だいたい御堂筋はキタの梅田からミナミ難波を結ぶ、6-8車線一方通行の大阪の大動脈。これを歩行者専用道路にしたら車はどこを走るんだ?代わりに堺筋と四ツ橋筋などが混むだけやん。それに地下鉄が下に走ってんのに、なんで上の道路をわざわざ全面歩行者専用道路にしなあかんねん。心斎橋〜難波間はともかく、本町以北の御堂筋の歩道を歩いてる人間がどれくらいるねんな。
提言では「これまでにない広大で象徴的な空間が創出され、歩行者が楽しみながら回遊できる」だって。
アホちゃうか。
ついちょっと前まで道頓堀をプールにするとかも言ってたな。あの計画はどこにいったんだ?
チームもったいないが8月1日から始動
便乗といえば、すぐTOKYO2020五輪パラリンピックに関連させようする東京都。
その東京都やNGOなどが、食べ残しなどの「食品ロス」を減らすために消費者へPRするのが、「チームもったいない」
まだ食べられるのに捨てられる食べ物「食品ロス」は、日本で年間およそ632万トンと言われてる。これをお金に換算するとかなりトンデモない金額。この食品ロス自体を減していこうって考えは賛同できる。
だけど、小池都知事のコメントがダメだ。っていうかやっぱり便乗かよって感じ。
「もったいない精神で食品ロスを解決し、東京オリンピック・パラリンピックの選手村や会場で生かしていきたい」
2020年で終わりの計画なのかこれって?
もったいないっていうなら、古い国立競技場のままでよかったやん。建てなおすのはもったいなくないのか。
あっ、食品ロスだけね。
でもいいのか、アスリートは一度封を開けたドリンクは、一口飲んだだけで残っていても、そのあとは絶対飲まない。そんな選手たちに「もったいないから捨てず全部飲みなさい。飲みきるまでは新しいドリンクは渡さない」と言えるのかね。
選手村では多種多様の食事が用意されるが、残る料理や調理品をもったいないと使い回しできるのかね。昨晩ご飯が余ったからと、今日は朝からチャーハンだお茶漬けだとかできるのか?残り物で調理して食あたりでも起こしたらどうするのだ?
だいたい東京オリンピック・パラリンピックの選手村や会場で食品ロスって、消費者へPRしても意味なくない?
それに食品ロスの最大の原因は賞味期限だろう。消費期限ならともかく、賞味期限って曖昧な表示を無くすだけで、まだ全然食べられる食材が捨てられるのはかなり減るだろう。
そしてこの賞味期限を使った3分の1ルールを無くすこと。
3分の1ルールについては以前このブログでも書いたが、あらためて書く。
製造者(メーカー)は製造後賞味期限の3分の1までに小売業(スーパーなど)に納入。これができなければ廃棄しなければならない。(納入期限)
小売業は納入してから賞味期限の3分の2までに売らなくてはいけない。売れ残ったら廃棄しなければならない。(販売期限)
こんなアホみたいなルールがあるから、スーパーもコンビニも毎日大量の食品廃棄(食品ロス)起こしてるんとちゃいます?
そして土用の丑の日だとかむやみに煽らない。
こんなんするから、絶滅危惧種になるかもとか言われてるのに、アホみたいに大量のうなぎがスーパーに並ぶ。そして売れ残ったのはどうなってる?
恵方巻きもクリスマスケーキもね。
スーパーやコンビニで販売されてる弁当。賞味期限が過ぎたら廃棄。さらに見栄えを良くするために色々な食材が入ってるけど、あれって全部残さず食う人どれくらいいるの?ご飯とメイン食材以外はトッピング式にするだけでも食品ロスは減ると思うのだがな。
それ以前に出されたものは残さず食うように家庭や学校給食で指導するようにしなきゃダメだな。
アレルギーとか食が細いとかは別だが、好き嫌いを無くすだけで食品ロスはかなり減る。
それらを消費者にPR本当にできるの?いっその事受動喫煙防止条例みたいに、食品ロス防止条例を作ったらどうだ。
省庁役所、政治家や官僚・役人の考える企画はザルみたいなものばかり。
まぁ分厚い企画書とそれらしい書類さえあれば予算使い放題。その企画や事業、プランニングが成果が上がろうが失敗に終わろうがお構いなし。
お役所主導の事業で、その後第三セクターに売り払われた赤字事業が過去に山ほどある時点でわかるだろう。
今度はどんな馬鹿げた企画が出てくるのやら。