カメラに囲まれる至福感

芸能界で誰と誰がつき合おうが、破局しようが、一般人にとっては所詮他人事。
のはずなんだけど、ワイドショーや女性週刊誌がこの手の話題をいろんなところから探してきてひっきりなしに取り上げてるところをみると、ゴシップやうわさ話がお好きな人はかなりの数なのかもしれない。ネットニュースにも「俳優の○○とモデルの●●が深夜のなんとか」とか「歌手の●●は既に別居」とかって毎日のように流れてる。

歌舞伎俳優の片岡愛之助と藤原紀香が週刊誌に「お泊まりデート」なんて書かれたおかげで、俄然注目を浴びた元恋人の熊切あさ美。
本人も「今がチャンス！」と言わんばかりに涙の会見。「別れた覚えはないです」って。
芸能人はTVに映ってなんぼ。レギュラー番組持ってる売れっ子なら別だが、知名度も低いそこそこの女優やモデル上がりのタレントなら、スキャンダルだろうが、熱愛報道だろうが、ゴシップだろうが、記者に囲まれたり、TVで報道してくれたりしたらおいしい。
熊切あさ美からしてみれば「このチャンスを逃してなるものか」って感じだろうな。

沖縄の翁長知事なんかもそうだと思う。本気で辺野古反対っていうよりは、カメラに映りたいだけのパフォーマンスって感じに見える。官邸までアポなしで行って「会えない」って騒ぐわ、逆に沖縄に政府関係者が来てくれたのに「上から目線だ」とか言うわ。安倍総理が来てくれたときはカリユシ贈ってニコニコ写真に納まってる。ハワイに行って知事にトンチンカンな意見言って、逆に「沖縄問題は両国の政府で話し合う問題でしょ？」って一蹴にされたてる。人生で今が一番至福の時なんだろうな。これまでこんなにカメラや報道陣についてこられたことないから有頂天。普天間や辺野古以外の知事の仕事しろよ。維新を除名された上西議員なんかもこのパターンか。こちらは賞味期限はかなり短そうだ。

カメラのフラッシュとマイク、テレビカメラってすごい武器だな。
一度メディアに取り上げられて連日取材受けてると、自分がすごいスターのような錯覚によってしまうんだろうね。一種の麻薬のようなもの。

最近じゃ取り上げてもらうためにブログやツイッターでいろいろ発信。より多くのアクセスが次のチャンスにつながると思ってるのか知らないが、時々意味深な事つぶやいてみたりしてね。中には思惑はずれで炎上してしまう場合もいるが、それも愛嬌。
これまた不思議なもので、ブログやインスタなんかの画像投稿サイトにUPされた画像を見て「可愛いです！」とか「よく似合ってます」って知り合いでもない一般人がコメント入れてくれたりすると（こんなコメントを入れる奴の気は知れないが）、ますます調子に乗ってがんばっちゃってるイタタタな芸能人も多い。

あきらかに「これは所属事務所が情報をわざと撒いてるやろ」とか「番組宣伝のためのゴシップか？」って場合もある。
それはそれで予定調和で楽しもう。「嘘から出た真」もたまにはあるんだから。