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バーボングラス片手のロックな毎日

聖火ランナー辞退者続出

2021-02-28 21:22:31 | Talk is Cheap

著名人の聖火リレー辞退者が続出している。

福島県を走る予定だった斎藤工が辞退した。

福島から始まる予定の聖火リレーだが、昨年の予定では、なでしこジャパン〜斎藤工〜香川照之〜ラストはTOKIOというメンバーだったが、長瀬智也はどうするんだろう。

これからますます辞退者は増えるだろう。

福井県を走る予定だった五木ひろしが辞退した。

沖縄県を走る予定だった玉城ティナが辞退した。

大分県を走る予定だった阿部真央が辞退した。

それぞれ理由は「仕事の都合がつかなくなった」とか「スケジュールの都合が」だが、本音は「走る必要がない」だろう。

だって余程のことがない限りスケジュールは先に押さえられてるだろうからさ。

五輪スポンサーになってる企業とCM契約してるとか、番組や映画に出演してるとかのしがらみがある場合を除いて、多分「走ればイメージダウン、誹謗中傷の的になる。それなら辞退しておこう」だろう。ノーギャラだし。違うか?

 

石川県を走る予定だった常盤貴子も辞退した。彼女は昨年のうちに辞退を申し入れていたそうだが、なぜか今頃発表された。

富山県を走る予定だった柔道のリオ金メダリスト・田知本遥さんも昨年のうちに辞退を申し入れていたそうだが、なぜかこのタイミングで公表された。

岡山県は、「走る予定の有森裕子や森末慎二など53人のうち52人は変更なし」と発表したが、残る一人は高橋大輔だ。沿道の密を避けるなど十分な感染対策ができるまで保留と、もっともらしいことを言っているが、多分違うだろう。橋本聖子が大会組織委員長に選出されたせいで蒸し返された、過去のハグからのキス事件。この騒動のせいだろ?

胡散臭いなぁ。

 

各地の聖火リレーの走者は 各自治体が選定を任されてる。だけど、話題になるのは芸能人やタレントばかりで、アスリートはあまり報道されない。おかしいなぁアスリートファーストとか言ってるのに。

知名度はよほどのメダリストか有名アスリートじゃない限り、タレントや芸能人などテレビに出てる人の方がある。でも一応スポーツの祭典なわけだから、報道も少しはそのあたり考えたら?って昨年から入っているのだが、改善される気配はない。

聖火リレーのマスコットでもある石原さとみが、コロナに感染したのだって週刊誌にすっぱ抜かれるまでは発表していなかったくらいだもんな。

沿道にファンが殺到するのを避けるために、著名人ランナーは入場を制限できる競技場や公園を走らせようかという声も出てる。森元組織委員長の「著名人は田んぼのあぜ道でも走らせておけ」という『翔んで埼玉!!』の「埼玉県民にはそこらへんの草でも食わせとけ」に匹敵する暴言をもはや笑えない状況だ。

人を集めて盛り上げようとするから、著名人に聖火リレー走らせようとするんだろ?で、有名人が走ると人が集まるかどうしようって、本末転倒だね。

人混みは避けよう、不要不急の外出は自粛してね、三密は避けてね、4名以上の会食はやめてねって相変わらず言ってるのに、それでも聖火リレーは何があってもしたいみたいだね。

 

だいたい花見はやめてね、送別会や歓迎会はしないでね、謝恩会も卒業旅行も自粛してねって言ってるのに、なぜ人がようさん集まる聖火リレーをする必要があるのか、俺にはさっぱり理解できん。

沿道での現地での観覧は、適切な距離をとり、マスクをつけ、拍手で応援、居住地以外での観覧は控えるようにだそうだ。

しかし、「沿道での応援は避けて」「来るなよ」と言っても正月早々1万人ものバカが箱根駅伝の沿道にいたんだぞ。「天下の公道だ」ってね。ルールを守る人は守り、守らん奴は守らんぞ。

 

山形県のスポーツ振興・地域活性化推進課も「密集が出来たとしても沿道から観衆を離す強制力はない。現場での対応は難しい」と不安を隠せない。

秋田県のスポーツ振興課は「どんな状況になったら密と言えるのか」と懸念する。

福岡県や三重県なども「感染症防止対策の業務量が見込めないと不安視してる。

青森県企画調整課は「応援か、自粛か、相反することをどう県民に伝えたらいいのやら・・・」と嘆く。

富山県や山口県は「運営に必要なボランティアを集められるか」と懸念してる。

島根県知事の聖火リレー中止意向発言が話題になったが、宮城県の五輪パラ大会推進課は「中断する場合の判断を組織委員会・県のどちらが行うかも決まっていない」と言う。

このままでは東京五輪・パラリンピックの開催自体も怪しいのに、聖火だけ走らせて五輪は中止になったらどうするんだろう。

 

聖火リレーくらいは地元出身のオリンピアンやメダリストをはじめ、現役や元アスリートと住民有志でやってもいいとは思うけどさ。

 

遡ること2月2日、まだ大会組織委員長だった森さんは挨拶で、「一番大きな問題は世論とコロナ」「東京大会をやるとかやらないという議論ではなく、どうやるか」「新しい五輪を考えよう」「この困難な時期に日本が五輪をやり遂げたということが世界に向けて大きなメッセージになる」といった。

さすが老害な挨拶だ。

第二次世界大戦前の「欲しがりません勝つまでは」や「ススメ1億!総火の玉」のようだ。

怖いのはメディアも報道もなぜか最近は「やる」という前提で話をしている。番組でも今までは懸念してたコメンテーターも「やった方がいいでしょう」って方向転換。

そりゃ、読売・朝日・毎日(産経はちょっと別)など大手放送局・新聞社は全てスポンサーだから、やる方向で世論誘導したいのはわかるけどさ。それこそ大本営発表を都合悪い所は端折って、切り取り、捻じ曲げ放送してた時代と何も変わらんぞ。

 

「東京オリンピック・パラリンピックは人類が新型コロナウイルスに打ち勝った証として開催したい」

ということは開催できなかった場合は「人類が新型コロナウイルスに打ち負かされた証」なわけだね。

無観客で開催したり、ワクチン優先接種させたり、入国検査や移動の制限などを曖昧にしたままで開催するのが、「人類が新型コロナウイルスに打ち勝った証」になるのかね。

もう復興支援とかガンバレ東北とか言う気もないのだろう。申し訳程度に「東日本大震災からの復興を世界に発信する機会としたい」と付け加えてはいるけれどな。

 

 

「もう勝手にやってくれよ」って気にさせようとしてるのかな。

洗脳?誘導?刷り込み?

 

聖火リレー辞退者はまだまだ出てくるだろう。

まぁそれでも、「何県を走る予定だったタレントの何々さんが聖火リレーを辞退しました。代わりに俳優の何々さんが走る予定だそうです」ってシレッと報道されるんだろうな。

何が何でも聖火リレーしたがるのは何故だ?

誰か教えてくれ。

 



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