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GOKIGENRADIO

バーボングラス片手のロックな毎日

ルパンの娘 橋本環奈の京都弁

2020-10-18 17:52:07 | MUSIC/TV/MOVIE

ルパンの娘が始まった。

昨年7月に放送された前作の続編。season2とか記載がないから今後続くかはわからない。っていうより前作そんなに視聴率高くなかったはずなのに続編製作されるってちょっと不思議。

 

前作に引き続きキャストは主演の深田恭子をはじめ、渡部篤郎、小沢真珠、栗原類、どんぐり、麿赤児らLの一族メンバーに変わりない。深田恭子の旦那役として、実生活でも新婚ホヤホヤの瀬戸康史(代々警察一家の息子)も引き続き出演。

メンバーが安定してると前作を見てた人は安心して観れる。「相棒」でも「科捜研の女」でもそうだもんね。おきまりのメンバーが毎回おきまりのパターン。これが安心して観続けられるコツだ。

でも不動だと飽きられてしまう可能性もあるから、回数重ねると旧メンバーから誰かいなくなったり、新メンバーが登場したりしたりする。

今回は番宣のビジュアルにも登場してたが、赤ちゃんが登場するみたいだ。瀬戸康史と深田恭子の子供だろう。まさか生まれたての赤ちゃんが盗みをしたり、超能力を使って栗原類と一緒に逃走経路を解析したりはしないだろう(それしたらサイボーグ009のイワンだ)から、マスコット的存在かな。

 

 

もう一人新メンバーが登場する。

橋本環奈ちゃんだ。

京都で代々続く名探偵一家の娘、北条美雲。「昭和のホームズ」と呼ばれた祖父・伊吹吾郎の元で日々推理力の鍛錬を積んでいるって役。セーラー服が似合うね。っていつまで着させるねん。

 

第1話で伊吹吾郎が「儂に何かあったらこれを託す」と、死亡フラグ立てまくりながら秘密部屋を開き橋本環奈にLの一族の資料を見せる。お約束通り第1話ラストで伊吹吾郎は突然の屋敷の火事、そしてなぜか切腹して死んじゃう。

祖父が死を賭して残した資料は、Lの一族の資料。じゃぁなんであの部屋見せたんだってツッコミは別にして、橋本環奈は祖父の仇(?)Lの一族を捕まえることに燃える。ところで橋本環奈のお父さんとお母さんはどこへ行った?

 

そんな橋本環奈。京都のお嬢ということで京都弁を喋ってる。

しかし、大阪弁以上に難しいのが京都弁。そりゃ、津軽弁とかに比べりゃまだマシだろうが、イントネーションがね。京言葉は難しいのよ。

以前もこのブログで書いたが、関西弁エリアの大阪・京都・神戸でさえ微妙に違う。「あの人来ないね」でも大阪弁なら「あのボケけぇへんなぁ」、神戸弁なら「あいつこーへんなぁ」、そして京都弁なら「あん人きやしまへんなぁ」だ。これを関西弁カ行変格活用と呼ぶ(嘘)。

冗談はさておき、この難しい京都弁を橋本環奈はドラマで喋ってるよ。

ちょっと早口で「見えましたえ」とか「つまり銃の扱いに慣れたプロの犯行どす」とかね。

いかにも京都弁って感じで、他の地方の方はあんまり気にならへんかもしれへんけど、多分、京都人にはめっちゃ評判悪いだろう。

「そんなん普段使わへんわ」「無理あるわ」「無理せんと標準語でえぇやんか」・・・。

この橋本環奈が使ってる京言葉は花街(祇園などお茶屋・お座敷)で舞妓はんや芸妓はん、女将さんなんかが使う言葉だもん。今時「〜どすえ」なんて一般の京都市民(特に洛中)は使わないからな。

でもね、いかにもってくらいオーバーな方がわかりやすくていいかもしれない。

「半沢直樹」で南野陽子が使ってたオーバーな大阪弁や、「MIU404」で菅田将暉が使ってたちょっと変な大阪弁とかの方が視聴者はわかりやすいんだろうな。ちなみにこの二人どちらも大阪出身であるのにだ。

 

木村拓哉主演の「グランメゾン東京」で、手塚とおるが使う大阪弁は全然ダメだったけど、途中で沢村一樹により「あの関西弁はエセですけどね」となった。多分「ひどすぎる」とクレームが多かったから設定を変えたんだろうけどさ、エセだと明かされると今度はなんとなく、それっぽく聞けるから不思議よね。

特に「ウニでとるやないかい」の台詞は傑作だ(見てない人ごめん)。その後のレシピパクリ事件の試食で「単なる焼き魚じゃないか!」は残念。なんで「これやったら単なる焼き魚やないかぃ!」にしなかったのか不思議。

この木村拓哉と鈴木京香の考えた「サワラのロースト水晶文旦ソース」のレシピを、見習いの寛一郎(佐藤浩一の息子ね)に盗ませ、それを調理したのが「ルパンの娘」で一人ミュージカルテイストで歌い踊る円城寺さんを演じてる大貫勇輔だ。今回のルパンの娘にも出てるぞ。

 

この「グランメゾン東京」では石丸幹二に静岡弁喋らせてたな。

「同期のサクラ」では高畑充希に新潟弁を喋らせてたな。

「ドクターX」でユースケ・サンタマリアの母で患者役の倍賞美津子さんに群馬弁喋らせてたね。

それぞれまったく違和感なかったけど、地元民が聞いたらどうなんだろう。やっぱりイントネーションとかどこかおかしいのかな。

同じく「ドクタ−X」では今田美桜が津軽弁を喋らされてた。今田美桜は「親バカ青春日記」では広島弁を喋らさせられてた。女優は大変だ。

 

福岡県出身の今田美桜と同じ福岡出身の橋本環奈に、今回なぜベタな京都弁を喋らせようとしたのだろうかわからない。

原作がそうなのか?

方言喋る女の子って、あざとかわいいでしょって狙いか。

 

第1話では、吉田沙保里が劇中の再現ドラマで深田恭子の役を演じてた。

いやぁ相変わらずキレのいいタックル、パワー。低空からの膝取り、背面投げ、本物だけに迫力あるなぁ。深田恭子が着るとセクシーな泥棒スーツも、吉田沙保里だとレスリングタイツにしか見えないから不思議。

もっと吉田沙保里はドラマでたらいいんじゃないかなって思う。演技力とか台詞とかは元アスリートで演技経験ないんだから求めちゃダメだけど、それを逆手にとって無口でぶっきらぼうな機動隊員や警察官とかならいけるんじゃない?アクションができる女優はいるけど、格闘技ができる女優は少ないんだからさ。

 

ドラマの内容?

前作と同じくラブロマンスとミュージカルとアクションとごちゃ混ぜにしてとりとめもない娯楽ドラマです。

恋愛部分をもう少し控えめにして、盗みのテクニックとアクションシーンをもっとメインにしたら、もっと高視聴率になると思うんだけどね。

まぁ、いいか。

 

橋本環奈。可愛いなぁ。

 

福田組常連になっちゃったね。新解釈三国志も楽しみだ。

 

次回から橋本環奈は東京に住まいを移してLの一族を探り出すみたいだ。