GOKIGENRADIO

バーボングラス片手のロックな毎日

球磨焼酎水穂ときりしぐれ

2016-05-23 04:20:49 | FOOD&DRINK
前回郷土料理店の大阪出店のことを書いたが、熊本料理専門店があれば行くのになぁとつくづく思う。
熊本の食材を買うことや食べることが、どこまで震災の復興支援になるのかはわからないが、何かにつけ熊本の商品を買っている。これくらいしかできないのでね。

熊本料理の店があれば行くのだが、あいにく無いので、お取り寄せした「きりしぐれ」を肴に熊本球磨「水穂」を家で飲む。
本当は熊本弁を喋るおかみさんのいる店で、馬刺しや辛子レンコンなんかをつまみに呑みたいものだが仕方がない。

熊本復興支援で熊本の焼酎の、くまモンボトルバージョンが売られてる。
今回の常楽酒造の球磨焼酎「水穂」はその一つ。
「ミズホチカラ」を100%原料とした米焼酎。
米の品種で「ミズホチカラ」ってのは今まで聞いたことがなかったんだが、熊本県の人吉・球磨地域で生産される、熊本県認定品種米だそうだ。でんぷん価が高く、アルコール発酵に優れてるらしい。それを球磨川の最上の天然水で仕込んだ本格米焼酎が水穂

香りがいいね。そして飲みやすい。
ロックで飲むのが一番いいような気がする。

ラベルはいかにも「熊本県産の商品だ」ってアピールするかのように、「くまモン」&「くまもとの赤」を基調としたデザイン。
いかにも焼酎って感じのボトルもいいけど、こんなポップなボトルも好きだ。(横文字がいっぱい入ってると嫌だが)

「きりしぐれ」は市房漬を細かく刻み、山椒の実や柚子の皮を混ぜ込み、ごまなどで風味を加えた熊本の味噌漬物。
味噌は地元の球磨地方産の大豆と、九州産の麦・塩・麹で手作り。
漬物原料(大根、にんじん、きゅうり、生姜)を1カ月以上も塩に漬けて水分を抜きうま味を凝縮させ、その後、味噌床に2~3カ月漬けこんで味噌漬=市房漬をつくる。
これをみじん切りにしたものに、地元の生産者が直接加工場に持ち込んだ調味材料(柚子、山椒の実)を混ぜ合わせる。さらに仕上げで地元名産の球磨焼酎・醤油・ごまを加えてある。
地域食品ブランド表示基準「本場の本物」認定商品。

作ってる下村婦人会は、「今の子どもたちは本当の野菜の味や、日本古来の伝統の味、一から手づくりした本物の味を知らないまま大人になってる。」と憂いて活動している団体。手間暇と技をかけて作ってるこのきりしぐれ。インスタント食品やコンビニやジャンクフードになれた子供たちに、是非食べさせてあげてほしい。
もちろん防腐剤や着色料などの人工添加物はいっさい使われてない。

大人は熊本の米でできた球磨焼酎を、熊本の味噌と野菜で作られたきりしぐれを肴に飲む。うん、いい組み合わせだ。

球磨焼酎 水穂
原材料:米(ミズホチカラ)米麹
アルコール度数:25度
常楽酒造
熊本県球磨郡錦町一武2577-13

きりしぐれ
原材料:大根、にんじん、きゅうり、生姜、麦味噌、醤油、柚子、山椒の実、ごま、球磨焼酎
農事組合法人下村婦人会市房漬加工組合
熊本県球磨郡湯前町下村




日本各県郷土料理店ストリート計画

2016-05-23 02:42:23 | FOOD&DRINK
相変わらずアジア系外国人が街を闊歩しているが、いったい日本人はどこへ行ったんだ?
先週末にナビオ前から東通に入った時には、「おっ!さすが金曜日」と思ったんだが、奥にどんどん進んでいくうちに「あれれ?」っていうくらい人が少ない。アジア観光客は奥まではいかないからね。ネイザンストリートや南大門とかと違って、日本は安全なんだけどなぁ。

以前は週末の梅田って、人混みをかき分けて歩くってイメージだったんだけどな。
酔っ払ったサラリーマン。コンパの二次会に行く学生。初々しいカップルからいかにも不倫ってカップル。さらにそれらにまとわりつくように、あちこちで『お一人さま3000円ぽっきり!」だの「可愛い子いますよ!」とか叫ぶキャッチが騒がしかったもんだ。奴らはいったいどこへ消えてしまったのだろう。
橋下元市長在職中に、「呼び込みは店の前半径何メートル以内で」とか「キャッチセールス禁止」とか「未成年は10時以降店に入れたらダメ」とか、かなり厳しい大阪市の条例を発布したからか、キャッチは店の前でおとなしく看板持ってるだけ。
おかげでなんか閑散としてるのよ。活気がないって言ったほうがわかりやすいか。なんかつまんないの。
まぁそうは言っても、素人の振りをしたキャッチの女の子が逆ナンパみたいに「どっか飲みに連れてってくださいよ~」とか、二人のギャルが声をかける「ご一緒しません」と声をかける、新たな手法もちょこちょこは出てるから気をつけて。

「ワンコイン」とか「1000ベロ」もすでに死語なのかもしれないくらい、一時期タケノコのように乱立してた立ち飲みバルだとかも、もうそんなに流行ってない。
梅田もチェーン店系の店が増えたね。[全品280円]とか[2980円食べ放題+1000円で飲み放題]とかバッカリね。どこも似たようなフードメニューで似たようなドリンクラインナップ。これじゃぁホットペッパーに毎回掲載するはずだわな。
もともと今の若者は飲まない人増えたもんね。絶対数が少ないんだから、新しい店が出来たらそちらに移動されちゃう。客の取り合い合戦してるようなもんだね。
これなら共倒れになっちゃうよ。

それならいっその事、北海道から沖縄までの日本全国の郷土料理店を各一軒づつ出した方が集客できるんじゃないか?横浜ラーメン博物館じゃないけどさ、通りにいろんな郷土料理店があったら集客できると思うんだけどな。百貨店などの何々県物産展っていっつも満員じゃない?各地の駅弁って時でもいっつも大混雑だ。その方が共倒れしないんじゃないか?

名付けて「郷土料理ストリート計画」

大阪在住の地方出身者がいくだろうし、雑誌やTVで取り上げられた郷土料理が食べられるのなら、行くと思うんだがな。
もちろん、大阪全体を探せばいろんな各地の郷土料理店はあるし、北海道料理や沖縄料理店なんかは普通にある。だけど、探したりするの面倒だし、行き慣れた場所じゃないとちょっと二の足踏んじゃうのよね。

今はお取り寄せで、ホームページワンクリックで地方の特産品も取り寄せられるけど、レトルトパウチよりはやっぱりお店で食べたいもの。その方が美味しいしね。その地方の名店はその地方に行った時に食べればよろし。郷土の空気や景色も料理の一部だ。
秘密のケンミンショーなんかで取り上げられた県の店は、次の日からしばらく予約でいっぱいになったりするかもね。

「ちょっとキリタンポ鍋を食いに行かへん?」とか、「ほうとうにするか味噌煮込みうどんにするか悩んでる」とか、「先週ゲンゲを食べたんだけど、今週はばばちゃんにチャレンジ」とか「信州そばと出雲そばとへぎそばの食べ歩き」なんてことも可能だ。
「待ちに待った初鰹のシーズンだから土佐料理屋に行こう」や「クジラが入荷したらしいから和歌山料理店に行こう」とかなるんじゃないか?
今日はどこの県の料理にするかって悩んだりするのも楽しいかもね。

地方の農業や水産の活性化にもつながるし、後継者不足や廃業防止にもつながるんじゃ無いか?
もちろん気に入ったら現地まで食べに行こうとか思うもの。福井の蟹、北海道の海鮮、下関のふぐなんて、今でも平気でおばちゃんらは行くぞ。各県は観光誘致や案内としても利用できるし、店で郷土物産を買えるようにしてもいいんじゃないのか?

もちろん韓国、中国(四川広東北京香港)、ベトナム、インド、タイ、トルコ、イタリアン、フレンチなんかも集めていいが、できればペルーとかエチオピアとかチェコとかあんまり日本に専門店が無いのも集めて欲しいなぁ。イギリスなんかは「フィッシュ&チップスしかねぇぞ」って怒るかもしれないが(ジョンブル魂の人ごめんなさい)スコッチ専門のバーにすればいい。アメリカ?あそこはなんでもあるから気にしなくていい。すでにコーヒーやハンバーガーで席巻してるんだしさ。
サッカーW杯やオリンピックの時は盛り上がりそうだぞ。クロアチアVSオランダのサッカーの試合を、どちらかの店で食べて飲んで応援する。それもアリだな。

大阪市や大阪府は各県に依頼して助成金出したり、税金特例とかして誘致すればいいんじゃないのか?
梅田の東通とはお初天神通りでもいいけど、各地のシャッター商店街になってるところでやってみたいなぁ。俺に金があったらプロデュースしてやりたいな。
日本経済の活性化にもなるし、地域活性化と地方活性化になりそうだ。ちょっと地産地消とかの考えとは違ってしまうけどさ。

飲みに行く機会が増えれば増えるほど、先日書いた「酔った勢いで」ってやつも増えるだろうから、必然的に少子化対策にもなるぞ。
どうだ?安倍総理。どうだ?松井知事。