バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

行き先案内は誰のために…

2008年01月23日 09時25分13秒 | バス運転士
某駅からは、主にA、B、Cの3ヶ所へ向かうバスが出ている。しかし、B行きのバスもC行きのバスも、Aまではまったく同じ道を通ってBまたはCへ向かう。さらに、その先5つのバス停は、B行きもC行きも同じ道を通る。そして6つ目のバス停直前の交差点をB行きは左折、C行きは直進するのである。そこがB行きとC行きとの分岐点となるので、その6つ目のバス停(B行きもC行きも停留所名は同じ)のアナウンスが少し異なる。C行きのバス車内では「このバスはC行きです」と念を押すのである。しかし、私はそこで「えっ!?」というお客様の声を聞いたことがない。その代わり、私が「あっ! そうだった…」と思うことは何度もあります。このアナウンスのお陰で、C行きの私が左折せずに済んでいるということは断言できます!!

前述とは違う某駅から出ているD行きとE行きも同じような路線になっていて、昨夜も危うくE行き(右折)とD行き(直進)を間違えるところでした。「このバスはDへは参りませんので…」というアナウンスに助けられました。そう、これらのアナウンスは運転士のためにあるのです! 間違いない!! ◎自信あり!!!

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バスカードの割引は難しい!?

2008年01月21日 13時38分21秒 | バス運転士
弊社バスで使用できるプリペイドカードは何種類かあるけれど、小学生などに対しては“小児用ボタン”を押して半額にしなければならない。普通は「子供です」と言ってくれるので、ボタンを押してから「どうぞ」と言えば良いのであるが… 子供が勝手にカードを通しておいて、その親が「どうして半額になってないんだ! 見れば分かるだろ!!」と怒鳴るなんてこともありましたね。小学校高学年ともなれば、外見だけで中学生と判別するなんて出来ませんよ。常にランドセルを背負わせといてくれれば分かるけど…

ある日の午後、一瞬の隙をつかれて「どう見ても小学生だろう」と思われる子供に無言でカードを通されてしまった。私は「お金を返さなきゃ!」と思ったけれど、すぐにそのカードが他社から発売されている“小児用プリペイドカード”であることに気が付いた。あぁ~、ビックリした… そりゃ黙って通すよなぁ~。そこで「子供です」なんて言われて“小児用ボタン”を押そうものなら、大橋巨泉じゃないけれど「さらに半額!」となってしまうのである。以後、気をつけねば…

またある日の午後、昼食後の眠気と戦いながらバスを走らせていた。そして、某バス停で数名の成人男女が運転席横の前扉(降車口)から降りていき… 最後の降車客である女性を何気なく見た瞬間、「ん!? 思ったよりもかなり若い! 成人じゃなくて高校生か???」と思ったのである。そして私は何を思ったのか“小児用ボタン”を押して、半額で降ろしてしまったのだ。扉を閉めて、発車してから気が付いた。「あれ? 高校生は半額じゃないよなぁ…」と…。【成人じゃなくて高校生】→【彼女は他の客と違って未成年】→【区別しなきゃ=半額にしなきゃ】→【急げ! カードを通される前に…】ってなところじゃないかと自己分析… アホですね!

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本日の“休日”出勤

2008年01月20日 22時06分22秒 | バス運転士

今朝は4時半に起床、ソーセージと菜の花をおかずにごはんを食べました。その後、トイレと入浴(シャワー)を済ませてから家を出て、途中のコンビニで“1日分の野菜”ジュースを飲んで、午前6時過ぎに営業所へ到着しました。いつものようにバスの点検をしてから点呼を受けました。今日の私の仕事は【センター試験を受ける学生を、某駅から某学校まで輸送すること】でした。「私にとってはいつもと変わらない仕事だけれど、受験生たちにとっては一生に一度の日なのかも… そんな重要な時だから、間違っても事故ってはいけないな」なんて思ったら、急に緊張感が全身を包み込んできました。

この輸送の為に16台のバスが用意されていましたが、私は9号車でした。私の出番は午前7時過ぎ、受験生を乗せて某駅から某学校まで1回だけ走りました。緊張しました。走り慣れた道なのに、危険が一杯潜んでいるように思えてなりませんでした。が、何事もなく午前8時には営業所へ戻っていました。さて… 時間が空きました。一人の先輩運転士から「松井さん、久しぶりに行きますか? 最近、全然会いませんよね?」と誘われて、マンガ喫茶へモーニングを食べに行きました。おごってもらいました。約1時間後、営業所へ戻ると「午後2時半に某学校へバスを配車するように」と伝えられた。すると同じ班(休日が同じローテーションで回っている)の仲間から「昼飯、食いに行きますか?」と誘われて、24時間営業のファミリーレストランへ行きました。私は豚キムチうどん&豆腐サラダを食べました。その後、営業所で2時間ほど仮眠をしてから、某学校へ向かいました。午後2時50分頃に学生たちを乗せて某駅まで走りました。午後3時15分頃には営業所へ戻っていました。さて… 再び時間が空きました。次は「午後5時半に某学校へ…」ということでした。すると私と同い年の先輩運転士が「あ~、腹減ったな。マック行かない?」と言いました。私は「少しだけなら…」とマックポーク&マックシェイクだけを食べました。その後、休憩室でワイワイガヤガヤと時間の経つのを待って、午後5時過ぎには某学校へ向かいました。それから更に学校で待って… 午後6時20分頃に学生たちを乗せて某駅まで走りました。そして午後6時50分、本日のお仕事終了となりました。それにしても、今日は仕事に行ったのか食事に行ったのか…???

ちょっと前にも書きましたが、休日出勤は時間計算になります。当然のことながら、勤務時間に応じた賃金しかもらえません。いつもこんなに楽な仕事ではありませんし、こんな仕事ばかりだったら給料が少なくて食べていけません。念のため… 。

ちなみに、帰宅してからの晩ご飯は… 巻き寿司、サンドウイッチ、餃子でした。さあ、明日からダイエットだ!(ウソ)


鉛筆!?

2008年01月18日 20時59分33秒 | バス運転士

午後5時半過ぎ、あるバス停から仕事を終えたオジサンたちが乗ってきた。これは、いつものことである。そして、その中の一人が運転席のすぐ横に立って、たった今まで吸っていたタバコの臭いをプンプンさせている… タバコ嫌いな私にとっては“一種の拷問”であるが、これもいつものことである。だが、今日は違った。漂ってくる臭いがタバコではなく、鉛筆の臭いだったのだ。あの黒鉛と木の臭いが入り混じったような… そういう現場で作業をしていたのか、そういう原料に触れていたのか… とにかく、久しく鉛筆というものを使っていない私にとっては、とても懐かしい臭いだった。が、それが5分、10分と続いていると… 元々爽やかな香りというわけではないので、気分が悪くなってきてしまった。しかし、オジサンに悪気はないので我慢するしかなかった…


祝日の地方競馬場で…

2008年01月14日 20時49分23秒 | バス運転士
今日は、鉄道の某駅から地下鉄の某駅を経由して、某地方競馬場へ行くという仕事でした。私は5号車で、午前11時20分と午後1時00分に鉄道の某駅を発車して、50名以上の競馬ファンを乗せました。その後、最終レースが終わるまでの約3時間は競馬場で待機です。ハッキリ言って仕事は楽です。が、今日の私は休日出勤なので、その時間に見合った給料しかもらえません。当然、この3時間は勤務時間として認められません!! さて、このプライベートタイム… 以前の私であれば、迷わず中に入って馬券を買っていたことでしょう。しかし、今年の私は違います。我慢します! そこで、用意していったCDウォークマン(骨董品?)とCD3枚を取り出して、私のバスは一人カラオケボックスとなりました。歌ったのは… 80年代の男性アイドル、同じく80年代の男性アイドルグループ、そして70年代… 否、現役バリバリの男性アイドル(?)です。そして午後4時30分過ぎ、再び競馬ファンを乗せて駅まで送っていきました。頭の中では3組の男性アイドルが踊ったまま…

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