private opinion

next live 12.14 高円寺showboat(S)

愛・地球博 10

2005-06-08 17:13:21 | おでかけ
いやぁもう、遊んだなんてモンじゃない。
朝から晩まで、すんごい楽しかった。
ユルイのカタイの脱力や感動。
そしていよいよラスト!

会場のほぼ中心に位置する「こいの池」でのナイトイベント。
時間調整してたつもりが少し遅れて、棒になった足で走って見える所まで行きました。
池の中で霧状に噴水させた水にホログラフのようにアニメを投射させていました。
キレイキレイ。

そして猿がテーマのショーだと聞いていたのだが、
それが想像を遥かに超えたものだった。
一際大きく噴水が上がったと思うと、ジワリジワリと目測で15,6メートルはあるだろうと思う(もっとあるか?)巨大な猿がせり上がってきたのだ。
スゲエスゲエ。

それが目を開けて歌うのだ。やたらカワイイ声で。回転しながら。
そして投射されたアニメーションがまた動き始める。
が、しかし新たな展開を期待して10分が過ぎ20分が過ぎ
いつまでたってもアニメと猿の絡みの意味が全く伝わらず
なんかでっかい猿もちっとも可愛くなく見えてきました。

この時点に至る以前に小泉組は行動を起こしたらしい。
いち早くこれ以上の展開は無しと見切りを付け、夜間で行列が少なくなってるのと
皆が猿に気がいってる隙に人気パビリオンを目指し、見事スパートに成功したのだ。

俺組はというと「最後はこれでよかったんだ」
金のかけ方を微妙に間違え、そしてオチもへったくれもなく池へ消えていった猿を想い、
「望んだ事じゃないか、これでよかったんだ」と胸を張りました。
イメージの統一、工夫趣向を凝らしたアトラクションを擁する大型テーマパークには無い
秩序の中の無秩序、それが万国博覧会。

大体目を付けてた国のしょぼくれ方は読みどうりであり、それ以上のモノでもあった。
貧乏な国がしょぼくれている訳じゃない。
ドイツや最後の猿のように金はかけてるが何をやりたいのかサッパリ分からんのもある。
最新の技術、そして演出力に裏打された人気パビリオンの影には
やはり微妙なセンスで脱力感を誘うショボパビの存在も必然なのだ。
今回の俺の万博観覧はそこに、影にテーマを絞った。

マンモスもトヨタも大地の塔も見ていない。
ほぼショボパビ一直線。
人気パビも少しは見とくかと行列に並び、思いがけずにショボかったドイツは今考えるとラッキーだったと思う。

もう一度機会があれば行きたい。
その時は光の部分をメインに見たい。


愛・地球博 9

2005-06-08 15:43:15 | おでかけ
印象的なパビリオンばかり紹介してる訳ですが、
(ドイツ館)ここも語らなければならない。
乗り物系のアトラクションは少なかったのでここは一つ並んでみるかと、80分待ち。
待ってる間に小泉組が通りかかったので行列に呼び込む。

「エクスペリエンス・ドロップ」と呼ばれる流線型の乗り物に乗り込み
ガラス張りの外を素敵な風景が流れるのかと思いきや、
ハイテク機材で構成されたらしい軌道システム上を
またしても珍しくもなんとも無い展覧物を見るのだ。
ハイテク機材の説明は一切無い。

途中に通りかかったコントロールルーム(のつもり?)では外人が大あくび。
そうこうしてるうちに前方にスクリーンが現れ(小さい!)そこに水流が渦を巻いている映像が映されたととたん
「エクスペリエンス・ドロップ」が左右にガクガク揺れました。
水流に飲み込まれたバーチャル効果のつもりだと思われます。
俺の横で小泉君が「やべぇな、これやべぇなぁ」とつぶやいていました。

そして左側にちょっとかっこいいロボが現れなんか旗ふってアピールしてたところをパシャっと
撮られたのが上の写真です。オービスが光った時のような感じの悪さ。
そしてそれを出口で600円で売るという寸法なのさ。
俺と小泉君はデジタル万引き。それを見たおばちゃん(同乗してた)が
「そりゃそうよねぇ、やっぱりそうするわよねぇ」と言ってた。

そして「エクスペリエンス・ドロップ」から降り立った俺組と小泉組はなんとも言えない気まずい空気の中、言葉少なげに「じゃ、またどこかで、、、」とお互いまた違う道を歩き始めたのだった。