きまぐれ日記「あばよ昨日、よろしく未来」

西武ライオンズと鹿児島をメインに更新していきたいと思います。

涌井9勝目、西武5連勝☆☆☆☆☆

2007年06月19日 23時04分45秒 | 西武ライオンズ(2007)
涌井 完投封印でトップタイの9勝目
西武 9-2 ヤクルト

尊敬する先輩から受け継いだ“完投スタイル”は封印した。何よりもチームのためだ。2年前にプロ初勝利を挙げた神宮のマウンドで序盤から一球入魂。西武の涌井が7回を1失点でリーグトップタイの9勝目を挙げ、チームに5連勝をもたらした。
 「立ち上がりから飛ばしました。自分の勝ちより、チームの連勝を止めなかったのがうれしい」
 ヤクルト・青木との対戦がカンフル剤となった。2回に1点を失ってなお2死満塁では、直球を見せ球に通常より5キロ以上も遅いチェンジアップで空振り三振。2点リードの7回2死一、二塁ではスライダーで空振り三振だ。北京五輪日本代表の星野監督がテレビ解説に訪れた試合で同じ日本代表候補から2三振。要所で反撃ムードを断った。
 チームは5月30日から11日までに10連敗。5月までに8勝の涌井も、過去2試合は黒星で大型連敗を止められなかった。序盤に失点する内容に「完投へのこだわりは一時捨てます」。母校・横浜高の先輩でレッドソックスに移籍した松坂を手本とした、常に完投を目指す投球スタイルを変更。伊東監督も「涌井は最初から飛ばして、よく抑えたね」と高く評価した。
 21日に21歳となる若きエースは「まだ五輪は意識しないです。とにかく優勝したい」と目を輝かせる。10連敗後の5連勝で4位タイに浮上。上位戦線への再浮上を目指して涌井は突っ走る。
 <ヤクルト 藤井2発6連敗>ヤクルトの先発・藤井が2ラン、ソロの2発で5回3失点降板。打線も前回5日にKOした涌井を崩せず、借金は再び13となった。プロ通算50勝に王手をかけた後、これで6連敗の藤井は「ファンにもチームにも申し訳ない」。古田監督は9回に登板し5失点した不振の先発要員の石川について「悪いねえ。ただ(米野の)リードにも不満があるけど」と話し、試合後に石川の2軍落ちとルーキー高市の1軍昇格を決めた。