きまぐれ日記「あばよ昨日、よろしく未来」

西武ライオンズと鹿児島をメインに更新していきたいと思います。

西武、連敗脱出!☆

2007年06月13日 22時49分03秒 | 西武ライオンズ(2007)
岸、新人一番乗りの初完封!西武連敗10で止めた
西武7ー0阪神(13日、グッドウィルドーム)

西武はルーキー岸が圧巻の投球を披露し、連敗を10で止めた。初回のカブレラの先制適時打など3回までに5点の援護をもらった岸は、阪神打線を4安打に抑える危なげない投球。4回以降は二塁さえ踏ませない完ぺきな内容で、5勝目をプロ初完封で飾った。中日打線をシャットアウトした楽天の田中より20分早い、両リーグの新人で完封一番乗りとなった。
 鮮やかに舞い、西武に忘れかけた歓喜を運んできた。レオの王子がチームを連敗地獄から解放した。泥沼の10連敗を岸が止めた。4安打完封。「自分で始まった連敗を止められてそれが一番です」自身が先発した5月30日阪神戦(甲子園)から続いた黒星街道に終止符。ルーキーのプロ初完投初完封で西武が悪夢の15日間に別れを告げた。
 無我夢中だった。「甲子園の借りを返そうと、思い切り投げるだけでした」6回3失点で逆転を許した前回対戦の屈辱を胸に、猛虎に立ち向かった。果敢に直球で内角を突き、左打者にはしたたかにチェンジアップを多投。10連敗のプレッシャーをはねのけ、楽天・田中より20分早く今季の新人完封一番乗りを果たした。
 上がり性の悪い癖はチームリーダーのひと言で消し飛んだ。試合前に和田から「10点とるから9点とられてもいい」と激励された岸は「あれで楽になりました」。悪い流れを変えようと、試合前は日課のシャワーを封印。試合中は常にラインを右足でまたいでマウンドへ向かった。
 この日は東北学院大時代の友人が観戦に訪れた。大学では06年春、仙台六大学リーグで東北福祉大の35連覇を阻止。伝説を力ずくで止めた男は1年後、大学時代と同じブルーのユニホームを着て不振にあえぐ西武を救った。
 新人の快投に導かれた16日ぶりの白星に、伊東監督は「優勝したくらいうれしかった。素晴らしい投球に勇気づけられた」と最敬礼。シーズンはまだ折り返し前。反撃の時間は残されている。プリンスのさわやかな笑顔を合図に、最下位からの逆襲が始まる。