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聖書もキリスト教もカトリックもアンチセメティズムではない

2019-09-05 | キリスト教

実は これらの言葉は、ヘブル語聖書の中で、イザヤ、エレミヤ、ミカ、エリヤなどのユダヤ人預言者達が語ったものだ。そうすると、ヘブル語聖書に登場する預言者達も、イスラエルの宗教的指導者を批判したので、反ユダヤ主義者だということになるのだろうか。もちろん そんな事はない。

それと同じように、ユダヤ人である預言者イエスが、イスラエルの宗教的指導者を批判したからといって、反ユダヤ主義者のレッテルを貼ることはできない。

 反ユダヤ主義の源は、新約聖書ではなく、新約聖書が書かれた時代から300年後に、コンスタンティヌスがローマ皇帝となり、カトリック教会の形成に影響を与えたことにある。カトリック教会が新しい考えを教え始めたのだ。それは、神がイスラエルの民を見捨て、カトリックの信者をイスラエルの民と置き換えて神の民にしたという教えだ。時間の経過と共に、カトリック教会は大きく成長し、力を強めていった。こうして悲しいことに、教会史上、長期にわたって反ユダヤ主義的教えが強化されていったのである。
 

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