12時前 いけにえとしてのとりなし(神と人類の仲介)
①「父よ、彼らをお赦しください。彼らは何をしているかを知らないからです。」ルカ23:34
←罪人と神との間をとりなす
③ 母に「婦人よ、これがあなたの子です」とおおせられ、また弟子には「これがあなたの母です」ヨハネ19:26-27
←人類に聖母(仲介者)をとりなす(仲介者の仲介)
暗黒の3時間(12〜3時)
「昼の十二時ごろ、太陽がくらみ、三時ごろまで地上一帯が暗くなった。」ルカ23:44
身代わりに罪を負って神の罰を受ける燔祭の3時間
「私の神よ、私の神よ、なぜ私を見捨てられたのですか。」マルコ15:34
←神からの遺棄、神の不在、神人における神と人との分離
「神殿の幕は、真中から二つに裂けた。」ルカ23:45 ←契約を守らなかった者に対する真二つ裂きの刑(アブラハムの契約)
「聖父と私はひとつである」ヨハネ: ←ひとつをふたつに分離
「私は渇く」ヨハネ19:28
←燔祭によるいけにえ体験の表現
モーセの律法に基づく焼き尽くす燔祭(いけにえ)
「すべてはなしとげられた」ヨハネ19:30
←燔祭の完了
consumatum est(ブルガタ訳ラテン語)はfinished(終わった)ではなくconsummated(完成した)という意味
最後の晩餐における過越の第四杯は「cap of consumation」と呼ばれている
「父よ、私の霊を、み手にゆだねます」ルカ23:46
←完了した燔祭の神への奉献
すでに肉体(人性)の燔祭は尽くされたが、霊魂も献げられた
イザヤ53
3 彼は侮られて人に捨てられ、悲しみの人で、病を知っていた。また顔をおおって忌みきらわれる者のように、彼は侮られた。われわれも彼を尊ばなかった。
4 まことに彼はわれわれの病を負い、われわれの悲しみをになった。しかるに、われわれは思った、彼は打たれ、神にたたかれ、苦しめられたのだと。
5 しかし彼はわれわれのとがのために傷つけられ、われわれの不義のために砕かれたのだ。彼はみずから懲らしめをうけて、われわれに平安を与え、その打たれた傷によって、われわれはいやされたのだ。
6 われわれはみな羊のように迷って、おのおの自分の道に向かって行った。主はわれわれすべての者の不義を、彼の上におかれた。