カトリック情報

katorikku jyohou

自分の宗派がもうだめだと思うプロテスタント、聖公会、正教会、公会議教会からのお越し(改宗)を謹んで承ります(カトリック伝統派)

2020-08-25 | 保守派(コンサバティブ)

2020年現在の位置から振り返ってみますと、2016年12月に開設されたこのブログは、保守福音主義に立っていた自分が次第に歴史的典礼・秘跡・教会論・ユーカリストへと神学的変遷を経つつ、2018年に(ほぼ)カトリックに改宗、さらにそこから東方典礼カトリック教会を経て、最終的に東方正教に改宗するまでの軌跡を綴った探求記としての特徴をもっています。いくつかの記事を挙げておきます。http://japanesebiblewoman.hatenadiary.com/about

「カトリック VS プロテスタント」という二者対立構図ではなく、カトリックという母体の「中に」元来プロテスタントは包含されており、ーーここ500年余りそれは外形的に分離され、教権を否定する「ソラ(Sola)」の異説として深刻に歪められ、教会無しの痛ましい状態にはなっているけれどもーー、それでもルイ・ブイエ*1が指摘しているように、プロテスタンティズムの最良の諸要素は皆、カトリシズムの豊満性の中に包有されており、それゆえ、プロテスタンティズムがかくあらんと切望しているところのものに成るためには、やはりプロテスタンティズムはカトリシズムを必要としている、ということを改めて思わされました。*2*3

(とは言え、プロテスタンティズムにおける使徒継承の欠如、秘跡の有効性の欠如、「聖書のみ」のパラダイムの問題性、教会の欠如、合法的に叙階された司祭の欠如、教会論における機能的グノーシス主義などは、改宗なしには修繕不可能な致命的欠陥だと思います。)http://japanesebiblewoman.hatenadiary.com/entry/2019/06/14/040653

それゆえに、5月にヴァチカンが警告したように*今や聖公会主教たちには二つの選択肢しか残されていません。すなわち、教皇庁との和解および再結合を求めるか、あるいは、プロテスタンティズムに不可避的に付随するところの終局的完全分解の道を進むか、その二つです。

アングリカン主義の一翼はすでにプロテスタンティズムの道を選び取りました*4。アングリカン主義の皆がローマ聖座との和解および再会の道を求めるよう、共に祈っていきましょう。http://japanesebiblewoman.hatenadiary.com/entry/2019/04/28/171439

元カトリック教徒として私も、カトリシズムがメインライン・プロテスタンティズムに倣い、いかにして急速にこの傾斜の道を下降しつつあるかについて語りました。この傾向は教皇フランシスコの体制下において特に顕著です。あるカトリックの友人にその事を語り、今やその戦いが正教にもやって来たということを話すと、彼女は言いました。「どうか降参しないでください。残された最後の砦はもう正教しかないのですから。」

今週、米国正教会の主教たちは、会合を開きます。プロ・ゲイのグループである Orthodoxy In Dialogueが、主教たちに向け挑戦を突き付けているのです*1。このグループは、以下の事を司教たちに要求しています。

1)中絶に対する非難をやめること。〔プロ・ライフの運動である〕March for Lifeへの参加をやめること。合法的、使用可な中絶撤廃に対する是認をやめること。

2)同性愛志向に対する批判をやめること。

3)過去のあらゆる同性愛志向批判内容文を、管轄区、個々の教区のウェブサイトから削除すること。 

4)トランスジェンダーのアイデンティティに関する非難を中止するよう、司祭たちに教示すること。

5)公的にして永続的な教会の働きとして、LGBTQIスペクトルの中のどこかに相当する正教クリスチャンのための国際支援組織に権限を与え、是認し、援助すること。

http://japanesebiblewoman.hatenadiary.com/entry/2019/05/25/010536


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