鹿島《少将》の航海日誌

改めてブログ作り直しました。
ヤマト関係を中心に、興味あるもの等をお届け。

宇宙戦艦ヤマト2205ー新たなる旅立ちー

2019-11-14 22:33:00 | 宇宙戦艦ヤマト:二次創作



二次創作
宇宙戦艦ヤマト2205ー新たなる旅立ちー

第一話


西暦2203年。
大マゼラン銀河サレザー太陽系第四惑星イスカンダル。
そのイスカンダルの君主スターシャは、救いの手を差しのべた地球で、恐れていた愚行の事実を知った_。


スターシャは苦悩する日々を送っていた。
旧デスラー政権が崩壊し、ガミラスもまた、新たに復興しつつあった_。
そんな中、ジャンプ(ワープ)トラブルを起こした地球で製造され、譲渡された波動砲搭載型アンドロメダ級空母が、イスカンダルの王都近海マザーの海に着水した。
ワープトラブルの原因は、不慣れな地球(テロン)製の操作方法によるもので、ガミラス人兵の操作ミスによるものである。

幸い、クルー及びイスカンダルの王都には被害は無く、機関の損傷だけで済んだ。

トラブルを起こし、着水した艦(ふね)を目撃したスターシャは、当初、それが地球で製造された"波動砲"搭載艦とは思わなかった。
何故ならガミラスでも、波動砲搭載の艦(ふね)は存在したからだ。
だが、実際には違っていた。
着水したガミラスの艦のクルー達の状況を確認する為、スターシャはイスカンダロイド二体を派遣した。
派遣した二体のイスカンダロイドからの情報に、スターシャは言葉を失ったという_。

「……波動砲の量産………。」



その後、およそ一年スターシャは苦悩し続け、決断した_。
改良型のイスカンダロイド一体を地球に派遣する事を決めた_。
"時間断層"そのものを閉鎖、波動砲搭載艦艇の破壊を行う為に_。


時は流れ_。
西暦2205年。


木星圏トロヤ小惑星群に一隻の宇宙船の姿があった。
それは、この時代、最も速い恒星間航行宇宙船イスカンダルのシュヘラザードであった。
シュヘラザードは小惑星に紛れ、遮蔽シールドを展開していた。

「℃@¥$…#$¢…¥@℃@¥$座標、入力完了!」
「物質転送波、送射!」
「波動カプセル射出!」
「ワープを確認。これよりイスカンダルへ帰投する。」
「進路反転172度、回頭。」
「ワープ!」


ー地球・極東管区日本中央都市郊外ー




突然大気中に無数の蒼白いプラズマ波が発生、英雄の丘を包み込む。
英雄の丘に建つ英霊の碑の裏側に一発のミサイルが、撃ち込まれたかのようなひび割れた窪み、プラズマ波が消え、湯けむりのような白い煙が立ち込めたかと思えば、一瞬にして消えた。
辺りは何事もなかったように静けさを取り戻した。
そして、英霊の碑の裏側に突き刺さる波動コアを大きくしたような形状のカプセル。
「カシャ!」「プシュー!」と機械音。
地面に突き刺さる波動カプセルは、地面に突き刺さる三分の一から上の部分がゆっくりと上に上がってゆく。
四~五秒後、その中から人らしきものが姿を現した。

スラッと伸びた脚、ふっくらしたバスト、キュッと締まったらウエスト、丸みがあり、プリッとしたピッフ、青み掛かった肩くらいまでの髪、瞳が少し大きめで、ややつり目、175Cmくらいの身長がある"パリコレ"のモデルでも通用するくらいの女性だった。
その女性は二歩、三歩とゆっくりと歩きはじめると一度立ち止まり、360度くるりと辺りを見渡した。
100メール先に公衆用通信機を見つけた。
彼女は再びゆっくりと歩きはじめた。
公衆用通信機の受話器部を手に取ると、右手の小指を針金のような細さに形を変えた。
その針金のような小指を受話器の通話口の穴に差し込み、ネット回線に接続、旧地下都市の場所を検索、情報を入手した。
彼女の地球の情報とは、たかが知れている。
宇宙戦艦ヤマトがイスカンダルに赴いた際、スターシャと対面した艦長沖田や古代、真田、新見、森雪、そして末の妹ユリーシャから聞かされた程度の事しかデータはないのである。
その為、単語的な情報しか無く、その単語を元に検索し、情報として入手、データとして保存するしかないのである。


ー旧時間断層跡地ー






第二話へ
つづく。


この物語りは私設定が混ざった《宇宙戦艦ヤマト2205ー新たなる旅立ちー》の二次創作です。
使用している画像はイメージです。また一部、Ps版「宇宙戦艦ヤマト・ イスカンダルへの追憶」等の設定資料から引用。拾い画を使用しています。


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