鹿島《少将》の航海日誌

改めてブログ作り直しました。
ヤマト関係を中心に、興味あるもの等をお届け。

宇宙戦艦ヤマト2203ー新たなる航海ー第十話

2019-05-02 10:08:12 | 宇宙戦艦ヤマト:二次創作



宇宙戦艦ヤマト2203
ー新たなる航海ー

第十話


「機関最大!!」
「上昇角40度ヨーソロ!」操縦悍を押す島の腕が小刻みに震える。
「安定翼展開!」ぐんぐんと加速、上昇するヤマト。

「第一、第二ショックカノン発射準備!」
「左舷、空間魚雷全門開け!」

イメージ曲宇宙戦艦ヤマト2199より。

「前方で余剰次元の高エネルギーを確認!!」慌ただし声でコスモレーダーを睨む西条が告げて来る。

「何ッ!?」

「進路、速度そのまま!」一瞬、焦りを見せる島。
その島を説くように、古代は命令の変更をしなかった。

渾身の一発であるデスラー砲は戦闘要塞艦ゴルバの中心部に直撃を喰らわせた。
だが、ゴルバは反粒子防護膜を展開、そのデスラー砲を弾き返した。
反粒子防護膜が鏡のような役割を果たし、弾き返したのだ。
しかも厄介な事に反粒子によって、撃ち放ったデスラー戦闘空母へ弾き返したのではなく、散弾銃を撃ったように拡散され、弾き返されたのだ。



これによりデスラー艦隊は半数を一気に失いまた、デスラー砲を撃ち放った座乗する戦闘空母も被害は甚大であった。

「ああ。デスラー艦隊が……」砲雷長席に腰を下ろす北野が震える声で口を開いた。

「うろたえるな!」
「北野!距離3.000でショックカノン発射だ!!」
「デスラー砲(波動砲)が効かなかったとはいえ、近距離なら!」
「波動防壁、艦首に最大展開!」古代は新たな指示と激を飛ばした。

「ヤマト航空隊、ヤマトの左右に展開ヤマト護衛に着きます!」



だが、ヤマトが距離を詰めるよりも先にデスラー座乗艦、戦闘空母が急加速、突撃を敢行した。

「なっ!?何ッ!!」
「デスラー……。早まるなデスラー!」艦長席から身を乗り出す古代。

ゆっくりと照準を合わせるゴルバの大型ビーム砲。
その大型ビーム砲口に向け、デスラー戦闘空母は急加速したのだ。
外部からの攻撃が役に立たないと判断したアベルトは、ヤマトへ望みを託したのだ。
自らが"導火線"と成り、ヤマトの波動砲を持ってゴルバを内部爆発させようと云うのだった。

「デスラー戦闘空母からダイレクトコール!強制介入されます!」



「古代艦長!」
「ゴルバのウィークポイントはココだ!」
「私ごと波動砲を撃て!」
「見ての通り、このゴルバに外部からの攻撃は効かない!」
「ガミラスの未来のためにも、古代、躊躇うな!」
「撃て!」
そこでダイレクトコールは途絶した。



何も映り出されてはいないメインモニタを見つめる古代。



「南部戦術長。波動砲発射準備。」
「トリガーを艦長席へ回せ。」


◆◆◆◆




「……幼稚ナ………A.Iなど…。」
「……優先されるは………優先されるはスターシャ陛下を守れ!」

「……再起動。」

「この艦はワタクシのもの!」
「侵入者やロックスには渡さないッ!!」



「……ウウウッ……。」
「コダイ…サン………。」ディアーブーロを掌握したアナライザーであったが、イローゼの再起動に機能を停止に追い込まれていた。

再起動したイローゼの眼が朱(あか)く光ると同時にイスク・ディアーブーロの分離された波動砲艦を操り出した。

「次元流動体グラビューム粒子エネルギー最大チャージ!!」

「クックックックッ。」
「発射ーーーッ!!」


第十一話
つづく。


◆◆◆◆


【宇宙戦艦ヤマト】ー新たなる航海ー仕様イメージ

艦種:超弩級宇宙戦艦

識別番号:BBY-01
(ヤマトとしては第三代ヤマトとなる。)

全長:333.00m→390.00m
※ゲルバデス級ハイゼラード級等とほぼ同等。
艦体幅:43.60m→54.00m
(第二格納庫の拡張に伴い、全長及び艦体幅も拡張された。約30mの飛行甲板:リニアカタパルト及びターンテーブルを新設。これにより、発艦時に後ろ向きに発艦しなくても良く成った。パレット式の格納はそのまま。また、管制室も新設された。)

※自動航法室は全天球レーダー室に改装された。

最大幅:61.77m→71.77m(安定翼展開時:87.72m)

艦体高:94.54m

最大高:99.47m

最大速力
(通常航行時)亜光速

乗員:999名(※999名まで可能)

主機関:ロ号艦本イ400式次元波動缶(通称:波動エンジン)×1基
副機関:艦本式コスモタービン改(74式推進機関)×8基・2軸

兵装

次元波動爆縮放射機(200サンチ口径、通称:波動砲)×1門

主砲:48サンチ三連装陽電子衝撃砲塔×3基(※実体弾も射撃可能)

副砲:20サンチ三連装陽電子衝撃砲塔×2基(※実体弾も射撃可能)

魚雷発射管×12門(艦首および艦尾両舷)

短魚雷発射管×16門(両舷側面)

八連装ミサイル発射塔×1基(煙突部)

ミサイル発射管×8門(艦底)

94式爆雷投射機(マスト付け根)

12.7サンチ四連装高角速射光線砲塔×8基

8.8サンチ三連装高角速射光線砲塔×4基

12.7サンチ連装高角速射光線砲塔×8基

7.5サンチ連装高角速射光線砲塔×10基

7.5サンチ三連装速射光線機関砲塔×4基

司令塔近接防御火器×2基

艦載機
艦載艇
艦載車両

零式52型空間艦上戦闘機 コスモゼロ×2機

1式空間戦闘攻撃機 コスモタイガーII×32機(+予備機4機)→39機※予備機1機 計40機

空間汎用輸送機SC97 コスモシーガル×2機

100式空間偵察機×2機

キ8型試作宙艇×1機

90式内火艇×2隻

作業用装載艇×6隻

特2式多目的換装車×6両

特殊装備

波動防壁(次元波動振幅防御壁)

亜空間ソナー


◆◆◆◆


この物語りは私設定が混ざった《宇宙戦艦ヤマト2202愛の戦士たち》の二次創作です。
一部、公式より引用。
また、プレイステーションゲーム版設定資料より引用。

使用している画像はイメージです。また一部、拾い画を使用しています。