天気 快晴 気温12度
嫌になる位快晴が続いています。
本日も30度を超えて真夏日の地方が有るようですが
狂っているとしか思えない天気です。
竹の子採りで、もう一つ問題になったのは
遭難の多発でした。
大勢が来ていますので、人の入らない奥へ
奥へと入り込んだり、2メートル以上の竹藪ですので
ぐるっと一回りをすると方向が判らなくなります。
普通の竹林とは違い、クマ笹の竹藪は混んでいて
身動きもままなりません。
竹の子採りの遭難で一番困るのは、皆さん直ぐに
戻るつもりで竹藪に入っていますので飴玉の一個も
持っていません。登山なら行動食や非常食
を持って行くのが常識です。
また夜間は5度位まで気温は下がります。
雨に濡れたり汗を掻いたままですと低体温症で
命の危険性もあります。
アルプスなどの遭難と違い天候の回復を待って
ヘリでと言う訳には行きません。
だいたい午前中の早い時間に竹藪に入り
10時くらいの待ち合わせで、帰ってこないで
仲間内で探して見つからず夕方、遭難の一方が入り
それから準備出動になります。
一晩、山の中にいたら生死に係わりますので
探すのは深夜になります。
見つかればよいのですが、翌日、仏さんで発見も
何度もありました。
一度、翌日発見で24時間山の中をさ迷い
疲労困憊で、県警でヘリを出してくれたのですが
遭難者は採った竹の子を背負ってヘリに乗ろうとしたら
ヘリの運ちゃんはマイクで、機内に竹の子を収容する
スペースはありません。
両方の気持ちがよく判ります。
遭難者にすれば命がけで採った竹の子です。
しかしヘリの運ちゃんにすれば、それを認めれば
タクシー代わりに、ヘリを呼ばれるようなっては困ります。
とんでも無い山奥に竹の子採りに行って
帰れないのでヘリをお願いと
入山禁止にしてからはあまり遭難は起きていません。
あまり奥に入らなくても直ぐ側で採れますので