白樺の芽吹き

お昼に奥志賀からお食事にお見えのお客様が
奥志賀では白樺が芽吹き出しましたと
お聞きしたので行ってみました。
ホテルとペンションの側のシラカバが
芽吹いていました。
例年、高天ヶ原では６月に入ってからになります。

また私共の庭の山桜もいつの間にか花を付けて
いました。ほんとうに一ヶ月季節が進んだ
感があります。

今シーズンを振り返って

今シーズンは１２月に大雪が続き、何時もならそう言う年は
１月に入って小康状態が続くのですが稀に見る大雪の年でした。
３月の終わりには、何時になれば消えるのだろうと思われていましたが
４月入り気温が高い状態が続き、雪解けが半端ではありませんでした。
今まで経験した事が無い事でした。今までの経験が通用しない時代になりました。
基本的に気温は上がっていると思います。ただ寒気は今まで通りの寒気が入り込みますので
極端な天気になるのだと思います。
今までは、大雪の年の翌年は小雪と思われていましたが、おそらく来シーズンも
今年と同じような極端な天気が続くと思います。
滑りたいと思ったら無理をしてでも滑らないと、次の保証はありません。

４月が快晴が続いた分１１月は極端に寒い天気が続いてくれればありがたいのです。
１６シーズンまであと７か月です。
１６シーズンはどんなシーズンになるのでしょうか？

岩菅山

恐ろしい事に急斜面の稜線の登山道の雪は消えたようです。
寺小屋にある登山道には足跡がいっぱい残っていました。
この連休登られたお客様が居られたようです。
今年の開山祭は６月７日の予定ですが
この分でいくと例年並みの残雪かもしれません。
因みに登山道の鞍部などに残雪が残っていると
グッチャにならずにかえって歩きやすいです。
おまけに体も冷やしてくれます。

寺小屋スキー場の様子

なんとか３コースは滑れる状態ですが
雪は緩んでいます。
運転室に寄ったら今晩は打ち上げで
明日は全員お休みだそうです。
一冬お疲れ様でした。

明後日からは片づけそして
夏の間は、楽しい楽しい土方仕事が
待っています。

焼額山の様子

焼額も無残に地肌が出まくりです。

一の瀬ファミリーの様子

上部は一か所ピステンの幅しか残っていない箇所が有ります。
それでもこれだけ残っているのは、手抜きをしないで
スノーマシンを動かしたからだと勝手に思っています。

一の瀬ダイヤモンドスキー場の様子

なんとか上から下までは滑れる状態です。
２００７年より酷いと思います。

一の瀬ファミリータンネの森の様子

雪は木の周りから消えていきます。
なんとか滑れるようにピステンで
集めているようです。
タンネは天然雪だけなので
よく持ったと思います。

雪は空気中のチリの回りに結晶を
作りますので不純物が入っています。
スノーマシンの雪は氷です。
家庭の冷凍庫で凍りを作りますと
不純物が混ざった白い部分ができますが
融けるのは白い部分が先に融けます。
同じ理屈です。

高天ヶ原マンモスHNKバーンの様子

雪は厚いのですが一部土を出してしまった
箇所が有ります。一度土を出してしまうと
ピステンでは修復は出来ません。

お約束 高天ヶ原山頂よりの風景

北アルプスはくっきり見えます。
手前が長野市内になるのですが
最高気温２６度の予報が出ています。
きっと暑いと思います。

大沼池の様子

これだけ気温が高く雪解けも進んでいるのに
まだ、凍りついています。いつになれば
コバルトブルーの湖面が見えるのでしょうか?

東館山高山植物園の様子

いつの間にか階段が出始めました。
６月になれば可憐な高山植物をご覧頂けます。

高天ヶ原マンモスモーグルバーンの様子

もはや滑れないと思ったら
滑った痕跡が残っていました。

高天ヶ原マンモススキー場の様子

連休最終日も快晴です。
この連休は４日が一時崩れましたが毎日快晴となりました。
バーンはところどころにアイスバーンが残っている状態です。
しかしこの雪の消え方は初めてです。
雪不足の２００７シーズンの同じくらいの量になりました。

５月６日

天気　快晴　気温８度

今朝も氷点下まで下がりました。
連休最終日も快晴です。

本日で高天ヶ原一の瀬方面はスキー場の営業は終了します。
志賀高原内でも横手山や熊の湯は、まだ営業致しております。
スキーシーズンが終わった寂しさと、何事もなく終了した
安堵感が入り混じります。

これからが本来の志賀高原に戻ります。
国立公園ですしユネスコエコパークです。
冬は白銀の世界ですが、雪が消えると
目の前は一面、水芭蕉の群生地に変わり高山植物が
可憐な花を付けて競うように咲き誇ります。

冬、お見えにお客様も是日、グリーンシーズンの
志賀高原に是非お越しください。
冬とは違う光景がご覧いただけます。