銀うさぎの庭(お人形日記)

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「新・三銃士」第38話

2010-05-16 | テレビ等の感想

NHK教育テレビで放映中の連続人形活劇「新・三銃士」第38話『トレヴィルの遺言』の感想です。
文中の台詞はうろ覚えです。

最初に一言いいですか?
タイトルがものすごくネタバレなのですが……。
もしかしたらトレヴィルが死んだふりをしてアラミスに銃士隊に戻って来るよう偽遺言を伝えるのかとも思ったのですけど。


砲弾の直撃で感情を失っていたポルトスはコクナール夫人の献身的な看病と
プランシェの指圧のおかげですっかり元気になり、快気祝いをしています。
その余りの騒がしさにアトスとダルタニアンは辟易気味です。


ポルトス、意識不明という訳ではなかったのですね…
元気になって良かった!

さて、ロンドンでは。
バッキンガム公暗殺の下手人として追われるボナシュー。(←本当は濡れ衣なのですが)
高い塀際に追い詰められますが、「ボナシュージャンプ」で楽々と飛び越えます。


ボナシュー、忍者ですか!?

宿屋でボナシューが眠っている間にミレディーは外出し、パトリックに捕えられてしまいました。

パリのダルタニアン達の下宿に飛んでくるボナシュー。
何と鬼太郎よろしく鳩に助けられてロンドンから空を飛んできたのです。


恐るべし、鬼才ボナシュー!

ボナシューからミレディー逮捕の知らせを聞いたダルタニアン達はミレディーの救出を決意します。
その為の知恵を授けて貰おうと修道院にお籠り中のアラミスを訪ねますが、アラミスはすげない態度です。

しかし、おサルのプランシェが「一人は皆のために 皆は一人のために」と彫られた巻貝をアラミスの元に置いてきます。
それをじっと見つめるアラミス。


またもや、陰の主役プランシェの功績でしょうか?

宮殿では、リシュリュー枢機卿が再びロシュフォールにダルタニアンの暗殺を命じます。
そしてロシュフォールの元を訪れたトレヴィルとロシュフォールは決闘する事になり、
トレヴィルはロシュフォールの剣に胸を突かれ、倒れます。

そこへ駆けつけるダルタニアン。
虫の息のトレヴィルは、ダルタニアンにダルタニアンの父・ベルトランとロシュフォールの因縁を話し始めます。


今回はボナシューの超人的な活躍にびっくりでした。
ボナシューに託されたアトス宛てのミレディーの手紙には「すてきな夢をありがとう」と書かれていました。
ミレディ―は死を覚悟しているのでしょうか……?

トレヴィルは瀕死ではありますが、まだ亡くなっていないですよね。
もしかしたら、急所を外れているのかも?
来週復活してくれたら嬉しいのですが。


ところで、物語の中頃でトレヴィルの馬屋をルイ13世が訪ねてくるシーンがあります。
戦争のない世の中にする、というルイに、トレヴィルが語った言葉に考えさせられました。

「夜の中から戦をなくす、素晴らしい心掛けです。
しかし、神代の時代から国は戦によって栄えてきた。
武器を捨てた国はよその国からたちまち狙われる。
それによって国が滅ぶ事もある。

平和とは何か、武力なきところに本当の平和はあるのか。すぐに答えは出ない。
陛下、若い者と話し合い、本当の答えを見つけて下さい」


こういうシーンを見ると、やはり子供に薦めたい番組だなあ、と思います。
是非日本の子供たちに見て貰いたい場面でした。


*トップ画像のお人形はベッツィーです。

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