岐阜県医労連へようこそ

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5.29白衣の中央集会の続報

2007年05月31日 | ご報告

キャリアブレインネットが5.29白衣の中央集会の記事を載せていましたので紹介します。

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医師・看護師をふやせ!地域医療をまもれ!こんな願いが込められた「安全・安心の医療と看護の実現を求める5・29白衣の中央集会」が5月29日、東京都千代田区の星陵会館で開かれた。47都道府県から約550人の看護師らが参加。全国各地で医師・看護師などの医療従事者の不足が深刻な社会問題となる中、政府に対策の強化を求める運動に全力を尽くすことを確認するとともに、約100万の国会請願署名を持って全国会議員に事態の改善を要請した。

集会は、日本医療労働組合連合会(日本医労連)・全国大学高専教職員連合(全大教)・日本自治体労働組合総連合(自治労連)でつくる「医師・看護師ふやせ! 5・29『増員署名』国会行動実行委員会」が主催した。高齢社会を迎え、医療や社会保障の充実が国民と医療労働者らの切実な願いとなる反面、医師・看護師などの医療従事者の不足が社会問題化。多くの病院で診療科の閉鎖や病床の縮小、救急医療の後退が起き、地域医療が深刻な事態に陥るほか、過密労働で離職する医師・看護師が後を絶たず、医療そのものが危機に直面している状況を打開するため、医療従事者の大幅増員を実現する集会が開催された。

主催者を代表し、田中千恵子・日本医労連委員長は「この1年で医師・看護師の増員署名が100万筆を超えた。また、全国636の自治体で増員が決議され、57人の国会議員が賛同を表明するなど、世論や政治が変わってきている。運動に自信を持ち、国の医療を安全・安心の制度に改められるよう頑張ろう」などとあいさつした。連帯のために駆けつけたオーストラリア看護連合は「政府は、必要な人に質の高い医療を提供する責任がある。オーストラリアでも従事者は不足しており、ともに闘い続けよう」と激励した。

集会には、過労によって夫や娘を失い、国や勤務先だった病院などを相手に裁判を闘っている遺族も出席。小児科医だった中原利朗さんの妻のり子さんは「一人でも多くの人に医療現場の過酷な実態を知ってもらおうと、各地で講演活動を続けている。一緒に医療現場を改善できるように闘おう」と呼びかけた。また、看護師だった村上優子さんの母・加代子さんも「疲労が極まって倒れた娘が労災でないとは信じられない。医療・看護現場の改善を願っている」と語った。

このほか、医療の現場や地域からの訴えがリレー形式で展開され、愛知県から参加した全日本国立医療労働組合(全医労)に所属する看護師は「署名をしても変わらないという声もあるが、何もしないと変わらない。患者さんから『大変ですね』と言われるが、もっと大変なのは患者さんの方だ。そうした患者さんの気持ちが分かるような看護をしたい」と涙ながらに訴えた。この後、「『医師・看護師をふやせ!』『地域医療をまもれ!』の運動を飛躍させ、国に医療政策を変えさせるよう頑張ろう」などという決意を盛り込んだ集会アピールを採択した。

集会に続き、約550人の出席者はグループごとに分かれ、衆参両院の全国会議員の事務所を回り、医師・看護師増員への協力を求める要請活動を行った。

(2007.5.29キャリアブレインネットhttps://www.cabrain.net/news/article.do?newsId=9220


医師・看護師増員署名 国会へ提出!

2007年05月30日 | 請願・陳情

P5290515 5月29日、「医師・看護師増やせ!安全と安心の医療と看護を求める5.29白衣の中央集会」が東京の星陵会館で行われました。この集会には、全国から550名が参加、岐阜から2名が参加しました。

この集会には、自民党の寺田稔衆議院議員、共産党の小池晃参議院議員が激励に駆けつけました。
午後からは、署名を持って国会議員の要請行動に参加しました。

岐阜県出身の国会議員7名の議員事務所へ訪問、自民党5名(金子一義衆議院議員大野つや子参議院議員松田岩夫参議院議員古屋圭司衆議院議員野田聖子衆議院議員)、民主党2名(園田康博衆議院議員平田健二参議院議員)の事務所に出向きました。

いずれも秘書対応でしたが、医師や看護師不足の問題を深刻に受け止めて頂き、4000筆の署名は、古屋議員、園田議員の事務所が受け付けてくれました。また、平田議員の事務所には、署名を送らせて頂く事になりました。

今後は、国会決議や看護職員確保法、第6次看護師需給見通しなどの改正を目指して運動を広げます。


医労連共済理事会in鎌倉

2007年05月28日 | ご報告

P5240515 5月24日~25日、医労連共済の理事会が鎌倉市の鶴ヶ丘会館で行われた。とりわけ、保険業法の改正を受けて、労働組合による自主共済を守り、発展させる為に飛躍が必要となっている。そういった議論を中心に行った。

P5240520 約2ヶ月に1回のペースで、東京日帰りで開催される理事会は年に1回、慰労を兼ねて1泊で行われる。会議が始まる前、江ノ電に揺られて、鎌倉文学館を訪れた。文学館から海を見下ろすロケーションと、バラ園には癒される。

2日目はあいにくの雨だったが、会議終了後、鎌倉と言えば大仏と、鎌倉の大仏様を見に行った。


平和の薔薇と平和行進

2007年05月22日 | 輪話和コラム

P5240517 輪話和515号コラム

▼可児の花フェスタ記念公園を訪れた。7千品種6万株を超える世界有数のバラ園はこれから6月上旬までが見ごろだそうだ。バラ園は家族連れやカップルなどで賑っていた。▼バラ園を散策中「ピース」いうバラ(写真)を発見した。淡い黄色で花先が紅く、白桃のようなバラである。▼この「ピース」調べてみると、第2次世界大戦末期の1945年にフランス人のメイアンが、亡き母の名をとって「マダム・アントワーヌ・メイアン」と名付けた。▼しかし、ナチスドイツ軍のフランス侵攻により、このバラの栽培が困難になる。追い詰められたメイアンはアメリカ・ドイツ・イタリアのバラ愛好家にこのバラの苗を旅立たせ、母のバラを守ったのである。▼1945年にベルリンが陥落した際、世界平和の願いが込められ、このバラは新たに「ピース」と名づけられた。翌年の国連初総会では、平和のシンボルとして使われたそうだ。▼さて、平和行進の季節がやってきた。平和を願う誰もが参加できる行進は、いまや全国8割の自治体を通過し10万人が参加する歩く平和のシンボルとなっている。▼改憲の動きがますます強まるなか、今年はいつにも増して歩こうと思う。


診療報酬改定で病院の看護師確保6割できず

2007年05月16日 | お知らせ

看護協会が、7対1看護など看護基準の新設に伴う影響を調べた調査結果を読売新聞が報じている。

詳しくは日本看護協会のホームページを参照。

診療報酬改定で病院「争奪戦」の末、看護師確保6割できず  労働条件で勝敗くっきり(5月15日読売新聞)

昨年の診療報酬改定で看護師配置の新基準が導入されたことに伴い、全国の病院を舞台に巻き起こった看護師の“争奪戦”。その行方を日本看護協会が調べたところ、予定していた看護師数を確保できなかった病院が6割近くに上ることがわかった。教育体制などを充実させた病院が確保に成功したのに対し、給与など基本的な条件の悪い病院は苦戦しており、“勝ち組”“負け組”がくっきりと分かれた形だ。

新基準は、「入院患者7人に対し看護師1人(7対1)」という手厚い配置にすると、入院基本料の診療報酬が増額されるというもの。同協会では、この新基準が、今春の看護師採用に与えた影響を調べるため、4月中旬、一般病床を持つ全国3000病院に緊急アンケートを実施。1443病院(48・1%)から有効回答があった。

それによると、4月時点で、必要な看護師数を確保できなかった病院は847施設(58・7%)。確保できた540施設(37・4%)を大幅に上回った。確保できた病院は、その理由として、「教育研修体制の充実」(38・3%)、「夜勤や人員配置など勤務体制の工夫」(38・1%)などを挙げたのに対し、うまくいかなかった病院は「給与」(45・8%)、「病院の知名度」(38・3%)という基本条件を敗因に挙げていた。また、離職が昨年に比べて減少したと答えた病院は、入院患者と看護師の比率を「7対1」にしている病院で37・1%、「10対1」27・6%、「13対1」24・5%、「15対1」21・6%で、看護師配置が多いほど、離職者は少なかった。

日本看護協会では「労働条件を整えれば、看護師は集まる。看護師が来ないと嘆くのではなく、来ない理由を改善する努力が必要」としている。「7対1」基準を巡っては、診療報酬を決める厚生労働省の中央社会保険医療協議会が、「必要ない病院も導入する動きがある」として、来年度の改定で、手厚い看護が必要な入院患者が多い病院に限って認めるよう見直す方針を決めている。


第3回介護セミナー(6/10)のお知らせ

2007年05月10日 | お知らせ

Natchan05_2 岐阜県医労連は、6月10日(日)午前10時~午後4時まで「第3回介護セミナー」を美濃加茂中央公民館にて開催します。

記念講演は小説「老いの風景」で有名な渡辺哲雄さんです。テーマは「介護する側、される側の心理や老いへの心構え」です。

渡辺さんは昨年の秋には愛知でも講演。ユーモアたっぷりのお話ですから、ぜひご参加下さい。午後からは、施設系、通所系、訪問系、グループホームに分かれて交流会です。

参加費は、資料代として500円(医労連組合員は無料)が必要です。

申し込みは、左上の「メール送信」からでもどうぞ。①名前、②施設名、③連絡先、④お弁当の有無 を忘れずにお願いします。

なお、ちらし、申込書は以下を参照して下さい。

「kaigo-semina-bira.pdf」をダウンロード

「kaigo-semina-mousikomi.pdf」をダウンロード 」  


医師・看護師増員署名4000筆を突破

2007年05月10日 | お知らせ

08安全・安心の医療と看護の実現を求める増員署名」は全国で75万筆集まっています。日本医労連は150万筆を目標に取り組んでいます。

岐阜県医労連の署名数は5月10日現在で4060筆となりました。

5月29日は、署名の国会提出行動が予定されています。残り20日あまり、5000筆を目指して頑張りましょう。


「准介護福祉士」に問題あり

2007年05月09日 | ご報告

看護師と同じ道に歩んで欲しくない。「資格の一本化」で介護福祉士のレベルアップを目指すのが法律の主旨ではなかったか?

試験落ちても資格 「准介護福祉士」新設へ

お年寄りなどの介護を中心的に担ってきた介護福祉士とは別に、国家試験の必要がない准介護福祉士という新たな資格が誕生する見通しになった。この資格の新設を盛り込んだ関係法の改正案が、今国会で成立することになったからだ。フィリピン人介護者を受け入れやすくするとの判断もある。現場からは准介護福祉士について「専門職としての位置づけがあやふやで、混乱する」との批判も出ている。

現在、介護福祉士になるには、(1)大学や専門学校など指定の養成校を卒業(2)福祉系高校を卒業するか介護現場で3年以上働き国家試験を受ける、のいずれかの方法がある。しかし、国家試験はここ数年、合格率50%を割っていた。「難易度や質にばらつきが大きい」との批判もあったため、厚生労働省は昨年、見直しに着手し、どのコースでも教育時間を増やし、国家試験を課す「社会福祉士及び介護福祉士法」の改正案をまとめた。

問題をややこしくしたのが昨秋結ばれた日本とフィリピン間の経済連携協定(EPA)の影響。日本への介護者の受け入れを決めたが、日本で働き続けるには、4年間の滞在中に介護福祉士の資格を取ることが条件とされた。だが、試験が義務づけられると、協定時よりハードルが高くなる。

そこで、厚労省は改正法案に、養成校を卒業すれば国家試験を受けなくても落ちても「准介護福祉士」と名乗れるという妥協策を盛り込んだ。介護福祉士の「援護と助言」を受けながら働く。

一方で国が看護分野では、准看護師の養成コースをなくす方向で検討しており、関係者からは「同様な待遇格差を招くおそれがある」という意見が出ている。日本介護福祉士会の石橋真二会長は「現場では、現在でも介護福祉士、ヘルパー、無資格者と様々な人がいる。『准』が入れば、介護の専門性とは何かという疑問を持たれかねない」と心配する。改正法案は4月末、「准介護福祉士制度の5年以内の見直し検討」という付則をつけ、参院を通過し、現在衆院で審議中。

〈キーワード:介護福祉士〉 介護現場の中核的存在で、87年に国家資格となった。ただ、介護施設では看護師などと違い、雇用しても介護報酬への加算がなく、専門性の評価は低い。中央福祉人材センターの05年調査で正規職員求人の平均月収は16万6000円で、非取得の介護職よりわずか6000円高いだけだった(5月9日 アサヒコム)