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平和の薔薇と平和行進

2007年05月22日 | 輪話和コラム

P5240517 輪話和515号コラム

▼可児の花フェスタ記念公園を訪れた。7千品種6万株を超える世界有数のバラ園はこれから6月上旬までが見ごろだそうだ。バラ園は家族連れやカップルなどで賑っていた。▼バラ園を散策中「ピース」いうバラ(写真)を発見した。淡い黄色で花先が紅く、白桃のようなバラである。▼この「ピース」調べてみると、第2次世界大戦末期の1945年にフランス人のメイアンが、亡き母の名をとって「マダム・アントワーヌ・メイアン」と名付けた。▼しかし、ナチスドイツ軍のフランス侵攻により、このバラの栽培が困難になる。追い詰められたメイアンはアメリカ・ドイツ・イタリアのバラ愛好家にこのバラの苗を旅立たせ、母のバラを守ったのである。▼1945年にベルリンが陥落した際、世界平和の願いが込められ、このバラは新たに「ピース」と名づけられた。翌年の国連初総会では、平和のシンボルとして使われたそうだ。▼さて、平和行進の季節がやってきた。平和を願う誰もが参加できる行進は、いまや全国8割の自治体を通過し10万人が参加する歩く平和のシンボルとなっている。▼改憲の動きがますます強まるなか、今年はいつにも増して歩こうと思う。